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アレックスブリッジ:利用ガイド&詳細説明

クスブリッジのリンク: https://app.alexlab.co/bridge

アレックスブリッジ(ALEX Bridge)は、EVMベースのチェーン上に存在するUSDTステーブルコインと、スタックスチェーン上のsUSDTを接続するためのブリッジ機能を提供します。

USDTステーブルコインの時価総額は約838億ドルにのぼり、今後アレックスブリッジを利用することで、USDTの流動性の一部を容易にスタックスネットワークに導入することが可能となります。

目次

  1. アレックスブリッジの利用ガイド

  2. ブロックチェーンブリッジとは

  3. ブロックチェーンブリッジの種類について

  4. アレックスブリッジの安全性について

  5. sUSDTについて

  6. sUSDTを選択した理由

  7. xUSDの適用について

1. アレックスブリッジの使用ガイド

(1) ウェブサイトの「Bridge」ページに移動し、MetamaskとHiro、あるいはXverseウォレットを接続してください。

(2)「From ETH」または「From BSC Mainnet」と表示されている項目に、スタックスチェーンへのブリッジを行いたいUSDTの総量を入力してください。

3. その後、「Wrap」をクリックすれば完了となります。スタックスチェーンからEVMチェーンに移動する場合は「Unwrap」となります。

4. スタックスチェーンとEVM基盤のチェーン間のラッピングには、処理時間が必要となることをご理解ください。

具体的な所要時間は、Confirmのポップアップ画面で「Time to wrap」をご覧いただけます。

さらに、ブリッジ操作に必要な予想手数料が表示されていますので、参考になさってください。発送元となるチェーンによって、手数料が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

2. ブロックチェーンブリッジとは

ブロックチェーンブリッジは、一つのブロックチェーンから別のブロックチェーンへトークンを移行する際に必要なメカニズムです。

大抵の場合、ブロックチェーン資産間で完全な互換性が確保されているわけではなく、StacksがSIP-10標準トークンを、EthereumがERC-20標準を採用していることがその代表例です。ブロックチェーン間の互換性を保証するために、ブロックチェーンブリッジが活用されます。ブリッジを通じて、他のチェーンの資産を反映する合成派生商品の生成が可能になります。

例えば、ブリッジを使ってEthereumからStacksウォレットへUSDTトークンを送信すると、そのウォレットはブリッジによって「ラップ」されたトークンを受け取ることになり、これは対象となるブロックチェーンに適したトークン形式に変換されます(アレックスブリッジの場合、USDTと1:1でペグされたsUSDTラッピングトークンが受け取られます)。

3. ブロックチェーンブリッジの種類

ブリッジは主にカストディアル(中央集権的または信頼基盤)とノンカストディアル(分散型または信頼不要)の二種類に分けられます。この分類は、ブリッジされた資産が誰によって管理されるかに基づいています。

アレックスブリッジはカストディアル型で、USDTはEthereumのマルチシグネチャスマートコントラクトを通じてアレックスによってsUSDTにラップされます。ブリッジは双方向性を持っており、StacksとEthereum間で自由な資産移動が可能です。

4. アレックスブリッジのセキュリティ

他の暗号通貨技術と同様、ブロックチェーンブリッジは中央集権型であろうと分散型であろうと、必ず一定のリスクが存在します。実際に、最近リリースされた分散型ブリッジは、まだ充分なテストが行われていないため、悪用の対象となり得ます。

ユーザーはイーサリアムおよびスタックスのウォレットアドレスを両方とも提供しなければなりません。$USDTは$sUSDTへとラッピングされ、また$sUSDTは$USDTへとアンラッピングされます。この過程において、アレックスは微量の取引手数料を受け取ります。そして、これらのトークンはアレックスによりイーサリアムのマルチシグネチャーウォレットで保管されます。

アレックスブリッジは非常に慎重なテストを経てリリースされ、以下のような広範なセキュリティ対策が取られました。

  1. 既に10,000人以上が登録したインセンティブ付きのテストネットが行われました。バグを見つけたり、より良いUI/UXを提案したコミュニティメンバーには報酬が提供されました。

  2. ImmuneFiと共同で、大きな報酬を伴うバグバウンティも実施しました。

  3. ブリッジのコードは、メインネットが運用を開始する前に、第三者によるセキュリティ監査を受けました。

ラッピングとアンラッピングの承認は、両チェーンのトランザクションを監視し、トランザクションの妥当性を検証するバリデータによって実行されます。

厳密かつ綿密なテストを通じて、安定した、使いやすいブリッジをスタックスレイヤーにリリースしました。

5. sUSDTの紹介

新規ユーザーにとって、中央集権型取引所(CEX)を通じてエコシステムに参加する必要性は、手間を伴う場合があります。その問題を解決し、そしてビットコインのレイヤーやプロトコルに対する関心が急速に高まる中、アレックスブリッジが開発されました。

アレックスブリッジの実装をよりシンプルにするため、sUSDT(イーサリアム上のUSDTをスタックスチェーンにラップしたステーブルコイン)を直接リリース しました。

アレックスブリッジは、まずUSDTとsUSDTのブリッジを立ち上げ、その後、徐々に他のトークンも追加していく予定です。 イーサリアムの流動性をアレックスに結びつけることは、ビットコインの価値をマルチチェーン環境にもたらし、全ての暗号通貨ユーザーがビットコインの支払いを安全に利用できるようにする重要な一歩となります。

6. sUSDTを選択した理由

今年の3月にUSDCがペッグ(価値連動)を解除されたことから、ユーザーは自分が保有するステーブルコインを自由に選べるべきだと考えています。

現時点では、テザーは時価総額が838億ドルを超え、ビットコインとイーサリアムに次いで世界で三番目に大きい暗号通貨となっています。 sUSDTは、ERC20-USDT(テザー)をStacksチェーンにラップする形で提供されます。

7. xUSDの適応について

xUSDはトークンソフト (TokenSoft)によって提供されるラップされたUSDCのステーブルコインで、これからも引き続き利用される予定です。

アレックスは既にAMM DEXにxUSD/sUSDTのステーブルスワッププールを追加しました。

また、将来的には、アレックスのB20オーダーブックでも、これら二つのステーブルコインをどちらも担保として使えるようアップグレードを計画しています。


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