浜松市に住んでみて分かった10のコト
夫の転勤ですが2年前まで10年近く住みました。
浜松駅から車で10分の地域に住んでました。
これから浜松市に引越す方など、ご参考になればと思います。
また、浜松市でも新興住宅街は、あんまり当てはまらないと思います。
それでは、長々と参りましょう
浜松市に住んでみて、
1.自治会編
盆供や訃報…対応が凄まじい
自治会としての住みやすさ ★☆☆☆☆
残念ながら、ご町内関係の自治会、子供会が有り得なく大変でした為、総合評価は★1となりました…
簡単に纏めると、自治会が大変です…
コロナ禍で、地方移住が注目されてまして、何故か浜松市も挙げられていました。
しかし、子育て世代が働きやすいというのは、断じて違いました。
学校の先生や町内が、
〜子供が帰ったらお母さんは家に居るもの〜
まだまだ、これが正論で通ってる地域です。
それでは、浜松市あるある自治会、いってみましょう
班長や組長、婦人会役員、子供会など、年間スケジュールを渡されますが、週末は何かの係に当たるため、半日以上ボランティーアで潰れます
殆ど毎週末。
又、平日も夜に集まりがあります
又、役員に当たらない時でも、下記の事は常々発生します
又、高齢社会の為、毎月、訃報があります。
同じ組内、班内で亡くなった方ができると、仕事休んでエプロン付けて午前中から通夜の準備、そのあとお手伝いがあります。翌日の葬式ももちろん参列です。
(組は20組程あり、1組の中に10班〜16班程あります、1班多ければ15件程あります、住んでいた町内は5000世帯程確かありました。)
なので、どこのどなたかがお亡くなりになられたかなんて、毎回の事でしたが全く分かりませんでした。
A4のプリントに訃報とタイトルのある紙が各自宅のポスト又は手渡しで早急に回ってきます。
又、班長や組長にあたってると、このプリントを確実に回さなければなりません。
内容は、
◯組◯班 町内太郎 様 78歳
◯月◯日に急逝
通夜は自宅で執り行います…
葬式はドコドコで何時から…
等と記載があります。
また、「御霊前」の準備は必ず必要です。
だいたい3000円程包めば良いと思います。
私の会社は本社が東京の為、あまり浜松市出身の方が静岡支部にもおりませんでした。
町内の仕組みを説明して、仕事休んで手伝いに行かないと不味い雰囲気だと連絡したら、
「身内でもなくて町内で特に親密に付き合いがあったでも無いんでしょ?…意味が分かんない…。何で通夜の手伝いを朝から行く⁈そんなんで仕事休まれたらたまったもんじゃないぞ」
と、上長から笑われまして、許可がおりませんでした。
なので通夜手伝いは休みまして、そしたら同じ班内の数人の奥様方からもうもうと非難があがりました。
この時、毎度お馴染みで言われる言葉が、
「やっぱり他所から来た人だからね…分かんないんだね!」
「普通、町内で訃報があったら奥さんが手伝いに行く。当たり前でしょ?アンタの住んでた所ではそんな事もしないの?やっぱり他所もの」
特に、「よそ者」という言葉は、彼等は普通に使います。
私は神経図太いほうなので、知らん顔しましたが。
別の班にご主人の転勤で引っ越してきた奥さんは、あんまりにも住み難い町内だと悩んでて、急性の胃腸炎になり入院、その後は、大平台という新興住宅街に引っ越していきました。
又、浜松市の人はけっこうハッキリと物言います。
関東に近いから関西ほどでは無いかなと思ってましたが、しっかり私は私で理由を述べましょう。
話は戻りまして、
翌日の夜間の葬式は参列しました。
また、初盆にはそのお宅に「盆供」と言った、この地方独特の習慣があるため、喪服を着てそのお宅にお邪魔をし、御仏壇にお線香をあげたり、来ている他の方々とお話ししたりします。
葬式の参列と、盆供はちゃんと行きました。
これは行かないと絶対に不味い事になります。
とにかく遠州地域の方々はお金を掛けて故人を讃えます。
また、浜松市の90%の方が、盆供は全国共通とマジで思い込んでます。知らないと本当に世間知らずな奥さんになります。笑
2.自治会編
・自治会を抜ける事は?
・町内電話帳
自治会を抜ける事は浜松市の地域では絶対に出来ません。
自治会でも古くからの旧家の方々が、各ゴミ捨て場を綺麗に修繕してくれたり管理しています。
自治会を抜けると、ゴミ捨て場は使えません。
また、町内全員が載った電話帳があります。記載したくないという理由は絶対に通りません。
そして、町内会に入りたく無いと言う人を彼等は絶対に嫌がりますし、あの手この手で攻めてきます。
3.浜松祭り編
祭りに絡む子供会は死ぬ程大変
浜松祭の楽しさ ★☆☆☆☆
浜松祭の騒がしさ ★★★★★
浜松祭の大変さ ★★★★★
子供会の大変さ ★★★★★
はい、何故こんな評価になったかというと、
浜松祭を先ずは楽しめなかった点が大きいです。
そして↑の祭りの人達の写真
何故か、浜松祭りでは写真撮るよ!となると、拳を両腕上げて、どっかのボクサーみたいなポーズを必ず皆さんされます。謎です。
それでは、浜松祭りについて説明しましょう。
ゴールデンウィーク期間中の子供の日を含む3日4晩がお祭にあたります。
先ず、子供の誕生をお祝いしてのお祭となる為、神事ではありません。この地域独特のお祭りです。
何をするの?と言うと、
長くなりますが以下、
子供さんが産まれたお宅に、ご町内の祭り関係者が、
「初御祝い」に参加しませんかとお誘いがあります。
私が、転勤してきて、ちょうど子供の出産がありましたので、お誘いがありました。
又、初子とありますが、第二子、第三子でも何回でも出来ます。
とにかく浜松市は子沢山です。
理由は、この地域の言い方で言う、
じいじ、ばあば達がお金をしっかりと養育期間中注いでくれています。お母さん方でフルタイムで仕事してる人は殆ど居ませんでした。
子供のお友達にも、じいじ、ばあばが毎年、夏はディズニー代を全部出してくれる、春休みはユニバ。
こんなご家庭がけっこう居ました。
羨ましいですね…。
また、当時の私は浜松祭を知らなかったので、かなり軽いモノと勝手に決め込んでいました。
町内の方に内容を聞くと、
先ず、子供が大きく育ち病気もなく元気に育つ為に、その子供さんのオリジナルの大凧を作成して、浜松のからっ風に乗せて揚げます。
この話だけ聞くと、良いモノだな〜とイメージが最初はありました。
これは、凧場と言われる海岸近くで朝から夕方までずっと盛り上がって凧揚げしてます。
ちなみに祭りの男性陣は、昼前には真っ赤の赤ら顔です(祝酒で)男性陣というより、酔っ払いですね
それで、子供会のお母さん達は、子供達が凧場で迷惑かけないように見張ったり面倒みてますが、お酒で顔真っ赤にしてる祭の男衆に迷惑かけちゃ駄目だ、気を使わないとダメだ…と、
なんか変な雰囲気でした。
だって彼等、もう顔真っ赤のただの呑兵衛です
祭り衆の人達は、お酒のんで美味しい食べ物食べてますが、子供会のお母さん達は何時間も何時間も外で大勢の子供達を見張ってるのに、コンビニのおにぎりが2〜3個。
皆さん、同じ町費を払ってますし、特に浜松祭はこの高めの町費から、祭りでのお酒やビールが沢山用意されます。
それでも、
〜浜松祭りでも子供会は子供会の費用で賄え〜
だそうです。
えっ?子供のお祭りなんですよね…?
ちなみに、婦人会で役にあたると、前祝いの飲み会の時に、男性陣のお酌係になります。私もしたので…
また、法被や足袋、提灯など、持っていなければ借りないといけないですし、これが買う事になると最低でも3万はみておかないと難しいです。
法被と提灯がとても高いので…確か、提灯は1人5000円でした。どこかで大量発注かけただけの多分500円くらいで売ってる簡易式の提灯なんですが
きっと、祭典費用に回ってるんだろうと、他のお母さん方の話で聞きました。
脱線しましたが、
その、大凧の作成をして、
更に、1日目から、各町内が屋台という大きな大きな物を引っ張って、夕方から10時くらいまで、お囃子の音を響かせながら町内を回ります。
又、最終日は街中に終結しまして、屋台だらけになります。
国道1号線も封鎖です、封鎖されて停まってる車からは毎度ブーイングですが、浜松祭りの彼等には命よりも大切なんです、浜松祭りが
また、回りながら、初子祝いのお宅に寄り、お囃子隊の子供達、男衆、子供会のお母さん、その他いろんな方々がそのお宅に上がります。
なので、初子祝いのお家は、ざっと最低でも30人以上のお祝い用のお食事を用意しなければなりません。
また、子供のお祭りですので、子供達にお菓子も持たせたりします。
町内の人からは、40万もあれば大丈夫ですよ。と聞かされました。
引っ越してきて半年も経ってなく、お祭りの話を町内の人がやってきて、聴いてみたら40万とりあえず用意しろと…
なんかの悪徳商法⁈と混乱しまして、とりあえず帰ってもらいました。
近所のお婆さんで、よく私が町内に不慣れな事を聞いてくれていた方がいたので、
(ゼルダのBotWに出てくる100年後のインパの様な方でした)急いで聞きに行きました。
そしたら事実ということが分かりましたので、先ずは安心しました。いや、安心して良いのか⁈
ただ、そのお婆さんが言うには、
〜凧作るのもお金要るんだよ?、それで屋台引っ張ってくる人間にお祝い用の食事出して、アンタ40万なんて嘘だよ。そんな安い訳ないじゃん。最低でも80万かかるよ。〜
怖くなったので、主人に事情を説明して、お祭りの初子祝いは参加しないし、寄付もしない事を伝えました。
近所のそのインパお婆さん談では、寄付は祭り好きや大地主にやらせてたら良いとの事です。
1回でも寄付すると、延々と毎年、町内の寄付係がやってくるので、注意が必要です。
そのお婆さんも、代々その地域に住んでる方で、積水ハウスの3階建ての立派なお家でエレベーターまでついてました。地方の地主さんは本当にお金を持っています。
寄付は最低でも数万単位からなので、気持ち程度の3000円とかは受け付けてないそうです。
続きは、後日となります。お楽しみに