一条工務店宿泊体験
2024/03/22 宿泊体験
元々3/15予定だったのが1週間先延ばしになった。
窓ガラスが割れて修理する事になったらしい。何があったの。
宿泊体験は人気企画のようで、週末は抽選になり、数ヶ月先まで予約が埋まっていることもあるらしい。
そんな事情を知っていたのに私は早目に割り当ててもらえたため、見えない政治力が働いているような気がしないでもない。仮契約済ませていたからかも。
この日は16時くらいには仕事を終えて、約束の時間に展示場へ向かった。鍵の受け渡しや設備の説明をしてくれるらしい。IHやエコキュートなんて使ったことないのでありがたい。
展示場
担当者と落ち合う前に、事前に責任者と会わせたいと聞かされており、打ち合わせ部屋で待つ事に。
実はこの1週間前に、購入時期を1年先に延期したいと打診していた。
仮契約時の図面を改めて見ていると、間口が6マス程度(5.4m)程しかなく、メジャーで測ってみると随分小さな印象を持ってしまった。ただ、奥行きは約11.5マス程度で坪数は約30坪。
縦長長方形のような形。
営業担当者は30坪の家は小さくないと主張するものの根拠が伝わってこないので、夜な夜な近所の住宅前で両手を広げて測って検証していた(所作がかなり怪しい)。
やはり間口は7~8mあるのが一般的で、そのくらいだと立派な一軒家に見える。現在の計画から拡張するには坪数を増やすか間取りを変更する必要があり、単純な坪数増加の場合、予算オーバーの可能性がある。
昨年の源泉徴収額が転職して1年ほどだったので、諸事情により今年の方が源泉徴収額は多くなる見込み。
よって今年1年分の収入でローン審査出した方が有利になるよね、ということで1年先延ばしを打診してみた。
そもそも仮契約時にガレージしか見てなくて、各部屋の帖数なんて気にしていなかったのもあり、今頃家の小ささに気付いたのが悪い。
それに仮契約時の図面は他人のものである。自分のオーダー図面ならともかく、考慮不足だった。
この件は宿泊体験日よりもっと前に展示場で会話させて欲しいと言われていた。断ったけど。
どの程度の坪数増加であれば満足いく間口になるのか平面図を書いてみると、1, 2坪程アップで効果を得られた。
営業担当者にはどのくらいの費用増になりそうか超概算で回答をもらい、何とかなるかということでわざわざ打ち合わせする程でもないと判断し、キャンセルさせてもらった。
だって平日19:30に展示場に来てくれ、とか移動が面倒くさい。営業担当者も残業することになるし。
といった経緯があり、時間を割いてもらうのも申し訳ないので対面の打ち合わせを断っていた矢先の出来事だった。
しばらく待っていると責任者の方がいらっしゃって、名刺を頂いた。柔らかい笑顔でとても腰の低い方だった。建物の大きさと資金面で不安を感じさせて申し訳ないと言う事だった。
何でも他のお客は自分で図面を引く人がいないらしく、設計で一緒に進めていくらしい。
そんなやり方で自分の求めるものになるのか?と甚だ疑問なので、私は検証しておいて良かった。
この辺りから、一条工務店は要望等の細かいヒアリングや提案はしないスタンスなのだと理解してきた。
この時点では私と設計士間でやり取りはないのだけど、2x4工法(ツーバイフォー)の制約や構造上の問題により、出来る事が限られるため設計士も自由な提案をしづらいのかもしれない予感がしてきた。
注文住宅ではあるけれどある程度決まったパターン間取りに落ち着くのも頷ける。ここにきて外観だけでなく内装まで似通ってきそうな気配が漂ってきた。
自分で理想の家イメージがあっても言語や文章、図示で具体化出来ない私のようなタイプには相性が悪い。その場で間取りやパースを描いてくれたり、アイデアベースで提案してくれるHMに相談する方が良いのだろう。
と、ここいらで時間も結構経ってしまったので、宿泊体験宅へ移動することに。3月末に差し掛かろうというのに外は超寒い。
宿泊体験
宿泊宅は展示場から徒歩圏にあるので、営業担当者と歩いて行った。途中、先日案内してもらったスタッフの話になった。後輩だったようで、めちゃくちゃ慕われてますね、と伝えると破顔していた。
後輩の話に花を咲かせているとすぐに到着し、各設備の使い方を教わる。
食費は後日、予算内で領収書を切ってもらえるらしく、アイスクリームとか買っていいですよと伝えられ、ちょっとテンションが上がる。ゴディバを買った。
内装はSNS等に写真公開はしないようにとだったので、ここからは感想を書いていく。
床暖房
本当に快適。3月なのに最高気温は1桁で、営業担当者もダウンジャケットを着ていたくらい寒かった。そういえばアレ、モンベルだったな。
担当者が帰って私1人になると、Tシャツパンイチになっていた。本当にどの部屋も暖かい。エアコンは点けていない。
L字型LDK
計20畳の割にあまり広く感じなかったので、L字型は不採用としよう。アイランドキッチンはやはり左右どちらからもアプローチ出来るので動線が良かった。吹き抜けは無い。
IHは十分な火力があり、米を炊くのも問題なかった。
食洗機も使ってみたかったけど洗剤を入れる場所が分からなくて断念した。後から聞くとどこでも良かったらしい。
風呂
脱衣所や風呂床も床暖房が付いてるので寒い時は本当に快適。
風呂は蓋を閉めておくと6h経過で1℃程度しか下がらないそう。朝風呂チャレンジしたら入れなくはなかった。追い焚きした。
トイレ
扉を開けると排気口が自動で開いてファンが回るようになっていた。扉の開け閉めを感知しているのだろうか。
2F
洋室x2と寝室、バルコニー。寝室8帖は結構広く感じたので可能ならこのくらいにしたい。
バルコニーは壁内側もタイル張りで全然汚れが目立たなかった。内側はサイディングになるものだと思ってた。この家は築10年くらい経っているとかだったのでハイドロテクトタイルのセルフクリーニング効果は中々のもの。
正直、バルコニーは使うつもりないのだけど坪単価が半額になるので、良く採用されるらしい。玄関上屋根として設置される事も多い。
似たような住宅だと、玄関屋根とは別にバルコニーのある、2バルコニー住宅をチラホラ見たことがあったので、私は取って付けた印象を持った。掃除や防水メンテナスの手間が増えるし、もう少し工夫出来ないものだろうか。
音漏れ
機密性が高いことの副産物として、防音効果もある。室内でB&OのBTスピーカーをMAX音量にして、玄関外に出てみるも何も聞こえない。
翌朝、雨が降っていたのにも気づかなかったほど。
体験後
一晩過ごした結果、住むにはとても快適である事が分かった。全館空調、床暖房の効果が素晴らしい。
宿泊宅はi-smartだったので、グランスマートでも同様の体験になるだろう。
翌朝、営業担当者が訪問してくれ、鍵の返却と要望を書き込んだ図面を渡して帰路につく。
折角なので合宿と言わんばかりに内装を見ながら、夜中までかかって、図面にあれこれ書いてみた。
次回は他社HMのお話。