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お花屋さんになるにはどうすればいいの?お花屋さんに向いてる人ってどんな人?
こんにちは フラワーデザイナーのおいも3です。
お花屋さんで働いてみたいけど、他の仕事に比べると専門職のイメージがあり、自分にできるか不安でなかなか踏み切れないって思っている方いませんか?
実際、私がなぜ花屋を20年以上続けられたのかを交えながら、お花屋さんの仕事がどんなものなのかを解説していきたいと思います。
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お花屋さんになるにはどうしたらいいの?
結論から言えば、「求人に応募しましょう。」になります。
「とりあえずバイトでもいい」という人も
「将来的には自分の店をもちたい」という人も、まずはここからになります。
しかし、この「求人に応募する」事よりも不安が勝ってしまってなかなか踏み切れない方も多いですよね。
・資格は必要?
お花の資格といえばNFD(公益社団法人日本フラワーデザイナー協会)が有名ですが、こういった資格を必ず持っていなければいけない訳ではありません。
「未経験OK」の求人も多いので、資格や経験がなくても働くことはできます。資格を持っていても就業経験がなければ未経験と同じです。もちろん、資格や経験がある方は即戦力になるので重宝されますが、お花屋さん側からすると、資格や経験以上にシフトにどれだけ入ってくれるかが重要だったりします。
週に4~5日入ってくれる人はそれだけ成長が速いですし、週に1日しか入れない人は、どうしても雑用メインになってしまいます。
どの仕事もそうですが、仕事はやりながら覚えていけば大丈夫です。知識や技術もやる気と元気があれば習得できます。
私自身、オリエンタルユリとテッポウユリの区別がつかないようなまったくの未経験から働き始めました。資格も、働き始めてから通い始めたアレンジメント教室の協会の講師資格だけで、NFDも生け花の経験もありません。
それでも花屋で20年以上働けています。
・車の免許はあったほうがいい
私が「お花屋さんになりたい」と思い立ってまずやったことは、車の免許を取得することでした。私は24歳まで車の免許を持っていなかったのですが、最初にお花屋さんに応募した際に、車の免許がなかったので面接もしてもらえませんでした。
「やっぱり免許は必須か」と思い、それからすぐに教習所に申し込み2週間で免許を取得しました。ある意味、お花の資格よりも必要な資格かもしれません。
お花屋さんにもよりますが、私が今働いている所は制作スタッフと配達スタッフが分かれているため、製作スタッフで応募する場合、運転免許は必須ではありません。しかし、繁忙期などはどうしても製作スタッフも配達に回らなければいけなかったりするので、運転免許はあったほうが無難です。
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お花屋さんに向いている人ってどんな人?
お花が好き
邪魔くさいことを率先してやれる人
根性がある人
柔軟に考えられる人
コミュニケーションが取れる人
向上心がある人
ざっとあげてこんな感じです。
一つずつ見ていきましょう。
・お花が好き
お花が好きなことは言わずもがなですが、ただ好きではなくお花に対しての知識欲があればなおよしです。お花は生き物なので、どういった保管方法がいいのかとか、品種だったり水揚げ方法だったり、職場で教えてもらえることも多いですが、自ら進んで調べていける人は覚えるのも早くなります。
・邪魔くさいことを率先してやれる人
仕入れた花の水揚げ、お花の水換え、バケツの洗浄、回収してきたお花の処理など、お花屋さんの仕事はお花を作る以上にこういった作業におわれます。こういった作業を邪魔くさがらずに率先してやれる人は重宝されます。
・根性がある人
お花屋さんの仕事は見た目以上に「きつい」と言われます。確かに基本立ちっぱなしだし、体は冷え、重たいものも持つ必要があります。
しかし、私が思うに大したことはありません。
足が疲れてくれば少し座って休憩すればいい、体が冷える場合は防寒をしっかりすれば問題なし。重たいものは気づけば慣れていますし、女性がどうしても持てないものは男性スタッフにお願いする。
私は花粉症で肌も荒れやすいですが、マスクと手袋して作業しています。自分の対策次第でどうにかなります。
一番大変なのは繁忙期です。繁忙期になると定時に終われたらラッキーな方で、日によっては早朝から深夜までほぼ休憩無しで作業します。そんな時は「根性」で乗りきるしかありません。
・柔軟に考えられる人
いざ、お花屋さんで働き始めると、あなたはお店の商品を作ることになります。自分のこだわりが強いとお店の商品ではなく自分の作品を作りがちです。
お客様の好みも様々なので、時には自分のセンスを押し殺してお客様の要望の物を作らないといけないこともあります。
そういった事に柔軟に考えられる人は向いていると言えます。
・コミュニケーションが取れる人
従業員やお客様に対してもコミュニケーションを円滑に取れる人はそれだけで戦力になります。
お花の制作をしながら、接客だったり電話で注文を受けることもあります。案外そういった業務に時間を取られることがあり、製作がなかなか進まないこともよくあります。
お花はまだ作れない時でも、お客様の要望をしっかりと聞け、疑問点も質問できれば、お客様の対応をまかせられるので、お店側としてはとても助かります。
従業員同士の連絡事項のやり取りも多いので、そういったことを問題なくできる人は向いています。
・向上心がある人
常に向上心がある人は成長が速く、頼れる存在になります。
向上心がない人はある程度のレベルまでは行けますが、そこからの成長が止まってしまいます。
私は、お花のデザインや技術の習得、自分のレベルアップには限界がないと思っています。
まだまだ私が知らないこともありますし、自分よりも経験が少ない若い人が作ったアレンジメントを見て「素敵だな。凄いな。」と思うこともよくあります。まだまだ自分にももっと奇麗なアレンジメントや花束を作れるんじゃないかと日々模索中です。そう思わせてくれるお花の世界だからこそ飽きずに続けられていると思っています。
これらを全て網羅している必要はありません。
1つでも当てはまっていれば充分お花屋さんで戦力になります。
お花の技術の習得はある程度時間がかかるものなので、まずは自分ができることを精一杯やってみましょう。
まとめ
「お花屋さんをやってみたい!」という強い気持ちがあれば、未経験でも思い切って求人に応募してみましょう。
お花屋さんは職人気質で専門職のようなイメージがあるかもしれません。
しかし、普通の仕事と同じで一から覚えていけばできるようになっていきます。
その先に、素敵なアレンジや花束を作れた時の嬉しさや、お客様から「ありがとう」言ってもらえた時の喜びが待っています。