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行政書士として生きるために学ぶべきこと— 専門知識より大切なものとは?
学んだこと vs. 実際に役立ったこと
行政書士として独立開業するにあたり、業務に関する専門書をいくつも購入した。しかし、正直なところ、それらを熟読することはほとんどなかった。許認可申請に関しては、関係機関のホームページを見れば必要な情報は揃っているし、最近では動画で解説されているものも多い。場合によっては、相談者の方がすでに詳しく調べていて、私よりも知識を持っていることすらある。
そう考えると、専門知識を詰め込むことが本当に必要なのかという疑問が湧いてくる。もちろん、基礎的な知識は必要だが、それだけで仕事が成り立つわけではない。では、私たちは何を勉強すればよいのだろうか?
学ぶべきものは専門知識だけではない
独立開業したら、まず直面するのは 「集客」 という問題だ。どんなに知識があっても、お客様がいなければ仕事にならない。だからこそ、私は開業当初、集客のためのセミナーに参加した。
しかし、そのとき私の目に留まったのは 「セミナー講師になるためのセミナー」 だった。なぜか心惹かれ、思い切って参加してみることにした。そこで出会った仲間たちとの交流が、大きな刺激となった。
「俺にもできる。」
そう思えた瞬間、自分の可能性が一気に広がった。専門知識を磨くことも大切だが、それ以上に 「自分が何者なのか」 を自覚することが、独立して生きていくうえで重要だと気づいた。
なぜ専門外の学びが役立つのか?
私は、行政書士としての業務に関する研修ではなく、 「自分の幅を広げるためのセミナー」 を積極的に選んだ。これは、イギリス・マンチェスターへの留学が実現していたら得られたであろう経験を、別の形で補おうとした結果だった。
そして、これが 大いに役立った 。
学んだことは、単なる知識ではなく 「生きるための指針」 になった。専門知識は必要に応じて身につければいい。しかし、自分自身をどう表現し、どう仕事をつくっていくかという マインドセット や スキル は、何よりも重要だ。
これから独立を考える人へ
これから独立開業を考えている人に伝えたいことがある。
業務の知識だけを勉強するのではなく、それ以外の学びにも目を向けてほしい。
人と出会い、新しい価値観を知ること。
自分の可能性を広げること。
仕事に直結しなくても、そうした経験が最終的には自分を支えてくれる。
私は、そう確信している。
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