NPOというか慈善団体というか。
みなさんどうも、昨日から言葉にならない、したくない気持ちを悶々と抱えているバンカーショットです。
今回は、11/9に発表された佐々木朗希投手のポスティングについてです。
それぞれの視点で
第一報を見て
まず始めに、しんどすぎます。
「マジかよ、馬鹿じゃないの!?」と思わず天を仰いでしまいました。
球団になんのメリットもないし、優勝する気がないのを世界に発信しているも同然じゃないか、と。
憶測同然だった数々の報道を擁護していましたが、身体の力が抜けそうになりました。
佐々木投手自身はメジャー挑戦の意思を口にしていて、それ自体は非難しません。
ただ、「この成績で申請出すの?」「え?球団許可しちゃうの?」とは思ってしまいました。
佐々木投手視点
佐々木投手としては、23歳という年齢でアメリカへ行けるというのは大きなメリットでしょう。
マイナー契約のため、マネーゲームにならず色々なチームの意見を聞けるのもまた良い点かと(ボーナスプール含めて実際はドジャースがかなり有利らしいですが)。
その一方で、2年待てば-25歳になっていれば-大金を得られたのは間違いないはず。
仮に今後も怪我で離脱したとしても、ポテンシャルは我々の知るとおりなので総額1億ドルは軽く超えていたでしょう。
ただしそのポテンシャルというのも個人的には疑問が生じて、
今年は160キロオーバーの直球を見た覚えがほとんどないんですよね。
やけにスライダーを多投していたイメージ。
来年からメジャーに行く前提で省エネ投法だったと、今になればそうかもしれません。
規定投球回数に一度も達していませんし、肘や肩以外とはいえ怪我をしがちな点を払拭してからでも良かったのではないでしょうか。
MLBでガラスのエースなんてDFAよ?
マリーンズ視点
未だに理解ができない動きです。
タダ同然の莫大なポスティングフィーもなければ、チームの大幅な弱体化。
何らかの表にできないことがあったとしか考えられません。
密約だったり裏金だったり。
なんのメリットもなく、タイトル通り慈善事業をやっているのでしょうか?
男気でも意思の尊重でもないですよ、こんなの。
強いて言うなら、「変な報道に踊らされずに済む・ピリオドが一旦打たれる」
ということくらいでしょうか。
ただしその一方で、「佐々木投手が抜けた穴埋め」が発生するかと言われると案外そうでもない気はします。
確かに投げているボールやWARは凄まじいですが、稼働率(イニング数)は120イニングくらい。
山本投手や(彼も故障が多かったとはいえ)千賀投手ほど大きな穴ではないかな、と。
そもそも、例年もシーズン中から穴埋めせざるを得なかったわけですし…。
良くも悪くも、退団して順位が大きく下がる存在ではないと思います。
MLB30球団視点
23歳で市場に出る以上、資金に関係なくどの球団にもチャンスがあります。
肩や肘の怪我はしていないため、その点は好材料。
それ以外の場所の怪我が多く規定投球回は投げていませんが、
かえって肩肘を消耗していないと言えるかも?
ファン視点(主にマリーンズ)
心の底から応援できる人は素晴らしいと思います。
あるいは、「佐々木投手のファン」であって「マリーンズファン」ではないのかな?
私は正直、一報を見た時点では無理でした。
「頑張ってこい」とは思えなかった。
フロントには突っぱねる権利もあったのに、なぜ行使しなかったのか。
起こってしまったことは仕方ない主義とはいえ、堪えましたから。
「マリーンズに優勝のためのビジョンはないのかな?」と、そこに呆れてしまったのが本音です。
25歳になって、規定投球回到達なりタイトル獲得なりしていれば、
ポスティングフィーで補強なども可能になるのでそれ以降なら…と思っていた。
しかし、現実は2024年オフにポスティングとなりました。
残念というか悲しいというか、いい感情でないことは確かです。
獲得球団
大本命
99%ドジャースです。
もはやドジャースじゃない理由が見当たらない。
・強いチーム(2024年ワールドチャンピオン)
・先発が課題
・大谷翔平・山本由伸が在籍(長期契約)
・温暖な気候と言われる西海岸のチーム
・ボーナスプール(海外選手に使える契約金)が現在一番多いのがドジャース
一応それ以外の球団にもチャンスがありますが、
考えれば考えるほどドジャースなんですよねぇ…。
対抗球団
大谷選手の時も、全くの予想外だったエンゼルスだったので分かりません。日本人選手がいるという意味では、カブスとメッツも候補に挙げられそう。
サプライズは起こるのか、果たして。
行くからには応援すると思う。
なんだかんだ言って、挑戦が決まった以上止められないし止まることはありません。
傷?が癒えるのに時間はかかるかもしれませんが、
それはそれ、これはこれ、と、行くからにはやってほしいです。
物事は捉え方次第なので。
ではでは。