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みんな変わってしまった世界で、たったひとり"超特急"としてみんなの記憶を取り戻そうとするカイくん
超特急2024年春ツアー、Rail is Beautiful。まぁチケットが取れなかった。
なんと今ツアーにてFC自名義で取れたチケット、(夢8/キラリ)なんとゼロである。
そんな中ありがたいことに同行者が当ててくれていたお陰で乗車が叶ったのだが、個人的に気になり続けているパートがひとつある。
それは、Rail is Beautifulステーションメドレーである。
最初はセンター曲『POLICEMEN』で登場するシーンをひたすら楽しんでいる姿に心奪われまくりだったのだが、
複数公演見ているうちに気づいてしまったのである。
…『超特急、カイですよー!』なぜ自己紹介するのか、という引っかかりに。
ほかの8人はこのパートでは登場から最後まで自身が誰であるかを名乗らず終えるために
別人格として生きているように思えるのだが、ひとりだけわざわざ『超特急』の『カイ』であることを絶対に名乗っていくのである。
(文章の読みやすさを考慮した上でメンバー名は敬称略なのでご了承ください。)
気づいてしまった。
この名乗りが入るシーンは『POLICEMEN』のイントロ。
楽曲と共に現れ突然自己紹介をして加わってくるのである。
そして周りのメンバーはそれに対して『カイ(くん)だ!』となるわけでもなく、警察の人しての扱いをするので
おそらくここでは≪超特急≫という存在への認識はないように感じた。
ここからは筆者の妄想を過度に含んだ考察であるためそれを了承の上読み進めてほしい。
考察といっても「なぜ」思い出させようとしているのかに対する考察、とかは特にない。
そう感じた、という点を拾っていくだけなので勘弁してほしい。
すべてはここからはじまる
ここのパートではユーキだけがステージに残り、一発ギャグなどをやっていたところに
シューヤが「ここ、駅のホームなんですけど!」と注意しにやってくる場面から始まる。
裏へ下がって衣装チェンジしたタイミングでそれぞれ超特急としての人格を失っていくため(?)
この時点でユーキはまだ<超特急・ユーキ>として存在しており、
この後ステージから捌けたタイミングで記憶を失っているに違いない。
そういえば仙台2日目とかでシューヤがセリフを間違えてしまい「ここ、ライブ会場なんですけど!」と、
真反対の意味になってしまったことがあった。
あれはもしかして自身が《超特急》であることに気が付いた、思い出した予兆だったのではないか…?
(ただのミスだということは触れませんよ…)
みんな…ちがう?
電車の造形物や電車の音とともにカイ・リョウガ・タクヤ・マサヒロ・アロハ・ハルが各々通勤通学スタイルで登場。
この時点でもう全員超特急としての記憶はないように感じる。
「Rush hour」を披露し、次の「Pretty Girl」へ。
ユーコが登場、アロハがユーコに一目惚れして次のシーンへ。
「Table Manners」二人がデートへ。
ここのウェイター3人も記憶を失っている…!
(本記事には関係ないがフル尺での披露が待ち遠しい。ごはん担当がセンターで踊る姿が見た過ぎる曲個人的第1位)
ハルコが「ちょっとあんた、なに浮気してんのよ!!」と登場。
もちろんだが、ハルではなくハルコなのである。
皆様お待たせしました。
本記事における1番の盛り上がり箇所、
「超特急、カイですよーっ!」
これである。
聞いてないのにわざわざ全公演名乗っていくのである。
この場面において彼の役割は警官として喧嘩を止めることなので超特急である必要はどこにもない。
というか名乗らなくとも見た目で警官ということは分かる。
これはもう、みんなの記憶を取り戻すためのトリガーになろうとしているに違いない。
最後に全員で「ラキラキ」を披露するが、やはり思い出すようなやりとりはない。
あとあんなにカオス(混沌)なラキラキはもう今後起きないと思う。
9人ってやっぱり多いなぁ…としみじみ思うのであった。
はやく、みんな記憶を取り戻して、ね。
書く途中で起きた気づき
これを書きながら気づいてしまったのだが、
車掌のせぶいれ2人は「8号車の笑顔オッケー」と車両確認をしていたことに気づいてしまった。
普通に考えて車両に対し笑顔とかトーマスの世界でない限りは結びつかないので確実にメタ発言である。
実はいちばんよくわからない存在だったのはこのふたりだったのかもしれない。