縁故米がなくなってきた
貰って嬉しい縁故米
産地ならではなのかもしれませんが
以前新潟だと親戚からもらった
という方も多く
お米は買うものではなく
もらうものという印象だった
いわゆる縁故米
そんなこともあり
私は新潟県内でお米を売るよりも
県外に出てお米を売ってきました
それがここのところ状況が
変わりつつあります
産地ど真ん中の県内や近隣の方から
注文が入ったりしてきています
農家の高齢化も進み
それと共に農機具の更新時期も重なり
引退する農家も増えてきたのかも知れない
そうなると委託にだして
作ってもらうと自分が消費する分は
なんとか確保するものの
今まで縁故米として渡していたお米までは
確保できなく
今まで縁故米として貰っていた人が
お米を買うといったことが
起きているのかも知れません
買う人が増えてきた
産地でさえそんなことが
起きているのですから
全国的にみるとそういったことは
頻発しているのかもしれません
お米を作る人が減るということは
お米を買う人が増えるということ
そんなことも相まって
お米の価格が上がっているのかも
しれません
縁故米それが米価を下げさせていた
あげるのは相手も喜び嬉しいのですが…
実はそれが自らの首を
絞めていたのかもしれません
そんなこともあり米価はなかなか上がらず
農家は1.5倍にも跳ね上がった
農機具の更新もできずに
辞める決断をする農家がここにきて
一気に増えてきたのかも知れません
実際私の周りでも
年々農家数は減ってきて
請け負ってくれないかと
問い合わせもくるほどです
米価があがっても続けられない
ここのところの米価の高騰により
農家は儲かっているのでは?
という声も聴きますが
実際は今までが安すぎた
今あがってきている価格でさえ
農家が生活して農機具を更新して
再生産していけるにはほど遠い
ちょっと米価が上がったからといっても
後継者も確保できずに
急に作れといっても作れない状況
農業従事者の平均年齢が70歳と
言われるなか
この傾向は更に加速していくことと
思われます
農家とつながる
じゃあ、米価がこれほどにまで
高騰する中どうやって安定して
お米を確保していくのかといえば
自分で作るのが一番かもしれないが
あまり現実的ではない
野菜などと違って
なかなか始めるにはハードルが
高い気もします
昔ながらの機械を使わないで栽培する
というのも大変ですし
それなりの設備が必要です
なので、やっている農家と繫がることが大事になってくるのかも知れません
農家と繋がるには
探せばいろいろと発信している農家も
いますし
イベント的にやっている農家もいる
オーナー制度をとってやっている農家も
おられます
自分にあった形で好きな距離感で
農家と繋がっていくのも良いかもしれません