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中小企業診断士の専門性の磨き方(後編)

《関心を持って頂き、本当にありがとうございます🙇‍♂️。本noteのテーマは、「定年退職後の自己実現に向けた挑戦」です❗️》

【今回のテーマ】
 中小企業診断士の専門性をどのように磨いていますか? (前回の続きです。)

【自分の属性から考える専門性の磨き方】
 前回は専門分野について一案を整理しました。また、アウトプットイメージを具体化する為に、専門分野と資格の紐付けを試みました。

 前回の記事を書いた後に、日沖健先生のリアルシリーズを読み、専門性を磨く上で診断士協会の研究会の重要性を認識しました。例えば、東京協会のHPを見ると、製造・建設業関連、流通、 商店街、IT関連、環境等関連、経営機能別管理、 金融・企業再生等、国際問題・グローバル化、コンサルティング手法等、ビジネスマインド等、衣・食・住・医療・福祉等、地域支援等、その他で区分され、各区分の中で多くの研究会が存在しています。さらに、東京協会の6つの支部にも多くの研究会があります。(東京協会パンフレット_下版

 ここで、自分の属性を踏まえて、今後の専門性の磨き方を考えます。現職が公安系の総合職・管理職なので、商品やサービスを扱ったことはありません。また、自治体や企業との関係も限定的です。他方で、BCP、人材育成、組織開発は部署を転々とする中で、常に関わってきた業務です。

 先に述べた東京協会の経営機能別管理には、「BCP・CSR研究会」、「人財開発研究会」、「組織開発研究会」、「人を大切にする経営研究会」があります。名称だけでは細部の研究内容は分かりませんが、これらの研究会であれば、現職での業務経験が少しでも活用でき、専門性を磨くことに繋がるかもしれません。

 研究会と前回の記事(前編)の関係を整理すると、「BCP・CSR研究会」は切り口⑵の事業継続主任管理士が関連する資格となりそうです。また、「人財開発研究会」、「組織開発研究会」及び「人を大切にする経営研究会」は切り口⑶の社労士が関連する資格となりそうです。まずは研究会に所属し、研究会の先輩方がどのように専門性を磨いているのか、また、どのような資格を取得をされているのかを確認したいと思います。

【さいごに】
 今回は自己の属性、特に現職と専門分野の親和性を重視して専門性の磨き方を考えてきました。

 他方で、「どんな中小企業診断士になるかは、請けた仕事によって決まる」『企業診断』vol.67、p.46(2020.9)と言われます。また、キャリアコンサルタントの世界では、計画的偶発性理論という考えがあるそうです。明確な目標をあえて設定せず、「予測不能な出来事に柔軟に対応することが、結果的にキャリア形成につながる」と考えます。

 これらを踏まえ、「中小企業診断士を取得し診断士協会の研究会に参加して専門性を磨くとともに、その過程での偶発的な事象、特に、実務補修や研究会での出会いを大切にして、セカンドキャリアを構築する」ことを今後の方針として精進します。

 コメントやアドバイスを頂ければ助かります。

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