ウルザ「カブトガニ!キミに決めた!!」(※ご覧の記事は統率者デッキ100枚解説です)
どうも、山本ノリスです。
今日は青単の統率者デッキを解説して、自身のデッキの振り返りと強化を図るよ。
今までの記事で紹介したものよりも、デッキパワーを高くすることを目標にしつつ、晴れる屋の3000円ガチャで引いた当たりを組み込んでるので、値段で見たコストが手持ちの中で最大だよ。
晴れる屋のデッキ一括購入リストで値段を調べたら、思った以上に高くて大笑いしちゃったよ。
ちなみに、このデッキ制作のきっかけは、妻の藻梨胤河さんが《カブトガニ》を見つけた時に「このカードを最大限に有効活用しよう」という話題になったので、「フィニッシュ手段に《カブトガニ》あるいはその代替クリーチャーを扱う」という組み方をしているよ。
《最高工匠卿、ウルザ》
ETBで《ウルザの物語》第二章でお馴染みの構築物を出し、アーティファクトから青マナを出しつつ、5マナでプチ《精神の願望》を打つ統率者。
どの能力も便利でマナが足りない時は適当なアーティファクトからマナを出し、マナが過剰なだったり手札が弱い時は《精神の願望》能力を起動すれば良しの単色とは思えぬ器用さがある。
<フィニッシュ手段>
①自分のライブラリを削って《タッサの神託者》からの特殊勝利
②ややあって無限ターンに突入
③肥大化した構築物で殴り倒す
の3つ。
今回はこの3つのいずれに分類されるか、またはいずれの手段でも役立つ安定剤かどうかでカードを紹介するよ。
タッサの神託者ルート
青がライブラリを減らすことの最大のメリットと言って差し支えない《タッサの神託者》
《カブトガニ》が活躍するルートはこちらなので、積極的に狙う。
《タッサの神託者》
語る必要があるのか不明なほどの有名特殊勝利カード。
後述のライブラリを減らす手段を使う過程で引いて、最後に出して「ライブラリ無いので勝利します」を決める。
《大変成家、アンクタス》
自身以外の青のクリーチャーがタップ状態になるたびにルーティングを行い、青のΦマナでクリーチャーをターン終了時まで青のアーティファクトにする。
このルーティング能力を無限に起動するのが目的だが、これの相方たちは…
《カブトガニ》
《変異種》
《ソリトン》
青1マナで自身をアンタップするクリーチャーたち。
《大変成家、アンクタス》の効果で青のアーティファクト・クリーチャーに作り替えて、ウルザの効果のアーティファクトをタップすることで青マナを出し、ルーティング実施し出た青マナでアンタップ。これの繰り返しで無限ルーティングを達成。
《カブトガニ》を無限ループに組み込んで勝利するルートで思い浮かんだのがこれである。
タップでダメージ飛ばすオーラとかで何やらできそうな気もせんでもないが、現状はこの一択のみ。
《幻の漂い》
3マナ変成クリーチャーのため、ライブラリから3マナのカードをサーチできる。
《大変成家、アンクタス》にも《カブトガニ》もアクセスでき、このルートに入れない場合でも、後述の《加工》でアーティファクトサーチにつなげられる。
無限ターンルート
青は追加ターンが芳醇なので、それに胡坐をかいたルート。
《時間のねじれ》
《時間操作》
《荊州占拠》
無限ターンに入る時に使う追加ターンソーサリー達。
使われては回収されを繰り返す。
《神秘の教示者》
《方程式の求解》
インスタントやソーサリーをサーチするが、無限ターンのパーツを引き当てるために使われがち。
《古術師》
《記憶の壁》
ETBで墓地からインスタントやソーサリーを回収するので、追加ターンソーサリーを回収する。
こいつらを何度も使いたいのが無限ターンルート。
《狙い澄ましの航海士》
何度も《古術師》や《記憶の壁》を再利用する方法が、現状こいつのみ。
強いETBが、《古術師》,《記憶の壁》,後述の《造物の学者、ヴェンセール》くらいなのと、サーチするための手段が《長期計画》しかないので、実はこのルート入りづらい。
しかし、先ほどデッキを見直しているときに《水晶の破片》の存在を思い出したので、その内にこいつとの2枚体制になるか?
《ヴィダルケンの霊気魔道士》
《通り抜け》
ウィザード・サイクリング目当て。
《古術師》のサーチのほか、このデッキにはウィザードが多いので、活躍する機会は他にも多い。
構築物トークンで殴り倒すルート
アーティファクトを並べて!強い構築物が!!お前を殴り飛ばす!!!
《ウルザの物語》
なんで。こいつを構築物を出すカード枠に入れてるんだよ。
まあ、出すので。
語る必要があるかわからないくらいの強カード。
使い始めて初めて知ったのは、3章で呼べるアーティファクトは点数で見たマナコストでの参照にさせないようなバグ回避の工夫をしているんですね。
《永劫での歩み》
追加ターンだが、島を3枚生け贄に捧げて呪文が無事か行けるされると手札に戻ってくる。
強い構築物は1体当たり、1ターンに一人しか殴れぬ。
ダメ押しの追加ターンを獲得しろ!!
《神秘の聖域》
追加ターンカードを墓地からライブラリトップに戻して、構築物が殴るターンを稼ぐ。
《マイコシンスの格子》
《浸食するマイコシンス》
悪いことをするカード。
とはいえ、このデッキにおいてはパーマネントをアーティファクトに変えるて構築物を肥大化させたり、ウルザのマナソースを全パーマネントに適用させるのが目的。
後述の《発明の領事、パディーム》との組み合わせで全部呪禁とかで妨害回避にも役立つ。
いずれも《大いなる創造者、カーン》とは別方向のシナジーを抱えているが、それはそちらでの解説に回す。
マナ加速たち
ウルザの都合でアーティファクト全般がマナ加速になるだが、その中でも特に、ウルザの着地安定につながる物をピックアップ
《玄武岩のモノリス》
なんで入っているのかわからぬが、ウルザの統率者税を求められるようなときにも届くのは良い。
…リストラ候補かなぁ
《太陽のタリスマン》
《モックス・タンタライト》
待機呪文なので、「ウルザの効果でめくれると旨い。」と思って入れている。
実際は初手で待機し始めてウルザの着地安定に貢献している。
「点数で見たマナコストが0だから、《ウルザの物語》で持ってこれるじゃん!!」と思っていた時期がありました。
《精神石》
《友なる石》
2マナのマナファクトは安定剤(キリッ
《永遠溢れの杯》
途中でバカみたいなマナが出るので。
《魔力の墓所》
《太陽の指輪》
《秘儀の印鑑》
《古えの墳墓》
語る言葉を持たない。
ウルザと相性の良いカード達
《精神の願望》能力や、マナ能力と相性の良いカード達
《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
当たりとして入れた。サーチ手段もないので、素で唱えることはまずない。
《訓練場》
《ハートストーン》
ウルザの起動コストを減らすので、ガチャの母数を増やす。
《ハートストーン》は相手の起動コストも減らしてしまうので、注意。
《吠えたける鉱山》
ウルザが居れば、自分だけ吠えたけてドローを増やせる。
相手からよく怒られる。
《三なる宝球》
基本的に立たせて相手の動きを阻害し、自分が決めたいターンだけ寝かせて動き始める。
マナの制圧権を握れるのは強みだが、ガチャで引き当てたカードや待機呪文を唱えるコストも重くなるので注意。
《蒐集家の保管庫》
ルーティングしながら宝物を生成するが、ウルザの手にかかれば宝物を生け贄に捧げなくても青マナを出せるので。
《地獄料理書》
《ヌカコーラ自動販売機》
ウルザの手にかかれば、食物からもマナが出せるので。
《アカデミーの整備士》
宝物や食物を生成するときに頭数が3倍になる!!
《ヌカコーラ自動販売機》との組み合わせならば、手がかりと宝物からマナを出しつつ食物を食べれば、もう1セット生成されえるので無限にタップ状態の宝物と手がかり生成とライフゲインができる。
《精神を刻む者、ジェイス》
名前を打と打とうとした時に、自然と《渦まく知識、ジェイス》と書き間違えそうになるくらい0能力を使う。
ウルザくじの当たりを戻してあげよう。
他のカードとのコンボやシナジーを考えたカード達
その名の通りのカード達
《大いなる創造者、カーン》
《マイコシンスの格子》との組み合わせで相手をほぼ完封できる。
《浸食するマイコシンス》との組み合わせで追放されたパーマネントカードを回収できる。
以前に事故から苦し紛れに序盤に出した《タッサの神託者》を追放されて絶望していたところに、なんとか回収できることに気づいてフィニッシュできた事から感謝が絶えない。
《発明の領事、パディーム》
同じく《マイコシンスの格子》や《浸食するマイコシンス》で呪禁を確保したり、マナコストの大きいアーティファクトを維持していればドローにもつながる。
妨害するカード達
相手の展開を止めたり、こちらのやりたいことを無理やり通したり。
《リスティックの研究》
妖怪「呪文唱える時に1マナ余計に払えエンチャント」
これを無視することは、なかなか難しい。
《対抗呪文》
シンプルで強いよね。
青2マナ立ってるだけで警戒せざるを得ない理由。
《狼狽の嵐》
インスタント、ソーサリーにしか当たらないが1マナで撃てるのは強い。
1マナ要求だから無限マナの前には無力だが、ストームのお陰で打消しも食らいづらい。
《意志の力》
語る必要ある?
ピッチで撃てる打消しの強さは言うまでもなく。
《誤った指図》
対象反らしなので対応できない場合はあるが、ピッチで追加ターンを横取りできる可能性があるのは良い。
《徴用》
ピッチコストは重いが、呪文を乗っ取れるのでもっと悪用できる可能性がある。
《ティシャーナの潮縛り》
《造物の学者、ヴェンセール》
ETBで能力打ち消したり、呪文やパーマネントを戻せるクリーチャー。
ウィザードなので、ウィザードサイクリングで突如妨害できる可能性がありつつ、《狙い澄ましの航海士》との組み合わせで、廉価に再利用できる可能性も秘めている。
《再造形》
2マナ構える必要はあるが、クリーチャーをインスタントタイミングで追放できるのが良い。
4/4なんて、構築物に比べれば気にならない。
《イシュ・サーの背骨》
ETBでパーマネントを割るアーティファクト。
後述の《練達の変成者》と組み合わせると、インスタントタイミングで出てくるぞ!(そいつ、もっと良いコンボがいっぱいある)
《サイクロンの裂け目》
重いが、実質リセットなので攻めにも守りにも使える。
便利。
その他分類に分けづらいカード達
《思案》
《定業》
序盤の事故防止に役立っている。とても。
《エーテリウムの彫刻家》
《鋳造所の検査官》
アーティファクト呪文が1マナ安くなる。
《浸食するマイコシンス》と組み合わせると、パーマネント呪文全般が安くなるのは忘れがち。
《粗石の魔道士》
《加工》
《発明品の唸り》
《作り直し》
《長期計画》
《トレイリア西部》
《目くらましの呪文》
アーティファクトのサーチだったり、ライブラリの3枚目への万能サーチとか、0,1マナのサーチとか。
とかく、事故率を下げるためにサーチカードをたくさん入れているので。
《嘘か真か》
難しいよね、分ける側に立った時。
最低でも3ドロー程度の能力はあるので、強い。
《工匠の達人、テゼレット》
なんでいるの?愛称は良いけど、このマナ域に入っていればドローは十分だよ。
《知識の渇望》
そうそう、このマナ域はドローがありがたい。
ドロー後にアーティファクト1枚か何か2枚を捨てる必要があるが、まあ十分。
《時の逆転》
《時のらせん》
ここまでドローできるなら、このマナ域でもよい。
《時のらせん》をウルザで唱えた時は1マナ増えるのも良い。
《巡礼者の目》
事故防止要員かつ、ウルザがマナを出す。
《すべてを護るもの、母聖樹》
追加ターン系の呪文は打ち消されたくないので…
《錬逹の変成者》
青とタップでアーティファクトを手札に戻して、手札からアーティファクトを出す。
除去をよけたり、ETBを再利用したりと悪用の死骸はたくさん。
《ミラーリ予想》
新入り。
追加ターンをコピーできるといいね。
《ファイレクシアの変形者》
《Copy Artifact》
アーティファクトのクローン。
その場に応じて出せばよいが、《アカデミーの整備士》が増えた時は気持ちよい。
《牧場の迷い子、フブルスプ》
新入り。
だが、なぜ入れたのか理由がわからぬ。
リストラ候補。
《ダークスティールの城塞》
破壊不能を持ちながら、ウルザが居れば青マナを出せるアーティファクト土地。
《島》21
以上でデッキ解説でした。
デッキパワーを上げたい割にはリストラ候補が見つかる矛盾。
いろいろ考えることは多そう。
乱文で見づらい中、ご覧いただきありがとうございました。
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