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OSICAチーム戦:通算10-0 姫島朱乃デッキの思い出
はじめまして、こんにちは。鎬(しのぎ)と申します。カタカナじゃなくて、鎬を削る方の鎬です。詳しくは刀で検索してください。
昔から色々カードゲームを触っていますが、最近はムービックから発売されているOSICAというカードゲームで遊んでいます。
第一弾のゆるキャンから「犬山あおい」が好きで使っており、キーカードが禁止になった後も使い続けていたら狂人と表現いただいたとこともあります。
YouTubeで対戦動画も投稿してますので、お時間ありましたら是非!
今回は8月と9月に行われたOSICAの2周年記念大会チーム戦で大活躍してくれた「ハイスクールD×D」の【姫島朱乃】デッキについて話していきたいと思います。
「ハイスクールD×D」の推しのキャラ、「姫島朱乃」使いたいと思っていたらチーム戦の環境にぶっ刺さり、大阪と東京ではほとんど同じレシピで通算10-0する事が出来ました。
今回はそのデッキと動かし方について少しお話していきたいと思います
お時間ありましたらどうぞ
1:デッキレシピ
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今回大阪と東京で使った朱乃のレシピとなります。
ほとんど同じですが、イベントカードが「ハート回復」から「パンプイベント」になっております。
守り札1種で大丈夫かよ思われるかもしれませんが、以外と何とかなります
当日もパンプイベント1枚で全て捌けました
2:姫島朱乃デッキについて
・最初に
今大会開催時点では基本OSICAは先手ゲーと言われており、ほとんどのプレイヤーが先手と大きく叫びます。
しかし、この朱乃デッキは【後手デッキ】です。後手が大好きです
なのでじゃんけん等で負けてしまっても得意な「後手」を貰える可能性があります。
相手が「先手で!」と叫んだらポーカーフェイスを装い心の中でガッツポーズを決めます
悟られてはいけないので、小声で「了解です…」と言います
・採用ギミック
朱乃デッキは「ドSランク」という何とも朱乃らしい独特なギミックを使用します。「10」を目標にランクを上げていきます
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「ドSランク」は朱乃のアピール時、またはエントリー時に貯める事が出来ます。
これらを組み合わせてドSランク「10」を目指している・・・・のですが、
実際は「8」を目指しています。
なぜなら画像で紹介しているレベル5がアピール時にドSランクを2貯めてくれる為です。
このカードが「最初」にアピールした時にピッタリ「10」になればOKです
「最初」にってところが理想になります。状況によっては変わるので後述します
・一体何が始まるんです!?
「10」まで貯めたら一体何が始まってしまうのかというと、下記画像のレベル5の朱乃の封印が解けます
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ドSランクが「10」になった段階でこのカードがアピールしていると上の
1つ目のテキストが有効になります。
「姫島朱乃1枚につき、このカードのアピールによって奪うハートの枚数に+1する。」
簡単に言うと自分の盤面(ステージ3面、アシスト3面)全てに朱乃を出していた場合、相手のキャラにガードされてもハートを6枚奪います。
初見の方にはビックリされます。当日もそうでした。当然ですね
なんでこんな事になるのか・・・画像で示すと以下の通りです
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自分の場が全て朱乃だった場合は画像の通りです。
奪うハート枚数の計算時に朱乃のテキスト分を上乗せするので、最終的
に奪うハートがとんでもない数になります。
ハート枚数が6枚以下だった場合。
レベル5が2体アピールしただけでゲーム終了となります。
友人にはワールドブレイクと表現されました
また、今大会開催時点での旧ルールだと守り側の限界突破の役割が相手の限界突破を相殺する役割しかなかった為に朱乃が奪うハート枚数を軽減する事が出来ませんでした
尚、9月20日からの新ルール適用後は守り側の限界突破の役割が変更されます。守り側の限界突破は奪うハート枚数をマイナス1する役割となる為、朱乃から奪われるハート枚数を少し減らせる可能性があります。
・動かし方
ここからはこのデッキの後手と先手の動かし方とキャラの並べ方のパターンを少し紹介していきます
まずは得意な後手ですが、後手3ターン目リミット11でフィニッシュ出来るようにゲームを組み立てていきます。
◆後手1ターン目のキャラの並べ方は
5・1・1 または
5・2 となります
レベル5の推しの朱乃は絶対に出します。
アピールフェイズでドSランクを確実に「2」上げていきます。
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◆後手2ターン目は
5・2・2 が理想です
また、朱乃の専用サポートもここで1枚使いたいところです
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全部テキストを使えた場合、ドSランクは「2」→「7」となります
※朱乃の専用サポートですが、1ターン目か2ターン目のどちらかで1回使えれば問題ありません。
1ターン目に使うのは難しいですが、イリナと一緒に引いた場合やエールで運よく捲れた時はプレイしてしまっても大丈夫です
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とりあえず2ターン目終了時にドSランク「7」まで溜まってればOKです
◆後手3ターン目はリミット11でのフィニッシュターンです
盤面は以下の通りです
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リミット11なのでステージエリアは
5・5・1 で配置
アシストは朱乃サポートを1枚使用します。持っていなくてもOKです
なぜなら専用のチートカードがあるからです
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このイベントで無理矢理に理想盤面に持っていきます。
結束を満たさないといけないところは注意ですが、ドロップの「姫島朱乃」をプレイできます。キャラだけとは書いていません!
つまりサポートの「姫島朱乃」もプレイ出来ます
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なので手札にこれが無かった場合はこちらのサポートも一緒に釣りあげます
ちなみドロップからのプレイでも【エントリー】テキストは使用可能です
専用イベントのコストは4コスト、朱乃サポートのエントリーコストは2コストなので釣りあげてテキストを使用するには合計6コスト必要になります。なので6コスト使えるようにコスト管理をしっかりしておきます
2ターン目終了時にドSランクは「7」まで溜まっているので、イベントでサポートを釣り上げてテキストを使用した場合、ドSランクは「8」なります。
そしてアピールフェイズに入り、どちらかのレベル5の朱乃のアピールしてテキストを使用すると、ドSランクはピッタリ「10」となりますので、先ほど画像で説明したように最低でも6枚のハートを奪う事が出来ます。
この時点で相手のハートが0枚なった場合、後続のレベル5朱乃でアピールすれば勝利です。5➡5の順にアピールします。
もし、後手3ターン目のイベント使用時にドSランクが「6」だった場合のリカバリー盤面もあります!
※専用イベントを使用して下記画像の盤面を作ります※
専用サポートを使用して「7」に。
アピールフェイズにどちらかの39番朱乃でアピールしてドSランクを「8」にします。
2体目のアピールでレベル5のテキストを使用してドSランク「10」を達成。
ハートが0になったところで3体目のアピールで39番朱乃のテキストを使用して正面のAP7000以下に〔ストップ〕を付与して勝利します。
3➡5➡3の順にアピールします。
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尚、ここまでの盤面は相手が〔ストップ〕イベントを使ってこない場合です
ですので、〔ストップ〕イベントを打ってくる対面での盤面の例も置いておきます。
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ロスヴァイセを出し5・3・3で決めにいく盤面です
自分のキャラ1対に〔スルー〕を付与する事が出来るので、レベル5の
朱乃に〔スルー〕を付与し、最後はどちらかの39番朱乃でトドメを狙います
ただ、朱乃以外のネームを出しているのでレベル5で確定で奪えるハートの枚数が5に減っています。ですのでこれをやる際はいつもより多く相手のハートを奪う必要があるので注意します。
ただこれも相手の場に〔スルー〕を持つキャラやAP9000が2体並んでいた場合等で変わってきます。あくまで1例となります。
◆守り方
次は後手の3ターン目をどうやって貰っていくかに触れていきます
後手1ターン目は、マリガン、エール、手札入れ替えカードで1ターン目にステージに出すキャラの限界突破札を可能な限り探します。
相手の先手2ターン目、奪われるハート枚数をどれだけ抑えられるかが大事なんですが、この段階ではイベントを打つコストは十分に確保出来ないで、キャラの限界突破のみで凌いで次のターンを貰いたいです。
何とか抑えて自分の後手2ターン目開始時にハートが3~4あったらOK
後手2ターン目は前述した理想の盤面でドSランクを貯めながら、同じくステージに出したキャラの限界突破札を探します。
エンド時の手札にはステージエリアのキャラの限界突破札とパンプイベント、朱乃専用イベントの「補充」を握っておきます。
また、コストは次のターンに6コスト使えるように管理しておきます。
相手の先手3ターン目の攻めに対しては、集めた限界突破札とパンプイベントと相談してハートの奪われる枚数が0に出来る面を作ります。
これが出来れば通常は、自分のハートが0枚になることはあっても負ける事は無く、後手3ターン目を貰う事が可能です。
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◆チーム戦環境での立ち回り
今回のチーム戦環境で各対面によって意識していた事も少し触れます
対山田杏奈戦
問答無用でキャラを焼かれてしまうので、5・2の展開プランは厳しいです
なるべく5・1・1の展開を目指します。
このキャラとの対戦ではここが一番の肝だと感じています。
※この対面だけという訳では無く、ダイレクト面を2面作ってくる恐れのある対面には5・1・1を作るのが無難です
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対塔城小猫戦
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同タイトルミラーでこれを意識しない訳にはいけませんね
ハイスクールD×D筆頭の小猫さん
こちらについても後手1で5・1・1を決めるか
2レベル7000のキャラを引いて5・2展開を目指します。
相手が先手2ターン目に猛攻を仕掛けてきますが、奪われるハートを4枚までに抑える事が出来れば勝ちです
次に先手についてですがとても厳しいです
後手であれば後手3ターン目までにアピールフェイズを3回行う事が出来ますが、先手では1ターン目にアピールフェイズがありませんので、先手3ターン目までには2回しかアピールフェイズを行えません。
その為、先手3ターン目までに目標の数値までドSランクを上げるのは難しいです。全く出来ないという訳ではありませんが、再現率はとても低いです
また先手はリミットが1少ないのも大きく影響します
その為、後手からの9パンを耐え抜いて先手4以降での勝利を目指します。
3・2・1
5・2・1
5・3・2
となるべく面を空けないように展開
あとは後手と同じようにドSランクを貯めながら手札に限界突破札を抱え、
出来る限り奪われるハートを最小限にしてゲームを進めていきます。
尚、先手で回していると手札が枯渇する時があります。その時は専用イベントを打つプランも考えます。
朱乃の専用イベントは最後にしか打てない訳ではありません。
道中でも最高3体までドロップエリアの朱乃をプレイ出来ます。
その時は手札に朱乃を確認してください。
手札にある朱乃と同じ朱乃をドロップエリアから釣り上げて限界突破札がある状態を無理矢理作ります。
なんとか先手4を迎える事が出来れば勝ちは目前で、専用サポートで理想盤面を作ってゲームセットです
3:注意点
・最低限のハートは奪う
前述で条件達成後のレベル5姫島朱乃で一気にハートを奪えると説明してますが、確定で奪えるハートの枚数は6枚です(今大会開催時のルール)
その為、後手を取った場合、先手の相手のハート枚数は8なので最低でも2枚はハートを奪わないと条件を達成しても確実に勝利する事は出来ません
ハートを奪い過ぎてもダメ、奪わなすぎてもダメ。
それが朱乃デッキです。見極め重要です
AP4000のキャラを出してくれるデッキであれば43番の姫島朱乃により、ハートを奪いながらドSランクを上げれる為、こちらを使って最低限のハートを奪っていきます。
ただそれでも相手のハートが最低限削れていなかった場合はどこかで攻めの限界突破を使用するタイミングがある事を頭に入れておきます。
また、最近では汎用のハート回復のイベントが刷られる事が多くなりましたので、タイトルによっては最低限奪うハート枚数が変動します。
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・コスト管理
後手3ターン目のところで説明している通り、ドSランク「7」からイベントとサポートを両方使って「8」に持っていく場合には6コスト必要です。
2個玉のカードを8枚しか投入していないので、結構シビアです。
これを助けてくれるのが37番の朱乃です。
この子はアピールするだけで4コスト貯めてくれるので、絶対に出したいカードなので間違っても捨てないようにします。
引けないと話にならないので、手札入れ替えテキスト等で確実に探します。
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・カードプールの把握
基本的な事ですが、これが一番大事です
やっぱり最終的には基本に戻るんですね
対面したデッキがどんな能力でこちらのハートを奪いに来るのか?
〔ストップ〕イベントは使ってくるのか?
キャラ1体が奪える最高のハート枚数は何枚か?⇦ここ大事
OSICAはゲームが始まる前にお互いの推しキャラを確認する事が可能なので
その時点でたくさんの情報を得れます。
今回のチーム戦の環境で例えるならば、
小猫を見たら〔チャージ〕で積極的にハートを奪いにくる。優勝デッキを参考にしているならば朱乃とリアスが出張パーツとして入っているが、キャラ1体が奪うハート枚数は最高2枚。パンプイベントとハート回復のイベントが投入されている。ただ〔ストップ〕イベントは無いので、最終盤面は5・5・1でOK。
山田杏奈を見たら2コストで問答無用でキャラを焼けるので後手取ったらキャラの配置は5・1・1。〔チャージ7000〕まで出せるキャラがいる。
AP7000以下に〔ストップ付与〕。ハート回復とパンプイベントは無い。
常時〔スルー〕を持ったキャラを出してくるが、〔ストップ〕イベントは
無いので最終盤面は5・5・1でOK。
といった感じでチーム戦の環境で対面しそうだなというキャラやタイトルのプール把握して相手の推しキャラを確認した段階でパッと頭に浮かべるくらいにはしたいところです。
そうする事で初手のマリガンも迷いが無くなります。
4:戦績について
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作戦通りじゃんけんに負けても相手が「先手」を選んでくれた事により
得意な「後手」を貰えるゲームがいくつかありました。
「後手」を貰えたゲームはしっかりとプラン通り後手3リミット11で決めれています。
一番危なかったのは東京大会3戦目の対アリーゼ(ダンまちのアストレアファミリア)です。想定外の相手でした…プール思い返した時に嫌なイベントあるの思い出して絶望していましたw
それもバレていたので「後手」を選択されて「先手」を渡される展開でしたが、相手のエールが事故ぎみだったのに救われ勝ちを貰えました。
5:最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回推しのキャラで突っ走るぜとか冗談交じりで話していたらガチのエンジン詰んだマシンに誤って乗ってしまった感じですw
こんな上手くいく事無いので思わずついnote書いてしまいました…
許してください
ちなみに
東京大会で2位に入賞したチームにも朱乃を使っている方がおり、
5-0しています。デッキは以下の通り
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いねむりさんのデッキと自分のデッキとの違いはレベル1の採用枚数と守りイベントの種類、イリナが純粋な2ドロー2ディスになっているところが大きいですね。安定して後手5・1・1の動きが出来ますね
間違いなく真似するならコチラです!!
さて後手有利な反面、ハート枚数が1枚少ない7であるのが怖いところでございましたが、今大会終了後に驚きのルール変更が告知されました
はい、そうです。後手もハートが8枚になります
もう一度言います
8枚です。
今回紹介した朱乃デッキは7枚の旧ルールでも先手の猛攻を耐え抜いています・・・
つまり8枚もあったら余裕で耐えれます。
少なくとも後手3はほぼ確実に貰えるでしょう。
一部ではこの事から今後の環境でも朱乃デッキが上に来るのではと噂されております。
一体どうなるのでしょうか??
新ルール適用は9月20日発売の「ライザのアトリエ」からとの事ですので
その後の交流会の結果が楽しみですね。
後手のハートも8枚になった事で、朱乃デッキのみならず
今まで日の目を見なかったデッキも登場するかもしれません。
それではここまでありがとうございました。
またどこかで。