羽織沼へようこそ。
唐突だが、私は長着に関して濃い色を選びがちである。
長着とはいわゆる着物のこと。
「着物」というと帯、襦袢、など和服すべてを指すことがあるためあえて長着と表記していく。
持っている長着を並べてみると濃い紫や黒、深い緑にデニム、柄のたくさんついたもの。
寒い冬の間は色が暗くてもなんの問題はないのだが、問題は春先。
暖かくなってくると暗い色は春には重すぎる。
春を感じて明るいものを着たくなるのである。
でもなぁ…明るい色の長着か…まだいいと思うものに出会えないんだよな。ということで思いついたのが羽織である。
羽織とは長着の上に着るいわゆるジャケットのような役割のものである。
手っ取り早く印象を変えることができるので良い。
例えばこの紫の長着。
和服!という感じで着るよりはどこか洋風なものを取り入れた和洋折衷コーデが好き。
the冬という感じで重めのコーディネート。
次は同じ長着でもレースの羽織を重ねてみる。
着物初期のころに撮ったものなので撮られ方下手…裾合わせたほうが逆になるように向けばいいのに…といろいろ思うことはあるのだがそこではなく。
上半身が違う色になるだけでもだいぶ印象が変わって見える。
レースの羽織は初期のころから使っていたが、いかんせんレース一枚では春先少し寒い。
なんか白っぽくていい羽織ないかなと探していたところ、実家近くの古物市で出会ってしまった。
うわー!探してたやーつ!
買う買う!と速攻手に取ってしまった。
ついでにいろいろみるとまたしても可愛い羽織が吊るされているではないの!
こういうどこか民族っぽい柄って好きなんだよなー。でも合わせ方難しいんだよなー。どこに着てく?と考えながらもしっかりキープ。
結局羽織2枚と帯三枚購入してほくほくで帰宅。
母に見せたところ、「そんなガラガラどこに着ていくの」とごもっともな
ご指摘いただきました。だって可愛いんだもん。
この時点で4月末。古市に行ったときもなかなかの暑さ。季節的に着られるのは来年かな。
もうタンスもいっぱいだし、着物は増やさないぞー!と意気込むものの出会ってしまうんだコレが。
フリマアプリで買ってしまったよ。それも2枚も。
物理的にしまうところがないので収納ボックスを追加で購入。
あぁ、着物沼って怖い。
今年、羽織ばっかりめちゃくちゃ集めたな…と遠い目をしながら写真を撮っている現在。
前置きが長くなってしまったが、今回は羽織たちがめちゃくちゃ可愛いので見てほしい回。
洋服と違って流行のシルエットが極端に変わるわけではないので、着られる期間が長いのが着物のいいところ。
時間をかけて少しずつ袖を通して楽しんでいこうと思う。
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