医学部再受験の基本の確認
今回はまず本当に医学部受験の基礎の基礎を全体が分かるように軽く話しておく。
1. 動機の再確認
まず、自分の動機を軽くでいいので明確に再確認しよう。医学部再受験は時間と労力がかかるため、強い意志と明確な目的が必要。崇高な目的でなくて全然構わない。逆に崇高な目的の方がやる気が出るならもちろんそれでも良い。
2. 勉強計画の立て直し
既存の知識を確認し、どこに弱点があるかを把握。
その上で、現実的な勉強計画を立て、毎日のルーティンを設定。
ルーティン化するのが肝になる。
これは初めは難しいかもしれないので、ざっくりとでも構わない。
ここで悩むくらいならとりあえず目の前の問題集を完璧にすることに集中しよう。
科目ごとの計画: 各科目の範囲を把握し、バランスよく学習する。
私立か国立かで変わると思うかもしれないが、大切なのはまず2時試験で使う科目。
つまり英語数学理科二つ。
国語社会は取れればもちろん良いが優先順位はあくまで二次試験でも使う科目である。
過去問の活用: 過去問を解くことで、出題傾向を把握し、自分の弱点を見つける。
ただし医学部の場合は満遍なく学習する必要があるのでひとまず行きたいところの過去問を少し見る程度でも良い。
過去問の出題分野の偏りを見て、たまにしか出てないところを勉強しないというのは絶対してはいけない。
模試の受験: 模試を定期的に受け、実力のチェックと弱点の補強を行う。
模試は大切で、やはり本番のような状況で問題を解こうとすることで出来ないことがハッキリと出る。
分かると出来るの違いがハッキリする。
模試の点数はひどい点ばかり取ると非常にモチベーションが下がるが、ここで負けてはいけない。模試の偏差値や点数はあくまでその時のただの数字であり、その時に出来なかったものをしっかりと確認し日々の勉強にフィードバックすることが本当に大切である。
3. 予備校やオンライン指導の活用
独学が難しい場合は、予備校やオンライン指導を活用する。専門的な指導を受けることで、効率的に学習を進めることができるだろう。
ただ私は独学を勧める。これが最高効率でありながら費用は参考書代や模試代にとどまるからである。
勉強法を学ぶ本やnoteの費用も予備校やオンライン指導をを思えばかなり少ない。
4. 生活リズムの維持
健康的な生活リズムを維持することは、学習効率を上げるために重要である。
ただ、生活リズムが崩れてしまうことでモチベーションが下がってしまうくらいなら、必要以上に気にすることはない。
完璧を目指そうとするのは良いが、なかなかそうならないこともあり、より良いベターを心がけるとやりやすい。
睡眠:十分な睡眠を確保する。私は10時間ほど寝ていた。睡眠時間は人それぞれだが日中に眠気が来るのは一年間持たないので、もう少し寝た方が良い。
食事: バランスの取れた食事を心がける。ただこれはストレスになるくらいなら好きなものを食べることを勧める。
運動: 適度な運動を取り入れる。受験はストレスが大きい。ここで進めたいのが運動である。これは騙されたと思って試してほしいのだが、勉強に疲れた時や煮詰まった時にぜひ散歩でもなんでも良いので体を動かしてみてほしい。
5. メンタルヘルスのケア
受験は精神的なプレッシャーが大きいので、メンタルヘルスケアも重要である。受験はやることをしっかりとやれば必ず受かるので自分の中でメンタルに良いと思うものを過度に禁止しなくても良い。ただやるべきことに影響ない程度に抑えることが重要である。
ストレス管理: リラックスできる時間を持つ。
サポートシステム: 家族や友人、同じ目標を持つ仲間と交流する。
6. 面接対策
多くの医学部では面接が重視されるように思うかもしれない。
しかし医学部の面接は実は明らかに医者にしてはいけない人を弾くことが大きな役割であり、巷で言われているほど対策をする必要は本当にない。
私もこの考えで面接対策はほとんどしなかったがしっかりと受かっているので安心してほしい。
面接の時は面接の前日に自分の志望理由や学校を選んだ理由を伝えられるくらいはざっくりと決めておいて、あとはわからないものが出てきたら素直にわからない旨を伝えるなど、誠意を見せれば十分である。
誠実さをアピールできればなんの問題もない。
それよりも試験の点数が重要である。
これをしっかりと覚えておいてほしい。
模擬面接: 予備校や学校で模擬面接を行うが、これも基本的には必要ない。
質問リスト: よくある質問に対する回答を準備し、練習する必要もない。
本番では予想外の質問が来ることが常であり、準備をしすぎるとかえって想定外の質問に焦ってしまう。
志望動機以外はその場で誠意を持って答えれば問題ない。
7. 試験本番への対策
試験本番に向けては、集中力を高めるための対策を考える。
試験形式の理解: 試験の形式や時間配分を理解し、それに慣れる。これは直前期の過去問演習で良い。
リラックス法: 試験前にリラックスできる方法を見つける。模試の時からルーティン化しておくと良い。
8. 自己反省と改善
定期的に自己反省を行い、計画の見直しと改善を図る。
進捗確認: 定期的に進捗を確認し、必要に応じて計画を修正する。
フィードバック: 予備校の講師や指導者からのフィードバックを積極的に受け入れる。
これは宅浪だと自分で行うかオンライン等で依頼するかになる。
以上が簡単ではあるがポイントで、これを参考に、ぜひ一歩を踏みだまして力強く歩き続けて欲しい。医学部合格後の生活は本当に見違えるように幸せである。
もっと具体的なノウハウはいずれ別のノートで公開する予定なのでとりあえずこれを目安に自分の勉強を始めよう。そして、いつか必ず一緒に医者やろう。