優しさってなんぞ
優しいって何でしょうか。
私の兄は優しい人です。母がいつも兄のことをそう言っていたので、私は子供じみた嫉妬がねじれて、優しさコンプレックス(あたいも優しくなりて〜❗️の意)を持っています。
まだ諦めていないのでここで優しさとは何か今一度考えてみましょう。
♡相手を気遣うこと?
優しいですね。
それでは悩んでいそうな人を見たら、
①大丈夫?どうしたの?
(ここで優しく話を聞いてあげましょう。)
②うんうん、君は悪くないと思うよ!
(適度に相槌を打ち、話しやすい空気を作ってあげて、相手の肯定感も上げられるとgood!)
③ちゃんと話せて偉いね!もっと君の話聞きたいな。今度お酒でも飲みながらゆっくり話そうよ!
はい、ダメです。ホストになってしまいました。
このように下心のある優しさは、相手をコントロールする手段にしかなりえません。
俗に言う『どしたん話聞こか効果』です。これは優しくはありませんね。
気遣いとは、気を遣うこと。つまり相手に気を配ることで、上記のように相手の気を自分へ引かせることではありません。
では、こちらはどうでしょうか?
🦹「ギャハハハハ!街をぶっ壊してやるぜ!!」
👩⚖️「出たわね!悪の怪人ペンタゴン!この街は私が守るわ!」「変身🤟❗️」
(カシャーン!ピチューン!キュワワワワーン!………)
🦹「……。」
優しいですねぇ!!急に出てきて急に公開お着替えをし始める天敵を待っていてくれる悪役!
さながら子供のバレバレのサプライズに気づかないふりをしているお母さんのようです!
プリキ⚪︎アは、なぜか変身中悦に入っているので、背後から攻撃どころか、街すら邪魔なく破壊できそうな状況にも関わらず、怪人は手を出さずに待っています。
相手が張り切って着替えているので、
「今は手を出しちゃダメだ、、」
と自制しているのか、または変身中に攻撃を受けると、往来で全裸になってしまう未成年の女の子を気遣ってのことでしょう。
なんて優しいんだペンタゴン。
一見これが真の優しさのようにも思えますが一旦踏みとどまって、ここでペンタゴンの心情を考察してみましょう。
ペンタは社会に恨みがあるのか、または単なる暇つぶしからか、溢れ出る破壊欲求の放出を望んでいます。そのために街は破壊され、プリキュアたちは幾度となく暴行されます。加えて負けそうな時には、自爆さえ厭いません。
しかし、邪魔をしてくるプリッキュたちの命を奪うことは決してありません。問題の根源を断つことをせず、あえて対処療法ばかりを繰り返しています。
なぜでしょうか?
ペンの行動から推察される答えは、ペンの攻撃性は対象が定まっておらず、目的がない。いやむしろ、発散こそが目的なのでは____!?
つまり、ペが相手の戦闘態勢が整うのを律儀に待つ理由は、より熾烈な高水準の戦闘による多大な攻撃性の発散、あるいはそれに付随するアドレナリンを期待しているからです。
自己の利益のために相手を気遣っている。(ように見える。)
…それって、優しさと言えるのでしょうか?
疲れたのでこの辺で。次回に続く。
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