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命乞い 未来永劫 したくない🙇‍♂️

ただしい人類滅亡計画を読み終わった

・人類を滅ぼすべきか/滅さないべきかについて、魔王を納得させうる結論を出すために10名の人間で話し合う のがおおよその流れ。

・仮に魔王に人間を滅ぼすべきでない理由を提示するのなら、それはつまり命乞いであると思う。「人類滅亡は人間の道徳的に間違っている。だから滅ぼすべきでない」という主張は魔王視点から見たら無効なのでは?人間の道徳とか知らんがなってならね?

命を乞うときのコツは二つ
一つは命を握る者を楽しませる事
もう一つはその人間を納得させる理由を述べる事だ

by BLACK LAGOON バラライカ

・読みながら上記の名言を思い出した。楽しませる方法はマジでわからんが、納得させるには人間が魔王にもたらす利益とかについて話すべきなんじゃないですかね。と思っていた。

・でも自分が命を握られた状態で冷静な判断ができる気がしない。他人の命を握るなんてことしちゃダメだよ。10人は終始議論に集中していてすげえなと思った。

・この本のテーマが反出生主義なので、そこを議論するのがメインであるという前提は理解しつつ。そもそも魔王の問いに対して議論の方向性が最初からおかしいなとは思っていたけど、最後に言及してくれたので安心した。この本は10人の議論自体を楽しむものなので、私の言っていることがずれているのは理解しています。

・興味のあるテーマだと感想がめちゃくちゃ出てくるな。興味のある本をどんどん読むべきだ〜〜〜。楽しい。

・反出生主義者の言っていることは(多分)理解できるし共感もできる。でも私は反出生主義者ではないなと思った。

・私自身は子供が欲しいと思わない。命をつくるという行為自体が怖すぎる。作中で無から有を生み出すことの罪という言葉が出てくるが、私が思っていることとばっちり合う。この世に存在しなかったものを自分の体の中でつくるなんて恐ろしすぎる。そんなん神様の領域では?だからこそ世のお母さんは偉大だな〜と思う。ハガレンのエドの発言に同意。人間ってすげー!

錬金術師が何百年もかけて未だ成し得てない『人間が人間を創る』っていう事をだな!女の人はたった280日でやっちゃうんだぜ!? やっぱりすげーよ 人間ってすげー

鋼の錬金術師 第19話 あんた達のかわりに エドワード・エルリック

・しかし子供を作らないことを他人に押し付けようとも思わない。無から有を生み出すことは罪ですよ!とか他人に言うつもりもない。価値観を人に押し付けると自分の正当性が失われるからだ。友達に極論をぶつければ間違いなく距離を置かれるので、私にとっては不利益でしかない。仮に納得させたとしても、私の利にはならない。反出生主義に対する感想を聞いてみたいなとは思うけど。不快にさせずに説明できる自信がないのであまりしたくない。反出生主義って結構な爆弾じゃないか?容易に振りかざすと他人を傷つけかねない。

・価値観を他人に押し付けないことは、極論を掲げることの免罪符になりうると思う。ヴィーガンはなんとなくネットで忌避されている気がするが、あくまでも忌避の対象は押し付けがましい人だけであって、自分で勝手に野菜だけ食ってる人には寛容だと思う。(身内がやってたら流石に心配になるけど。)

・なんか本題とはだいぶズレたことをつらつらと書いてしまった。まあ個人の感想なのでね…。自分が書きたいことを書きまくってます。

・反出生主義であるブラックという人物の言っていることは面白かったし、マーカーを引いてしまうほどに発言に共感できた。ただ押し付けているという点で同意できない。多分本の内容をきちんと理解できていないからこういう感想になっている。ブラックが反出生主義を押し付けていることに対して言及されていたし、反論もしていた。本の中の状況がだいぶ特殊なんで、ブラックが悪いとかは思ってないです。

・自由主義者であるオレンジの言っていることが一番同意できたな。私は、親には命を生み出したという責任がある。だから子供を幸せする義務があると思っている。

・もはや本の主題とは関係ないが、子供を安心して産み育てられる世界が健全なんじゃないかな、と思っている。子供の幸福が社会全体の幸福や利益につながるんじゃないですかねー。私のような独身者も含めて。教育と福祉には国がお金をかけるべきだし、出産費用が自費なのはおかしいと感じている。世の子供は健やかに育ってくれよな。

鏡の中のアクトレス事件

・車内で知らん夫婦が大声張り上げて超くだらない喧嘩をしている動画をみた。ラランド西田の動画がきっかけ。

・コミュニケーションについて考えさせられた。どちらにも悪いところはあるなと感じる。そもそも誰がこの動画をネットにアップしたんだよ。家族内の大喧嘩を公の場に晒す人間がいるのが怖えよ。

・まず父親の言い方がめっちゃ良くないと思うけどな。でも欲しい答えがいつまでも返ってこずにイライラする気持ちもわかる。全体的に母親に同情したが、ヒステリーを起こすと一気に劣勢になるよな〜。単純に高い声で喚かれるのって不快だし。

・二人に必要だと思ったもの…寛容さ。会話を楽しいものにしようという気持ち。正しさにこだわらないこと。相手に伝わるように話そうという意識。
かしら〜。

・二人が相手の言葉をどう解釈して、どこですれ違ってしまったのか考察している人もいる。現代文の問題か?視聴者の読解力が問われているな。他人の解釈に一旦は納得したが、それも間違っている可能性はある。真実は二人のみぞ知る。ですね。

・最近身内と喧嘩したのでその時の会話を思い出してみたが、相手の発言は覚えているのに自分の発言は覚えていない。自分の発言が相手を怒らせた可能性はあるが、記憶にないので省みることができなかった。私の中では相手が悪いことになっている。人間の認識はあやふやであるので、自分の正当性にこだわるのはナンセンスなのかなと思った。人は間違う生き物ですし。

・湊かなえの著書は、人によって認識や言っていることが全く違っていて、すれ違いや認知の歪み加減がリアルだなと感じる。全人類読んだほうが良くね?

・客観性を100%保って判断することなんて不可能だし、自分の正当性を完璧に確保するのも不可能なので、お互いある程度は寛容になるのがいいんじゃないかな〜と思った。

・まず男脳、女脳っていう雑な括りがよくない。男性は論理的で女性は感情的。まあ言ってることは分からなくもないんですが。感情を無視することイコール論理的ではないと思うぜ〜。人間が感情を持っている以上、感情も織り込んで考えるのが論理的なんじゃないですかね。相手の性別に関わらず傷つけるような言い方はすべきでないし、無闇に感情的になるべきではない。

・もし感情的になってしまうなら、その原因を考えて対処すべき。(体調、相手との関係性などなど?)これは内省も大いに含まれています。

・人の喧嘩をみてうだうだ偉そうに語っているが、外野に居るとすごく傲慢になりますね。私の目的はあの夫婦を見下すことではないです。教訓を得て自らのコミュニケーションを振り返り、今後の人生に活かしていきたい。

・私もあの夫婦のようになる可能性がある。その辺りに自信がないから子供を産みたくないのもあるんですよ〜。夫婦間で健やかにコミュニケーションを取れる気がしないし、子供の情緒をまともに育てられる気がしない。

・あの車内に放り込まれたら多分めちゃくちゃしんどいよね。娘さんに幸あれ。

正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない

図書館戦争

・ほんまそれな。肝に銘じますわ。

追記

鏡の中のアクトレス事件について。別の人の記事を読んでみた。
そこに私の知らない経緯が書いてあった。

家族は妻の実家に帰省していて、娘は実家でオレンジロードという漫画を読んでいた。ラジオで鏡の中のアクトレスという曲が流れたので、父親が娘に「この曲はオレンジロードの主題歌だよ」と教えた。それに対して妻が「違うよ。別のアニメの主題歌だよ。」と否定したという流れだったらしい。結局正しいことを言っているのは父親の方だったと。なるほど。どっちもどっちと思っていたけど意見が変わりそうだ...。

微笑ましい場面に水を差したなら、間違っとったわ!ごめんね!の一言は欲しいな。

曖昧な記憶で違うよ!と言い切ってしまうのも見切り発車すぎる気がする。私ならそうだっけ?ぐらいに留める。ここは後の対応によってリカバリー可能な部分かなと思う。(素直に間違いを認め謝ればいい)

明確に答えが求められているなら、検索結果を読み上げるのでは無く、話し言葉で伝えるべきと思う。あんな分かりにくい呟きで既に伝えたよ!は無理がある。

全体的に二人とも言葉を端折りすぎていて相手に何を求めているかが分かりづらい。ここは自分も気をつけるべき点であると思う。

母親のコミュニケーション能力、認知能力に難があるのではと思ってきた。再現性がないので教訓を得るも何もなかった。もうトドメにしかならないので、今後この話題に触れるのはやめておこう。

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