『日本語教師 起業コンサルティング』〜私の苦いコンサル体験記〜
この頃、
『本気で起業したいと思ってるんですが、どうすればいいか分からないんですが、コンサルティングとかされていますか?』
と、言われることが増えてきました。
まだ商品化する前から、数名の方がお申し込み下さり、起業に向けて進めています。
ありがとうございます。
今日は少し、私の苦い起業コンサル体験を、、、
(以下、HPから抜粋です)
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この頃、
『日本語教師として、本気で起業したいと思っているんですが、コンサルティングとか、していませんか?』
と、お問い合わせいただくことが増えてきました。
よく考えると、これは自然の流れだな、、、と感じます。
私が日本語教師になった約15年くらい前は、「日本語教師=日本語学校に勤める」が、一般的な世界でした。
ですが、だんだんと「フリーランス日本語教師」と言われる、「自分のスタイルで日本語教師をやっていきたい」という方が増え、その先に、
「本気で事業化したい」
という方が増えてきた、、、という、この流れは、とても自然なことだと思います。
私自身もそうでした。
少し私の苦いコンサルティング体験をお話ししますと、私の時代(約15年くらい前)は、「日本語教師のコンサルティング」というサービスが(私の周りには)存在しなかったので、「一般企業向けのコンサルティング」の方にお願いしたことがあります。
月10万という、起業前後の私にとっては、本当に痛い出費でしたが、
「これで軌道にのれる!」と、大きなチャレンジをしました。
そして結果ですが、、、全くうまくいきませんでした。
今となっては分かるのですが、その時は
「日本語教師の商品は、基本的に「教えること」。つまり、日本語教師として起業するとは、「教えること=商品」と、入れ物=「起業の形」の、両方を手にしてこそ、日本語教師として起業ができる、というスタートラインに立つことができるのに、日本語教育のことを知らない人が、「起業の形だけ」を作ろうとしても、商品が作れなければ意味がない。立派な入れ物ができるだけ、それだけになってしまう」
ということが分かりませんでした。
そして、実際どのような展開になっていたかというと、コンサル契約後、初めての打ち合わせで
「まず、金融機関から1,000万円借りて下さい」
と、なんとここから始まったのです!
「え!」と戸惑う私の気持ちは無視で、
「起業はどれも同じ。まず、それを借りてきて下さい。」
から始まり、断れなかった私は、恐い思いを抱えながら、商工会議所に行って、融資の相談をしました。
「あの、すみません。1,000万円融資を受けたいんですが、どこが借りやすいでしょうか。」
という私に、担当の方が
「あの、、、本当にいいんですか? 今のこの経営状態で、1,000万なんて借りてもいいですか?借りるより、もっと稼ぐこと考えてみた方がいいんじゃないんですか?!」
と、かなり感情的に言われました。
うなだれて聞いている私に
「あ、すみません、つい、、、。でも、心配になったので、、、。個人的な感情でお伝えして申し訳ありません。」
と、言われました。
私は、図星で、悲しくて、ショックでしたが、半泣きしながら
「いえ、最もです。止めて下さってありがとうございます。私も恐かったんです。だから、本当に、ありがとうございます。」
とお伝えして、借りずに帰りました。
今でも鮮明に覚えているのは、よほどショックな出来事だったからだと思います。
そして帰ってから、コンサルの方に
「すみません、私はやっぱり借りられません。すみません。」
と、そこから我を取り戻して、できないことはできない、と言うようになりました。
そのうち、コンサルの方が、もうお手上げ、みたいな感じになって、あきれて辞めてしまいました。
私は内心ほっとしました。
それまで私が浴びせられた言葉は
「努力が足りない、もっと真剣にやらないと」とか、日々、睡眠不足状態で仕事をしていた私に、そんな言葉を浴びせる日々でした。
私の現状を知っている周りの人達も見かねて、コンサルの方に
「え、もっと、ですか、、、?もう、限界まで頑張っていますよ。」
と言ってくれたりしました。
でも、
「いや、起業って、そんな甘いもんじゃないんですよ。全然まだまだですよ。」
と言って、私はもう心身共に
「もういいや、成功しなくてもいいや、、、」
と、自信喪失のどん底でした。
自己否定しかありませんでした。
私が未熟過ぎるんだ、、、私は起業なんてしてはいけない人間だったんだ、、、と、しばらく立ち直ることができませんでした。
こうやって、私のコンサル経験は、ひどく傷つき、終わりました。
そして今、有り難くも
「コンサルティング、お願いしたいです」
という相談をいただくようになり、私のこの失敗体験と、そして、日本語教師としての起業経験、そして、教える知識と技術が、もしかしたら今だったらお役に立てるのかも知れない、と、有り難くもお受けすることにして、今、数名の方にコンサルティングをさせていただいています。
私のように、ただ傷ついて終わってしまう、夢を諦めてしまう日本語教師の方が生まれないように、、、という気持ちもあります。
そして今、コンサルティングをお受けしながら実感していることは
「日本語教師のコンサルティングは、一般企業向けのコンサルティングとは違う」ということです。
私にできることしかできませんが、でも、こんな辛い経験がある私だからこそできる「日本語教師のためのコンサルティングの形」があると思います。
本気で起業を目指す日本語教師の皆様に、安心して駆け込める場所として存在するということも、今の、この経験がある者としての役目なのかな、、、と感じながら、有り難くお引き受けしています。
個別対応ですので、お受けできる人数に限りはありますが、ご縁のある方には、誠心誠意、尽力させていただきたいと、今も向き合って伴走させていただいています。
日本語教師が、もっと社会で対等に、もっと世界で対等に活躍できる世の中に、、、と15年間、ずっと思ってきました。
そのためにも「商品と形」の質の向上は目をそらせない現実です。
商品作りと起業の形、本気で起業を考えていらっしゃる日本語教師の皆さま、どうか夢を叶えて、社会で、世界で活躍して下さい!
影ながら応援しています⭐️
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Chihomi