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マダガスカル93日目

待ちに待った小学校での体育の授業。
結果から言うと思っていたようにできなかった。準備が甘かった。

しかし収穫もありました。
それは、うまくいかない時に投げ出すのではなく、粘ってなんとか先生と子供たちに運動の説明をしたこと。

ちょっとしたことだけど僕の中では大きな自信と確信になりました。
時間的にはその場で授業を終える選択もできました。
選択を迫られた時に頭に浮かんだ事が二つあります

一つ目、二つの選択を迫られた時は常に難しい方を選択する。
二つ目、この選択は僕だけでなく、目の前にいる先生と子供たちも関係している。責任感と言い換えましょう。

その結果、なんとか説明できた運動で子どもも先生も笑顔になりました。
初めてする簡単な運動に喜んで挑戦している姿が僕のモチベーションになります。

授業を終えオフィスに戻るとやるべき事が見えました。
授業でやった運動をまとめたテキストブックを作らなくてはいけない。
僕が子供と体育するのは長くても2年間です。だけど現地の先生はこれから先も小学校で指導を続けます。

先生の体育指導をサポートできるテキストブックがあれば2年後も継続して僕のサポートは残り続けます。持続可能な支援とはこのことを言うのではないでしょうか。
2年後にテキストブックを渡して終わりではありません。実践で使えるように授業後の先生との話し合いも継続して行います。

コツコツと体育の授業が終わるごとに積み重ねていき、2年後に完成形を渡せるように準備を続けます。自分一人で作ることは簡単です。しかし、先生と授業の振り返りを行い、一緒に造ることで体育指導力を向上も同時にできるのではないでしょうか。

限られた時間でいかに効率よく成果を出すか。これも大切な視点だと思っています。きっと素敵な世界に一つのテキストブックができると思います。
と言うより、絶対に作ります。

もがきながらも、足を止めなければどこかにあるキッカケを見つける事ができると再確認しました。コツコツと前進しています。
さあ明日も今日とは違う1日を全力で楽しんでいきましょう。



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