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人生にレールがあるだけありがたいと思え
大学3年生から卒業にかけて何度も目にし、耳にしてきた言葉。
「社会のレールからはみ出す。」「敷かれたレールの上をただ歩いてきた人生。」
レールがあることが当たり前になると、そのありがたみに感謝する前に、その文句が出てきてしまうのが人間なのか。
結局人のせいにしたいだけ。
大学生時代を振り返ると、私もそんな過ちを犯していた1人でした。
かなり痛い人間ですよね。
マダガスカルに来て何度も思ったのは「無い物ねだり」を止めるのは難しいという事。
しかし、マダガスカルを含む途上国で生活していると日常の当たり前に感謝する回数が増えててきます。目の前の事や物に感謝する回数も増えました。
水道が使えること、スイッチを押すと電気が使えること、仕事があってお金があって毎日食事ができること。
ここでは整備されたレールなんてない人がほとんどで、いつ死ぬかわからない先が真っ暗なイバラ道を生きる人も沢山います。
レールがあるのは当たり前ではなく、自分の生まれるずっと前に生きていた人たちからの贈り物であることを忘れてはいけません。
そして感謝の気持ちを忘れてはいけません。
自分も次の世代のために何かを残せる人になると決めました。
これからの人生のレールも自分と自分に関わってくれる人に感謝して進んでいける人になりたいです。