お金の使い方を教えて
まるで大金持ちの嫌味のように聞こえるかもしれませんが意味は全くの逆です。
毎週月曜日の朝は配属先で定例会議と朝礼会が開かれます。
マダガスカル国旗を掲げて、マダガスカル国歌もみんなで合唱バージョンで歌います。
男性パートや女性パート、ハモリ担当の人もいて少しだけ笑ってしまいます。
さて本題に入りましょ。
会議での話題は大概毎週同じです。
「資金」について。
今日は、配属先が開催しているサッカー大会の商品や賞金、関係者への謝礼用の資金がないのでどのように練り出すかを話し合っていました。
正直僕の入るスペースはなく、全く関係ない人として話を聞きました。
確かに、マダガスカルの教育機関は資金難です。
教員の給与も未払い、殆どタダ働きの人もいます。
そして教科書も1人に一冊あるわけない。
教室に電気が通ってないので薄暗い中授業をする。
体育で使う用具を買う資金もありません。
ある話を思い出しました。
以前、外務省に勤務する方の話を聞く機会がありました。
マダガスカルへは諸外国からかなりの資金援助があり、投資の対象としても盛り上がっていた時期もあったそうです。
しかし、いくら投資してもマダガスカルの景気は一向に良くありませんでした。
そのうち、マダガスカルは投資の墓場と言われ始めました。
いくらお金を注ぎ込んでも何にも改善されないからお金を捨ててるのと一緒だと言うことです。
そうなってしまうと、世界からの援助もサポートもなくなって来ますよね。
「お金の使い方がわからない。」
きっと政府の笛の立場の人や国を運営する役職の人たちはお金の使い方を知らないんだと思います。
実際に私も、お金の使い方を学校で教わった記憶はありません。今までなんとなく、経験して学んだ価値観でお金を使って来ました。それが正解なのか間違っていたのか正直分かりません。
きっと、私の配属先も同じと思います。
正直、無駄なところに使っていたり、使途不明金があるはずです。それでいて、お金がないと嘆くのは少し違うような気もします。
お金の稼ぎ方とお金の使い方はセットで教育に盛り込むべきだと思っています。
皆さんはどう思いますか?
今日も一日頑張っていきましょ。