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私が思っているよりきっと自分の1日は尊い
JICA海外協力隊を目指して合格通知を頂くまでに費やした期間は約半年。
周囲のボランティア隊員と比較してもかなり短いと思います。
それまで日本で仕事する未来をなんとなく描いていた大学生は半年で大きく今後のキャリアを変える選択をしました。
なんとなく幼い頃から海外に行きたいとは思っていたもののなかなか現実的な形を実現できずに気づけば大学卒業の年になっていました。
海外に行きたいと思っていた期間は、海外で生活する自分を想像してワクワクしていたと思います。実際に来てみると日本での生活を想像する毎日です。
「ないものねだり。」
この言葉が似合う日常生活を送っている自分を認知しました。
過去と未来を変えるために必死になり目の前の現在を疎かにする行為に価値はないと思っていても止めることは簡単ではありません。
「せっかくマダガスカルに来たんだから後悔しないでね。」
去年の8月ごろに日本に住む友人から送られてきたメッセージを思い出しました。
夢や目的、目標を達成したこれからの人生の歩み方と、それらを達成するまでの過程を比べたときに私は前者が重要であると思います。
なぜなら、達成するための過程を一生懸命生きるなんて当たり前のことだからです。
今を一生懸命生きることはすなわち未来を一生懸命生きるための過程です。
過程を疎かにして結果を得ることはできないことは知っています。
一生懸命生きた今日も、なんとなく生きてしまった今日もどちらもその尊さは真実です。
目的、夢を達成したマダガスカルの生活も、その先の夢や目的を達成するための過程であり、私はまだ何も達成していないことを思い出しました。
毎日に「もう少し」の後悔が残らないように、もう少し頑張ってみようと思います。
今日も1日頑張っていきましょう。