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【M1】おいでやすこが中毒

2020年M1グランプリが終わってしまった・・・。ここ数カ月YouTubeでネタを見ては元気をもらって過ごしていたので正直かなり寂しい。別に当事者でも、知り合いが出てるわけでもない、芸人に縁もゆかりも無いのに、なんでこんなに興奮してるのか自分でも不思議だ。客観的に見てキモすぎだ。でも良いんだ!だって昨日は最高に笑ったのだから!

正直、M1の感想は書かないでおこうと思っていた。ただのお笑い好きの私がM1について書いてもなんの意味もないなぁ、そう思っていたのだ。けれど、一日たった今でも余韻から抜け出せず、昼間仕事場でパソコン画面を眺めながら頭に浮かぶのはあの姿・・・。心から溢れ出る思いを、もう自分では制御するのは無理だ。だからここに吐き出したい・・・・・・。

おいでやすこがぁぁぁぁぁーーーー!!!!

天才がよぉぉぉぉぉ!!泣!!

あぁぁぁ、、、、すっきりしたぁ・・・。

届いてほしい、この言葉にならない思い。

もう、大好きすぎた・・・。眼鏡をかけた中年サラリーマンみたいな二人が歩く姿が何故かかっこいい。哀愁漂うおじさん二人が巻き起こす笑いと言う名の嵐。こがけんさんの美声が響く静かなネタの入りから、小田さんの絶叫で会場のボルテージが一気に最高潮に。それからは抱腹絶倒、怒涛の4分間。

ネタが終わったとき、やばいやばい、これは、、やばい、、、やべーーものを見た!とやべーしか言えなくなるほど興奮してしまい、動悸が激しくなり、その気持ちのやり場に困った私は普段全くつぶやかないTwitterに思わず「やばい、くそおもろい!!!」と震える指先で打ち込んだ。(女子とは思えぬ語彙・・・)

M1公式YouTubeページにさっそくネタが上がっているが、朝昼晩と合わせてもう10回は見た。そして嘘みたいに10回とも声出して笑った。一つのネタでこんなに何度も笑ったのは初めてだ。中毒性のあるネタってすごくないか??

なんといっても小田さんのあのツッコミ。可笑しすぎる!あれはなんだ!面白すぎる!!喉潰れるくらい叫んで、地団駄踏んで、ヒョロヒョロ飛び跳ねて・・・。

もうあれはどう表現すれば良いのかわからないので、とりあえず、個人的に好きだった小田さんの面白つっこみベスト3を勝手に表彰する!

第三位

「壁に向かって歌えーーー!」と、そのときの目線

第二位

両足でどたどたジャンプしながらの「なんちゅう曲チョイスしとるんじゃお前わぁ!しっとりさすなカラオケでボケェェ!」

第一位

「・・・ただ、盛り上がるかあーーー!」と、天井に着き上げた片手

一位と三位はシンプルにもう挙動がイカれてたので選出。「狂人と天才は紙一重」ってこういうことなのかなぁ。

二位に関しては、非関西人の私にとってはこういうコテコテ(に私には聞こえる)なツッコミが非常に痺れるので選出した。

番外編としては、激しく動き回りすぎて乱れた前髪を治す仕草とかなんか好きだった・・・。ああ、あと2ネタ目のしょっぱなの、今か今か、という雰囲気の中の「・・・覚えられへん!」ももちろんすごい笑ったし、「Go to Hell! Happy happy! 」「地獄へ落ちろーーー!?」とかもバカすぎて好きだわぁ・・・。つまり全部面白かった。一度面白いと思ってしまった人たちがやることは全部面白く感じてしまうのである。

それにしても漫才ってやっぱりすごい。こがけんさんも小田さんも、ピン芸人として第一線で活躍されていた方たちだと思うが、なかなか日の目を見なかった印象で、テレビで見かけるのも年に一回のR1くらい。しかも、面白いのに何故か優勝できない。漫才師の重鎮の誰かが、「コントだと人間性が出ないから売れにくい」と言っていたけど、ピン芸人もそうかなと思う。最初から最後まで何かを演じるとどうしても無機質な感じがするというか、その人本人の人間味がどうしても出てこない。

私は、誰かが誰かのファンになるときってその人の人間性を好きになるからだと思っているので、そういった点でいうと漫才の力は大きいなと思う。やっぱり人間2人が掛け合いをして作り上げていく会話によって、際立たされるそれぞれの個性があると思うし、その二人にしか生み出せない色があると思う。

そしてそれはそれは幸運なことに、優しいおとぼけこがけんさんと狂気のツッコミ小田さんが出会ってくれたことで、彼ら二人が見事に化学反応を起こして爆発した。R1で優勝出来ずにきたことがこの日のためのフリだったんじゃないかって思うほどに。まさに「1+1が生み出す無限の可能性」。痺れる。

二人は今後どうなるのだろう。こがけんさんのこちらのツイートに、まじめに悲しくなったわたくし。

いやぁ、そうだよな。二人の漫才って刹那的だ。ユニットだから今年で終わっちゃうのかもしれないし、R1出場資格剥奪があったからあの魂の絶叫が生まれたのかもしれないし、小田さんの喉もいつまで持つか分からないし・・・。

いつでもいつまでも見られるネタじゃないっていう思いが頭の片隅にあるからそれが余計に好きなのかもしれない。

だから正直優勝してほしいって思ったのだけど、酷なことにマヂカルラブリーも破壊的に面白かった・・・。

でも、最初お遊びでM1に出場してたのにいつしかM1に取り憑かれてしまったジャルジャルみたいに、彼らも漫才に取り憑かれてしまう可能性も無きにしも非ず。そうなったら本当に楽しみだ。

ふう。とりあえずひと通り書いて、私の胸のザワザワはいったん落ち着いた。

とはいえ、この余韻にはまだ浸っていたいというのが本音。

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