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トイレットペーパーがなかったのでプリクラでケツを拭いた

最近、「ぽきたw 魔剤ンゴ!? ありえん良さみが深いw」を地で行き過ぎている。仮にも社会人であるはずなのに朝起きるのが難しすぎる。いや、そもそも社会人っていう言い方なんやねん。イキるな、ゴミが。

最近、荷物を持つのが億劫になってきたので基本的に手ぶらで生きている。持ち物は財布と携帯とモンダミンである。モンダミンさえあれば人生は大体なんとかなるのである。最近何かと茨木あたりで飲む機会が多いが、なぜかほとんど外でひもじい思いをしている。いや、ほんまなんで外やねん。俺を温かく受け入れろ学生共。大卒の俺に逆らうな。
そんなこんなで酒を飲み、めちゃくちゃに大便をダイナミックにカマしてやりたかったので、ある公園のトイレを利用した。トイレットペーパーがなかった。それなりに綺麗なトイレに油断しきっていた。
しかし、サラリーマンはこんなことで慌てないのだ。隣のトイレの紙を使えば良いだけなのだ。ここが学生とサラリーマンの違いである。敬えカス共。
まずは周りの気配を探る。深夜帯であったことが幸いしてか、周りに人はいない。俺は人糞をパンツに付着させないように軽く履き、一瞬で隣のトイレに移る。気分はさながらジェームズボンド、ミッションコンプリートである。そして、便座に座って気づく。
トイレットペーパーがない。
人生最大の危機である。流石の俺も慌てふためいた。このトイレには個室が2つ、常備されているようなトイレットペーパーもない。なんでないねん、2度と茨木こやんわ、ボケが。それはそうとまずは現状を打開する術を見つけなくてはならない。24にもなって人糞をつけたまま酒を飲み歩く男にはなりたくない。深夜の公園の公衆便所からトイレットペーパーを求める情けない先輩にはなりたくなかったが、恥をかなぐり捨て、近くにいそうな暇人な後輩共に電話をかけるが出ない。役に立たん奴らや…
何か拭けるものがないか持ち物を探る。手ぶらでフラフラしていたことがここで裏目に出た。持ち物は財布と携帯とモンダミンとあたりめと焼酎である。モンダミンなんも役に立たんやんけ、何がモンダミンや。財布の中の現金はゼロ。ほぼ詰みである。
ここで太郎少年に電撃走る。あたりめの袋でケツを拭けるのではないか?
俺は持っていたあたりめを食い漁った。あたりめの袋でケツを拭いた。ケツが裂けた。
プラの袋はケツ穴に高刺激すぎた。しかも全然拭けなかった。正真正銘のゴミである。
途方にくれて財布を漁るといつぞやのプリクラが2枚出てきた。いや、流石にあかんやろ…いや、でもこれしかないし…様々な感情が入り乱れる。うち1枚は久しぶりに再開した高校のバンドメンバーと一緒に撮ったプリクラ、もう一枚は大学のサークルメンバーで撮ったプリクラ。
もはや答えは一つだった。大学のサークルメンバーで撮ったプリクラでケツを拭いた。ケツが裂けた。
プリクラの材質を舐めていた。硬すぎの上角が刺さる。だがなんとか拭くことはできる。無理矢理拭き終わり、トイレに流した。あたりめの袋も含めて凄い音がした。壊れてたらごめんな…茨木市…

そんなこんなで俺は二度とプリクラを撮りません。クソが。

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