大学生活は得てして酒と共にあるらしい2〜そして伝説へ〜
またnoteが俺に隙を見せてしまったので更に自分語りを続けるが、
ある年の春、浪人生活が始まった。
そして俺はSkyrimにハマった。四六時中Skyrimのことを考えていた。擬似的なヒーロー像を思い描きシコシコロールプレイしていた。しかし、ある日操作を誤り村人を斬りつけてしまった。村人が全員俺を攻撃してくる。仕方なくその村を滅し、俺は盗賊になった。やはり俺はヒーローにはなれないのである。
流石に勉強してる姿は親に見せておかないといけないと理解していた大変聡明な太郎少年は自習室に行き、2chをしていた。家に帰ればSkyrim、自習室に行く前もSkyrim、自習室では2ch。そんな醜悪な生活を続けていた。そんな生活を続けて約3ヶ月、Skyrimをやり過ぎてPS3がオーバーヒート、帰らぬ人となった。
流石にそろそろ勉強しなければいけないと悟ったやはり大変聡明な太郎少年は遂に勉強をし始めた。しかし悲しいことに当時の太郎少年は変に尖った思想を持っていたので、受験科目を勉強したところで意味がないと思いこみ、太郎少年は古本屋に行きよくわからん岩波新書を買い漁り、ひたすら読んだ。「これこそが"勉強"だ」と気持ち悪いニヒリズムに浸り、syrup16gを聴きながらひたすら本を読んだ。
なんだかんだ一応大学には合格した。世間的には高学歴と言ってもいいんじゃないかな大学である。平伏せ愚民ども。
さて、大学に入学したはいいが太郎少年は気が小さい男である。最初のオリエンテーションでは人の多さとチャラチャラした歳下に萎縮し、友達はできなかった。決して俺のコミュニケーション能力が低いわけではないのでそこは勘違いしないでほしい。元来、俺はコミュニケーション能力が高い人間のはずである。なにしろ、小学校の時の俺のあだ名は12個あった。お前らにはあだ名なんて12個もないやろ。平伏せ愚民どもが。まぁよくよく考えるとそのうちの10個くらいは悪口だったような気がしないこともないが俺はみんなと友達になるのが上手いリア充(死語)なのである。大学では何某ジャケットだとかを肩にかけるだけで袖を通さず着ている連中が怖くて仕方なかっただけなのだ。彼ら彼女らはきっと義務教育で服の着方を教わらなかったのだろう、立志伝中の人である俺にとってそれは恐怖以外の何物でもなかった。衣服はしっかりと着て欲しいものである。裸族か貴様ら。
そんなこんなでインキャ軽音サークルに所属した俺はそれなりに楽しくやっていた。ビデオ通話がかかってきたと思うと、自分の肛門を笑いながら見せてきたり、尿道を見せてくる先輩もおったけど、まぁ俺も新歓ライブ的な催しでギター弾きながらフロアで酒飲んで踊ってたら一回生の女の子が全員怖がってサークルを辞めていった事件を起こしたことあるし大学生というものは得てしてそういうものなんだろうと思うことにする。