~原子心母~ Atom Heart Mother by Pink Floyd
ここ数日間、軽い交通事故や就職活動などが重なりあまりブログをかけていなかったがやっと書けた。
今日紹介するのはPink Floydの原子心母、牛のジャケットが大変印象的。
1970年に発表されたアルバムでシド・バレットの脱退後に商業的に大成功した作品。A面が表題曲の原子心母でB面が各メンバーの書下ろし曲とメンバーの共作が入っている。 ちなみにこのジャケットは映画「時計仕掛けのオレンジ」でも見られる。(キューブリックはピンクフロイドに音楽を依頼していたが、曲を分割して使う可能性があることをバンド側が拒んだため座礁した)
A面の原子心母は約23分の完全インスト曲であり、とにかく壮大さが広がる音楽である。私は初めてこの曲を聞いたとき、まったくはまらなかった。しかし何故かはわからないが、たまに聞きたくなる音楽であった。
それを繰り返しつつプログレ作品を多数聞くにつれ、このアルバムにどっぷりとはまっていった。
また、最近私事だがAnkerのLiberty Pro2というイヤホンを購入した。(これについては後日記事にあげる予定)そのイヤホンでこの曲を聞くと、今まで聞き逃していたサウンドみたいなのが全て耳から頭にダイレクトに流れてさらに感動した。
私はこの曲を聴いていると、頭の中に牧場の壮大な様子が頭の中に広がる。しかし途中からは宇宙が広がる。それにはクラシックの要素・楽器を多数盛り込んでいる部分がやはり効果的に聞いているのだろう。
さてここからB面について話していくが、2曲目のIfはウォーターズ制作の曲である。If I were~という「現実に起こっていないことが起こったら私はこうする」という仮定法を用いて繰り返すが、1つだけIf I go insane(もしも私の気が狂ってしまったら)というフレーズがある。これは英文法的には「現実に起こりえる可能性がある」という意味でとれる。そういった部分でシド・バレット脱退についてが頭によぎる作品でもある。(狂気やThe Wallの前身とも言われている。)
3曲目のSummer'68はおそらくワンナイトラブ的な歌詞である。メロディとしては、かなり聞きやすいしわかりやすいと思う。
4曲目、Fat Old Sun(デブでよろよろの太陽)この曲だけは歌詞の意味がなかなかつかめない。 デヴィッド・ギルモア制作でこれも心地よく聞ける。
5曲目,Alan's Psychedelic Breakfast とある男の朝食風景を音楽だけで再現した異色の作品。しかしながら、これが頭にダイレクトに映像がとして入ってくる。ただ朝食を作る生活音とゆったりとした音楽の融合、聞いているだけでお腹が空く。とにかく朝のゆったり時間の幸せなひと時を幸福に感じれるような曲。
原子心母
1. Atom Heart Mother
2. If
3. Summer'68
4. Fat Old Sun
5. Alan's Psychedelic Breakfast