~Off The Wall~ by Michel Jackson
卒論を提出し、いよいよ4月からの新卒入社まで内定者の研修とバイトの日々。その合間にも音楽の発掘は欠かさず行っており、ここ数ヶ月で発掘したアルバムは多岐にわたる。しかしこれまで聞き続けたアルバムを再度聞き直すことも重要視している。今回紹介するのはKing of PopことMichael Jacksonの「Off the wall」だ。
Off The Wall
「Off The Wall」は1979年に発売されたアルバムで、後に「Thriller」,「Bad」も手掛ける巨匠Quincy Jonesをプロデューサーに迎えて作成された。そして伝説のチャリティ「We are the world」でも二人は共演することとなる。またOff the Wallは日本語で「型破りな、常識破りな」などの意味をもち、まさに型破りなアルバムである。
Quincy JonesのツテからPaul McCartney、Stevie Wonderなど豪華アーティストの楽曲提供、および一流スタジオミュージシャンたちが起用されており完成度はかなり高い。
そしてこのアルバムを起点にMichaelはJackson 5 (Jacksons)時代のアイドル路線からアーティストへと音楽人生を歩むこととなる。
このアルバムは当時のDiscoブームの影響を受けていることからも全体的にDicso感があるもののブラックミュージックのリズム感をしっかりと刻んでいおる。またB面は提供曲が多く、AOR要素のあるブラックコンテンポラリー色も醸し出している。
「Off The Wall」と「Thriller」と「Bad」の比較
伝説級のアルバム「Thriller」や「Bad」は個々の曲の完成度が高いものが多く、有名な曲がかなりかなり多く詰まっているのに比べて「Off The Wall」はアルバム全体での完成度が群を抜いて高く、AORの要素も入っているアルバムだと思う。
「Off The Wall」:Chill
「Thriller」:Gorgeous
「Bad」:Power
といった言葉が個人的にあてはまる。
Thriller
収録曲9曲のうち2曲目「Baby Be Mine」と9.曲目「The Lady In My Life」以外すべてシングルカットされ、その全てが全米でトップ10入りを果たすといった怪物級のアルバムである。また更に有名にしたのが「Thriller」のストーリー仕立てのMVだ。今ではMV自体は珍しくないが、ThrillerこそがMVという文化を根付かせた。スリラーのゾンビダンスはいわずもがな有名である。
また余談だがEdward Van Halenもギターとして参加しているハードロックとR&Bを融合させた「Beat it」のMVは本物のギャングが参加している。
1. 「Wanna Be Startin' Somethin'」
2. 「Baby Be Mine」
3. 「The Girl Is Mine」
4. 「Thriller」
5. 「Beat It」
6. 「Billie Jean」
7. 「Human Nature」
8. 「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」
9. 「The Lady In My Life」
Bad
7000万枚以上売り上げたThrillerを超えるべく製作されたものの3500万枚以上売れたものの前作を超えることはできなかったとされる。しかし11曲のうちシングル5曲はすべてビルボード連続1位を獲得している。
(以下 黒太字5曲)
Badは歌詞に世界平和、政治批判などのメッセージ性が色濃くついたアルバムである。Badについても様々な逸話があるがここでは割愛する。
シンクライヴィアという電子楽器を取り入れているためこれまでとは異なるサウンドに挑戦した部分を感じ取れる。
1. 「Bad」
2. 「The Way You Make Me Feel」
3. 「Speed Demon」
4. 「Liberian Girl」
5. 「Just Good Friends」
6. 「Another Part Of Me」
7. 「Man In The Mirror」
8. 「I Just Can't Stop Loving You」
9. 「Dirty Diana」
10. 「Smooth Criminal」
11. 「Leave Me Alone」
私のベスト
3つのアルバムのなかでも、アルバム志向を掲げる私はやはり「Off The Wall」が最も好みである。しかし彼の曲はほとんどが素晴らしく、本当に完成度の高い曲が多いと思う。そのなかでも特に気に入っている曲をいくつか紹介する。
①Rock with you from Off The Wall
このDiscoサウンドがたまらなく好きで聞いてて心地よい。ブラックコンテンポラリーの最高峰と個人的に思う。
②Off the wall from Off The Wall
③P.Y.T(Pretty Young Thing) from Thriller
この出だしからのサウンド、Michael Jacksonを聞き始めたときからかなり好きだったことを覚えている。歌詞は恋愛対象には少し若すぎる少女への愛 (Tenderoni)とキレイに書けばなるものの、実際には割とハードな内容。
Michel Jacksonと私のお話
Michel Jackson以前から私は聞いていたが1,2年前に母親が「This is it」の映画を見てからドハマリしたらしい。(私はまだ視聴していないが..)実家にかえるとMJのDVDboxなどがあったりと少し驚いた。母親は音楽といえば浜崎あゆみや松任谷由実などを掃除のときにかけていたものの、あまりヘビーなリスナーではなかった。さらに洋楽もBilly JoelやCeline DionのCDを所持していたが、かけているところをあまり見なかった。そんな母親がMichel Jacksonにハマるのはかなり驚いた。同時に年代を超えて愛されるMichel Jacksonの凄さというものを感じた。レコードプレイヤー、スピーカーを新調したのでぜひ実家に帰った時にレコードで聞かせたい。
おわりに
社会人生活がはじまると音楽の発掘およびこのブログ更新がどうなるのだろうか現状疑問である。しかし1つだけ決めたことが有る。それは「毎月1枚ずつLPを買う」ことだ。(2枚以上買いそうだが..笑)
これまでサブスクで登録してきたアルバムも含めどんどんと買っていく。また新たな発見ができるだろうと思いを込めて毎月の1枚のために社会人を頑張りたい。またブログ更新も頻度は高くないがこれまで通り続けれることを祈りたい。
そういえばMichel Jacksonの伝記映画が「ボヘミアン・ラプソディ」のプロデューサーによって製作されるらしい。「ボヘミアン・ラプソディ」の完成度はかなり高かったし期待したい。
今後のブログネタ(仮)
・購入した and 所持しているLP紹介
・Genesis 「The Lamb lies down on Broadway(眩惑のブロードウェイ)」
・Miles Davis 「Bitches Brew」
・宇多田ヒカル
・The Velvet Underground & Nico などなど