9人村/占い3CO下における情報吊りの是非【人狼殺】
配役
村村村/占/霊/騎/狂/狼/狼
情報吊りとは
占い師の白先が対抗の占い師に刺さっている状況で、その占い師視点の黒を吊ること
例えば、AがBに白が刺さっている状況で、Cが占い師COしたとする。その場合、A視点ではCの狼が確定します。
今回は、ターン制人狼において占い師のうち一人が対抗の占い師に白を持っている状態について意見を書きたいと思います。複数人が対抗白を持っている状況、真狼狼は割愛。
単純な確率計算だと”吊るべき”
リア狂でもいない限り、3CO盤面下では狼が確定で占い師を騙っています。発言を度外視して考えた場合は真占い師が対抗白を持っている確率が1/3。かつ、狂人が人狼を囲おうとして失敗した確率が1/3×1/2。合算して、情報釣りで狼が釣れる確率は50%です。
逆に、色結果を度外視して狼を吊りにいく場合は1/3でしか狼を吊ることができません。なのでターン制人狼において「情報吊り」という進行は一定の人気を博しており、1確霊能者が情報吊りを唱えることもしばしばあります。
発言精査ゲームとしての欠陥
確率信者にとって情報吊りは正義です。しかし、占い2CO状況下で潜伏狼がどちらかの占い師に白を打ち、盤面を形成する行為に対し、全く免疫を持たないのが脳死の情報吊りです。
発言や考察内容を度外視する前提であれば、100%狼を吊ることができない盤面です。情報吊りを行った場合翌日狼が破綻することになりますが、残った占い師が真か狂人か狼かはグレー視点わからないので、混沌とした最終日を迎えることになります。
具体的には、グレー4人の殴り合いです。霊(護衛成功)→霊→グレーという手順で噛みが入るので、この盤面が一番多いと思います。グレーの狼のプレイングスキルに依る部分が大きいですが、村を吊ったら負けなので騎士が生存していた場合はCOで網を絞って1/3、騎士が死んでいる場合は1/4の確率で村が勝てるという話です。グレー護衛が成功した場合のみ、縄が増えるので村有利に傾きます。
こんなに不利な状況を作りかねないのに、なぜ情報吊りが横行しているか?個人的には、実際には狼が苦手なプレイヤーの方が多く、ラストウルフが捕捉されるケースをよく見受けられるため、界隈全体に危機感がないのかなと考えています。素村と狼とで同じ出力の考察を落とせる人物がラストウルフで、村一人ひとりのスキルが拮抗している場合は上記の確率通り狼が勝ちそうだと思います。
こうなってしまう要因が情報吊りであり、情報吊りが正義でないことを明確に示していると思います。