文章を書かなくなって久しく、語彙力を取り戻す為にリハビリがてらで始めてみた所です。

今ブログを書くのなら恐らく周りを見渡す限りnoteなのではと思いましたが、思っていたものとは少しイメージが違いクリエイターでは無くただの会社員です。

以上序文、下部より本文です。

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コロナウィルスのおかげで引きこもる事が是とされている。

多くの引きこもり体質の人が抱く様に同じく、元々引きこもり体質なのでこれはもう、いつもと何ら変わりない。

ただ、サポートでギターを弾かせてもらっているBagus!のライブやスタジオは無くなり、MAGARI Booksが出店するイベントも全て無くなった。 

この数年間は成り行きに流されるままに生き、誘われるがままにバンド活動に参加し、誘われるがままに本の出店をしてきた訳で、緊急事態宣言を発端にそれらのルーチンが崩れ、そして新たな生活がやってきた。

元々シングルタスクの人間が無謀にもマルチタスクに手を出し、しかも脳内の整理が苦手故にその全てが中途半端になっていた。

驚くべきことに、この新たな生活がやってくるまで、自分がシングルタスクという事を完全に忘れていたのである。

普段如何にぼーっと生きていたのかを思い知らされた次第で、ぼーっと生きていた事にすら気づいていなかったのである。

こんな事ではダメだ、いっそ本を売る事を辞めてしまおうかとも思ったが、先日あるきっかけによりそれも思い直した。

ただいずれにせよ現状は中途半端なので、今後事態が治っても業務縮小はしようかと思っています。

そんな中で、先月からGWにかけて、出来ていなかった事を色々と片付けた。

家の大掃除をして本や不要な家具を整理し、近所の散歩をし、そして近場へ山登りに出かけた。

この山は定期的に登る山で、山中には行者道があり、そこは通常のハイカーもあまり通らない場所で、道も悪く電波も届かない。

歩いていると周りから草木が動く音がする。山なので当然猪もでるし、マムシもいるだろう。

普段もあまり変わらない様な場所に住んでいるものの、やはり勝手が違う。

たかだか30分程度降りれば人のいる場所まで戻れるが、もし仮に足を滑らせて人の通らない場所まで滑り落ちて足の骨でも折ってしまえばどうだろう。

そんな中で1人歩いていると、不安な気持ちになってきて恐ろしく孤独な気持ちになる。

この山は登る度にそんな気分にさせてくれる山であり、なので定期的に登るようにしている。

定期的に恐怖する事によって自分の楽観する気持ちを落ち着かせるのである。

特に何が書きたいと思って書き始めた訳でも無いのですが、今回は結果的にこういった内容の話になりました。

なんともまとまりが付きませんが、最後にここ最近良かった音楽と本でも紹介させて頂きます。

Jeneviene / Baby Powder
リバーブのかかったスネアにドライなベース、コーラスのかかったミュートギターにエレピと、どれをとっても好み。
日本的な雰囲気だなぁと思っていたら杏里のサンプリングらしいです、全然存じ上げてませんでした。

国木田独歩 / 武蔵野
山登りに行った流れで読みました。(山登りの話ではありませんが、自然繋がりで)
ただただ風景の描写が素晴らしく、語彙が年々無くなってきている身としては、頭が上がらない一冊でした。
武蔵野へは恐らく行った事はありませんが、にしても著者の住まいがあった渋谷にしろ、たかだか130年程前には自然豊かな場所だったんだと思うと色々な事を考えてしまいます。

余談ですが山という漢字、造形的にグッときます。

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