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仕事の出来栄えをイメージしているか? 自分の力量は把握できているか? 

愛知県のリサイクルカンパニー
豊アルケミー株式会社 代表の桐山です。
地方で子育て・教育・地域に携わって生活している企業経営者です。


会社事務所のリフォームの総仕上げで、現在、扉を取り替えています。
それほど難しい工事ではないと思っていたのですが、職人さんが大苦戦していました。
既存のスマートロックを新しい扉に移設するところで、なかなかうまく取り付けられずにいました。
(事前に移設の件はお伝えしてあります)

扉本体を切り欠いて何とか取り付けては見たものの、
無理くり取り付けました!
という仕上げで、とても納得いく状態ではありません。
切断面がそもそも真っ直ぐでなく、切りっぱなしなのが素人目にも明らかです。

切欠きで切断面がガタガタ
コチラも同様
コーキングが凸凹



コーキングが凸凹 さらにはみ出している

また他にもコーキングが波打っていたり、コーキングが関係ないところに付着していたり、ホントにプロ?と疑いたくなるレベルでした。

工事後、現場も汚れたままです。
クラクラ😵‍💫します。

翌日元請けさんを呼んで、見てもらいました。
平謝りでしたね。
元請けさんは信頼のおける方なのですが、協力業者の選定考えてもらわないといけません。
私は値切ることもなく、工事日程も先方の都合を受け入れていますから、無理をさせるようなことはしていませんから、なおさらです。
対応はしていただけるとのことですが、あの職人さんたちではリカバーは無理かなと思いました。

その後、対応はしてもらったものの、やはり要望が理解されてないことを感じました。
私の要望は
「見切りを綺麗にしてほしい」
ということです。
綺麗、という言葉は曖昧かもしれませんが、
「製品としてあるべき姿」
にしておいてほしいのです。
ただそういった感性は持たれていないようで、修正工事をしてもらったものの、多少マシになった程度でした。
ある程度、修正したところで私が呼ばれ
「こんな感じでどうでしょうか?」
と尋ねられました。
もちろん「製品としてあるべき姿」には程遠いのでNGとしました。
それも残念でしたが、私がよしと言えば、それで良いと思われているフシが感じられたのは更に残念でした。
彼自身の美意識として、今回のような施工が許されるのか?と疑問に思いました。
率直に言って彼の仕事は日曜大工レベルです。職種は職人かもしれませんが、実態は伴っていません。

端的にいうと日曜大工と職人の違いは製品を作れるかどうかです。
そして仕上がったものが製品と呼べるかどうかは
「見切りの処理」
に現れます。
職人さんには具体例を示して、見切りの処理を考えてほしいと伝えました。
その場では埒があかないので、一旦工事は中断して、改めて対応を考えるように伝えました。

こうしたトラブルに遭遇し、学ぶことがあります。
顧客に満足してもらうには
1.最終形をイメージしていること。
2.自分の力量を見極めて仕事をすること。
だと思いました。
最終形をイメージできなければ、イメージ以上の仕上りは不可能です。
またイメージはできても、技能がなければ、その通りに作れません。

自分事に置き換えたとき、本当に自分がプロとしての役割を果たしているのか、向き合う必要があると思いました。
人の批判は簡単ですが、自分のことを顧みることも必要ですね。

それでは!


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