デジタル教材で学習の進捗度・理解度を共有しよう

愛知県のアルミリサイクルカンパニー
株式会社豊アルミ工業 代表の桐山です。


先生役のボランティアさんが足りないということで、私自身が学習支援ボランティア活動に先生役で参加してきました。

先生役になってまず実態を知る

担当することになった生徒さんは数学の学習を希望していまいした。
問題集や取り組む単元も本人が準備していたので、ひとまず問題を解いてもらうことにしました。
数学はあまり得意ではないとのことで、いきなり手が止まってしまってしまったので、まずはその問題を一緒に解いていきました。

一問、一緒にやってみて、今取り組もうとしている単元は、その生徒さんにとっては荷が重いと感じました。
それ以前に理解・習得しておくべきことがあやふやになっているのです。
少し前の単元に戻って、トレーニングしようと前の方のページに戻ったところ、書き込みが多いため、ちょっと使いにくい状態でした。
そこで私は持っていたアイパッドで問題を検索し、程よい問題を見つけたため、それらをしばらく解いてもらうことにしました。

それも少しあやふやなところがありましたが、繰り返し問題を解く中で、最終的には自力で完答できるようになってきました。
生徒さん本人も、理解が進み、自分の力で解けるようになったことで少し自信が持てるようになったようです。

生徒個別の理解度をデータで共有したい

先日の記事でも書きましたが、生徒個別の理解度を誰も把握できていないため、生徒の手元にある教材(問題)を解いて、分からなければボランティアが解説するといった手法がメインになってしまいます。
学校にはすでに、一人一台デジタル教材があります。
私の子供も同じ学校の生徒なので、使っているデジタル教材の仕様をヒアリングしてみました。
想像通りですが、ちゃんと理解度や進捗度が保存され、視覚的に分かりやすい形で表示されるとのことです。
まだ話を聞いただけで実物を確認できていませんが、まずはこのデータがあるだけで十分だと思います。
なぜなら理解度や進捗度合いの全体像を把握し、取り組むべき個別の課題が見えてくるからです。
生徒に対しても、この単元が弱いから、今回はここを取り組んでみようか?という提案もしやすくなり、生徒側も自分の理解度の全体像を俯瞰できるのではないかと思います。

自己肯定感を上げながら、継続的に学習を進める

自分自身の経験ですが、いきなり難しい課題に取り組むと気持ちが折れます。
これは勉強に限らずですが、あらかじめクソゲーと分かっていても、思うように進めなければコントローラーを画面に投げたくなるものです。
同じ現象が多くの子供たちの中で起きており、自分の理解が進んでいない状況で授業がどんどん進んでいけば、学習意欲が下がるのは当然のことです。
学習の継続などできるわけがありません。

まずは自分のできるところものから進め、
「できた!」
という感覚が持つことが大切です。
そして指導者が
「よくできたね!」とか
「今日もがんばったね!」とか
励ましの言葉をかけてあげることが
生徒の自己肯定感のアップにつながります。
先生も親も、できていないことや足りていないことばかりに、つい目を向けがちではないでしょうか。

最近では学習アプリも肯定感を高めてくれる言葉を毎日投げかけてくれます。
そしてフィードバックも秀逸です。
私が使っているELSA Speakingは
励まし、労い、よかった点をまず伝えてくれます。
それによって心が開き、聞く耳を持つ姿勢になれます。
その後、改善すべきことは淡々とテクニカルな課題として指摘してくれます。
心理的に受け入れやすい仕組みになっています。
科学的な知見がベースにあって、人間らしい言葉で表現できるように作られています。

学習者に寄り添った学習支援をするにはどうしたらよいか?
今後も考えていきたいと思います。

それでは!


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