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数値で考える優先事項

愛知県のリサイクルカンパニー
豊アルケミー株式会社 代表の桐山です。
地方で子育て・教育・地域に関わって生活している企業経営者です。


コストパフォーマンス
タイムパフォーマンス
どちらも大切な考え方です。

パフォーマンスという言葉の厳密な意味は置いておき
イメージとしては
「効率」
のことを指しているおり、一般的にそのように理解されていると思います。

当社ではある設備の導入を考えています。
A社の装置:1500万円
B社の装置:500万円
費用としては3倍の開きがあります。
基本的な能力や機能が同等であれば、B社の装置を採用しますが、実際には能力に差があり、単純に決められません。
時間当たりの処理能力で比べるとA社のものはB社の20倍ほどの能力があります。
B社の能力が1とするとA社のものは20の能力があり、
能力とイニシャルコストの比較をすると
A社:B社=75:500
となりA社製はB社の6倍以上の性能を発揮します。

それではA社の方が優れているかというと、
それは一概に言えません。
B社製にはA社にはない、機能が備わっており、場合によってはその機能が必要になるときもあります。
また扱い量がB社製の能力で事足りるのであれば、問題はありません。

またサイズなども採用に当たって大きな条件の一つとなります。
B社製はサイズがコンパクトなのも魅力のひとつです。

同じような機能があるようで、実は求められるものが違います。

また採用に当たって、機能面だけでなく資金繰りということも大きな条件となります。
より処理能力が高いものがほしいと思っても、導入するだけの資力がなければ採用はできません。
設備投資の意味するところは付加価値をつけるということです。
投資に見合った付加価値がつけられないと、コスト回収に時間がかかってしまい、損失につながりかねません。

数値の裏付けのもとに多面的に検討することはとても重要です。
もちろん計算通りいくとは限りませんが、なんとなくの感覚で設備投資するのはリスクがあります。

設備投資するにあたり、設備を見聞きすると頭の中でイメージ沸き上がり、なんでも良くなりそうな感じがしてきます。
逆にどうなるか分からないので心配だ、ということで、設備投資を避けるのも理解できます。

最終決定は「エイッ!」というパターンもありますが、そこに至るまでに数値で見極めができる体制を整えておくことは大切だと思います。


それでは!

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