リーダーとはチームを第一に考える人
愛知県のリサイクルカンパニー
豊アルケミー株式会社 代表の桐山です。
子育て・教育・地域に携わって生活している企業経営者です。
所属している経営者勉強会の年度末が近づいており、来期のリーダー決めが行われました。
候補者は二人。
ひとりは前任者A氏。
もうひとりは本会でのリーダー経験のないB氏。
お二人に想いを述べて頂きます。
こうした場でのリーダー経験は、自身の社業でのふるまいと密接にリンクしています。
例えば、会合に遅刻したり、資料の提出が遅い人は、社業でも同じような行動をしがちです。
社業と違って、いい加減なことをしても金銭的損失がない分、悪いふるまいはより強く出る傾向にあります。
前任者A氏は愛されキャラではありますが、諸々について疎かにしがちなタイプです。
それゆえ、自分が当初思い描いていたリーダーとしての役割を全うできずに任期を終えようとしています。
そのことは本人もよくよく自覚しており、反省や自戒の念が言葉に表れます。
それは良いのですが、これからリーダーを選ぶにあたり、自省だけでは弱すぎます。自省したことを次にどう活かしていくかが大切ですが、ついぞ、前向きな意思表明はありませんでした。
そしてB氏。
B氏は従来リーダータイプではありませんでした。
頼りなさが感じられ、またちょっとズレた発言をしがちな人物でした。
しかしここ2か月ほどで、別人のような力強さを発揮してきました。
発言も的を得ており、聞いているこちらも「うんうん」と納得できるものばかりです。
それをしっかり見ていたC氏が、B氏をリーダーに推挙したのです。
B氏は一瞬、ためらいがありましたが、自分の中から出てくる何かを飲み込んで「やります」と言いました。
そして「みんなのために力を尽くす」と宣言してくれました。
勝負ありです。
決を採りましたが、もう流れは決まっていました。
B氏がリーダーとして、まだ何かしたわけではないですが、チームに明るい未来を感じさせてくれました。
期待が大きい分、実行が伴わなければ、メンバーからの失望は大きくなります。
しかし上手くやるかどうかよりも、チームのために頑張る姿を見せていれば、メンバーは必ずフォローしてくれるものです。
それにしても、成長を望んでいれば人は変わるということを改めて学ぶ機会となりました。
それでは、今日も一日良い日でありますように!