ISO審査 外部の目(続き)
現場確認
ISOはPDCAサイクルが実効的になされているかが重要である。
Doが実際にどうなっているか、審査員が現地現物を見て回る。
前編【ISO審査 外部の目】ではこのことに触れていなかったので、こちらで説明したい。
法令
基本的なこととしてまず法令が守れているか。
当社の場合は消防に関することを見られているように思う。
消火器の設置場所や使用期限の確認ていどではある。
以前、建屋の大きさから消防設備の設置が必要でないか、問われたことがあった。建築業者に確認したところ、不要である旨、確認できたので問題はなかった。もし必要だとしたら結構な大ごとだ。
環境
審査員は当社の現場責任者と共に現場に入り、環境的な問題が生じていないか確認する。
例えば、油や廃液が外部に漏出の有無など、社内だけでなく敷地周辺の状況も確認される。
現場の3S(整理・整頓・清掃)状況も重要だ。
現場が汚いと、管理を疑われる。
当社は職種的に粉塵の発生が多いが、日常の清掃と審査前の頑張り清掃の甲斐あって、「きれいにされてますね」と言って頂けることが多い。
マニュアル
社内で作成した環境マニュアルがあり、それがその通りに運用されているか。
必要備品として、設定したものがあるか?
保管状況は適切か?
現場スタッフに周知されているか?
ヒアリング
現場スタッフに審査員がヒアリングする。
環境方針が理解されているか?
個人的に意識していることは何か?
など。
基本的な考え方はスタッフに浸透している(はず)なので、しっかりと回答してくれているようだ。
以上、そんな流れだ。
ISOの審査員は仕事柄、様々な会社を見ている。
そういった方にGOOD評価をもらえるのはうれしいものだ。
審査後は社員にも、共有し、更なる改善を進めていきたい。