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消えた職業病

こんにちは、愛知県のアルミリサイクルカンパニー
株式会社豊アルミ工業 代表の桐山です。


仕事や趣味を長年続けているとクセのようなものが体に染みついてしまうことがあると思います。
今回は「職業病」と言えるようなクセがいつの間にか消えていた話です。
肉体的な障害を起こしてしまうような本当の職業病ではありません。

私は現在のリサイクルの仕事の前は
建物の空調・給排水設備システムのエンジニアでした。
主に工場のクリーンルームなどを担当していました。
建物は人体に例えられます。
柱や梁などは骨格
・壁は皮膚
・設備は内臓

といった具合です。
設備は内臓にあたるため、建物の利用者の目に触れる機会は少なく、意識されることはありません。
空調システムの機能は、温湿度が調整された新鮮な空気をダクト(導管)を通じて部屋に供給し、室内の古くなった空気を屋外に排出することです。
こうしたダクト類は天井裏に設置されていることが一般的です。

フードコートの天井

しかし、天井板を設置せず、ダクト類を露出させている場合もあります。
こうした露出されているダクトや配管などがあると、すぐに見上げて、
・どういったレイアウトになっているのか?
・どういった方式の空調システムが採用されているのか?
・電気配線との関係は?
・技術的におかしなところはないか?

など、エンジニアはチラチラと眺めてしまうのです。
病気ですよね(笑)

ちなみ露出させておくメリットは、
・天井板を張らない分のコスト削減
・将来的に空調・給排水設備の改修工事が容易
ということが挙げられます。
フードコートなどでは店舗の配置が変わったり、調理する料理によって厨房の排気量を多くする必要があったり、水を多く供給する必要があったりします。
マクドナルドとラーメン屋では要求される空調や給排水の仕様が大きく異なりますからね。

前職をやめてから20年近く経っているので、以前のように無意識に天井を見ることはなくなりました。
が、たまに見てしまうこともあります。

今はまた別の病気があります(笑)

皆さんも職業病的なクセは何かお持ちでしょうか?

それでは!

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