ロンダリングに気を付けよう
愛知県のリサイクルカンパニー
豊アルケミー株式会社 代表の桐山です。
地方で子育て・教育・地域に携わって生活している企業経営者です。
「みなさん、ロンダリングしてますか?」
ロンダリングとは「洗濯する」という意味の英語ですが、そのままの意味ではなく「汚いものをきれいなものに偽装する」というような意味で耳にすることが多い言葉です。
一番耳にするのは
「マネーロンダリング」
ですね。
犯罪など、非合法な手段で得た金を、あたかも合法的に得た金のように見せかけるというものです。いわゆる資金洗浄で違法行為になります。
絶対に手を染めてはいけないやつです。
冒頭のような、決してあいさつ的に使う文言ではありません。
次に耳にするのが
「学歴ロンダリング」
です。
AIの説明は以下の通り。
私も大学と大学院は別の学校ですが、ロンダリングと言われてしまうと納得がいきませんね。
不正して進学したわけでもないですし、試験もあるわけですからね。
自民党の小泉進次郎さんも最終学歴が名門コロンビア大学大学院ということで出身大学とのレベル差を揶揄する声が総裁選中にSNSを中心に挙がっていました。まあ世間の嫉妬でしょう。全員が同じ試験を受けて、同じルートで進学すべきだというおかしな平等意識に囚われている人が多いのだと思います。
学歴ロンダリングというのはあくまで比喩的なものにすぎず、犯罪ではありません。
他に〇〇ロンダリングという表現には以下のものがあるそうです。
犯罪や不正といったものと区別して使い分けないと、訳が分からなくなりそうです。
金属リサイクルという仕事柄、リサイクル原料をどれだけ使って製品を作っているか、という話題が気になっています。
有名なのがアップルの取り組みです。
「100%再生可能なリサイクル材使用」ということが謳われています。
こうした流れが他の製造業にも広がっています。
いや、素晴らしい流れです!
と手放しでは言えません。
リサイクルがかえって環境負荷を与えてしまうことがあるからです。
物質というのはリサイクルすればするほど、劣化し、目減りしていきます。100%リサイクルは原理的にあり得ません。
また回収や再生する工程でエネルギーや資材を投入し、一般的にバージン原料を使うよりも効率が悪いものです。
EVがエンジン車よりも環境に良い、というイメージ先行の話と同じです。
走行中は直接CO2は出さないが、そもそも火力発電がエネルギー源だったり、バッテリーに使うリチウムやそのほかレアメタルの採掘による環境汚染についてはあまり取りざたされません。
ソーラー発電も同じです。
環境問題はかならずメリットとデメリットがあるので、それぞれを評価して、バランスを取った対策をしていくことが重要です。
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