世界の絶景を歩く冒険!難易度別トレッキングコース完全ガイド:初心者から上級者まで楽しめる絶景ルート20選
イントロダクション:トレッキングの魅力と世界のコースを探る旅へ
トレッキングって、ただ歩くだけじゃないんです!自然の中を歩きながら、息を呑むような絶景や野生動物との出会い、そして自分自身との対話を楽しむ冒険なんです。世界中には、初心者から上級者まで、誰もが楽しめる素晴らしいトレッキングコースがたくさんあるんですよ!
トレッキングの魅力って何だと思いますか?まず、圧倒的な自然の美しさに触れられることですよね。都会の喧騒から離れて、雄大な山々や深い森、澄んだ湖、壮大な氷河など、息をのむような絶景に出会えるんです。例えば、ペルーのマチュピチュ・インカトレイルを歩けば、雲海の上に浮かぶ幻想的な遺跡を自分の目で見ることができますし、ニュージーランドのミルフォードトラックでは、まるで映画のワンシーンのような風景が広がっているんです!
でも、トレッキングの魅力はそれだけじゃありません。体を動かすことで得られる爽快感や達成感も大きな魅力の一つです。歩くことは最も自然な運動の一つで、心身のリフレッシュにも最適なんです。長時間歩き続けることで、日常のストレスを忘れ、心を落ち着かせることができます。そして、目的地に到着したときの達成感は格別!自分の力で山頂に立ったり、難関コースを踏破したりした時の喜びは、何物にも代えがたいものがありますよ。
それに、トレッキングは新しい出会いの宝庫でもあるんです。同じ目的を持った仲間たちと交流したり、地元の人々と触れ合ったりすることで、新しい友情が生まれることも少なくありません。異文化体験ができるのも、海外トレッキングの大きな魅力の一つですよね。例えば、ネパールのアンナプルナ・サーキットを歩けば、チベット文化の影響を受けた山岳民族の暮らしを間近で見ることができますし、スペインのカミーノ・デ・サンティアゴでは、中世から続く巡礼の歴史と文化に触れることができるんです。
世界中のトレッキングコースは、その難易度や特徴によってさまざまに分類されています。初心者向けの比較的平坦なコースから、経験豊富なトレッカーでも挑戦しがいのある険しいルートまで、本当に多様なんです。
例えば、初心者におすすめなのは、日本の高尾山や韓国の済州オルレなど、整備された遊歩道を歩くようなコースです。これらは日帰りで楽しめ、特別な装備も必要ありません。一方、中級者向けになると、アメリカのヨセミテ国立公園のハーフドームや、イタリアのドロミテトレッキングなど、ある程度の体力と経験が必要になってきます。そして上級者向けとなると、ネパールのエベレスト・ベースキャンプトレッキングや、パタゴニアのトレス・デル・パイネ・サーキットなど、高度な技術と十分な準備が求められるコースが待っているんです。
でも、難易度だけがコース選びの基準じゃないんですよ。季節や気候、所要日数、費用、必要な装備なども重要な要素になります。例えば、ペルーのインカトレイルは雨季には閉鎖されますし、キリマンジャロ登山は高山病のリスクを考慮する必要があります。また、グレートウォーク・ジャパンのような長距離トレイルは、時間と費用の面で十分な計画が必要になりますね。
そして、忘れてはいけないのが安全面です。どんなに経験豊富なトレッカーでも、自然は時として予測不可能です。天候の急変や野生動物との遭遇、怪我や病気など、さまざまなリスクが潜んでいます。だからこそ、事前の準備と情報収集、そして現地でのガイドの利用などが重要になってくるんです。
例えば、2019年にネパールのアンナプルナ地域で起きた雪崩事故は、自然の脅威を改めて認識させる出来事でした。この事故以降、ネパール政府はトレッキング安全対策を強化し、GPSトラッキングシステムの導入や、トレッカーの登録制度の厳格化などを行っています。
でも、こういったリスクがあるからこそ、トレッキングはより魅力的な冒険になるんです。適切な準備と注意さえ払えば、トレッキングは安全で楽しい体験になります。そして、困難を乗り越えた先に待っている絶景や達成感は、何物にも代えがたいものなんですよ。
さあ、これから世界の素晴らしいトレッキングコースを詳しく見ていきましょう。初心者の方も、経験豊富なトレッカーの方も、きっと心躍るコースが見つかるはずです。自然の中を歩き、新しい景色を発見し、自分自身と向き合う。そんな素晴らしい体験があなたを待っているんです。一緒に、世界のトレッキングコースを探る旅に出かけましょう!
初心者向け:絶景を楽しむ簡単トレッキングコース5選
トレッキングに興味はあるけど、ちょっと不安...そんな方にぴったりな、初心者でも楽しめる絶景トレッキングコースを5つご紹介します!これらのコースは、特別な装備や高度な技術がなくても十分に楽しめるんですよ。でも、簡単だからといって景色が劣るわけじゃありません。むしろ、世界屈指の絶景を気軽に楽しめるコースばかりなんです!
1. 高尾山(日本)
まずは、日本の誇る人気トレッキングスポット、高尾山から始めましょう!東京都心から電車で約1時間とアクセスも抜群で、年間約300万人もの人が訪れる人気スポットなんです。
高尾山の魅力は、なんといってもその手軽さ!標高599mと、初心者でも無理なく登れる高さです。ケーブルカーやリフトを使えば、さらに楽に山頂まで行けちゃいますよ。でも、せっかくだから歩いて登ってみましょう。約1時間半で山頂に到着できます。
山頂からの眺めは最高!晴れた日には富士山や東京のスカイラインまで見渡せるんです。春には桜、秋には紅葉と、四季折々の美しさを楽しめるのも高尾山の魅力。山頂にある薬王院では、天狗にまつわる伝説や歴史に触れることもできますよ。
高尾山には6つの登山コースがあり、1号路が最も人気です。でも、自然をより楽しみたい人には4号路がおすすめ。渓流沿いを歩くので、マイナスイオンをたっぷり浴びられますよ。
帰りは、名物のとろろそばで疲れを癒すのがおすすめです。高尾山薬王院の参道にある「高尾山とろろそば総本店」では、山葵とネギをたっぷりのせたとろろそばが食べられますよ。山歩きの後の一杯は格別ですよ!
2. ハーバー・ブリッジ・ウォーク(オーストラリア)
次は、少し変わったトレッキングをご紹介します。シドニーのシンボル、ハーバーブリッジを歩くハーバー・ブリッジ・ウォークです。これ、ただ橋を渡るんじゃないんですよ。なんと、橋の上部アーチを歩くんです!
高さは海面から134m。初めは高さに怖気づくかもしれませんが、安全設備はバッチリ。専用のスーツを着て、命綱をつけて歩くので安心です。ガイド付きのツアーなので、初心者でも問題なく参加できますよ。
橋の上からの眺めは圧巻!シドニーハーバーの美しい景色が360度見渡せます。オペラハウスやシドニータワー、遠くには青い太平洋まで。夕暮れ時のサンセットツアーがおすすめで、オレンジ色に染まる街並みは息をのむほど美しいんです。
ツアーは約3時間半。その間、ガイドがシドニーの歴史や橋の建設秘話などを教えてくれます。橋の建設に携わった労働者たちの勇気ある物語を聞くと、今の自分の立ち位置がより特別に感じられるはず。
ハーバー・ブリッジ・ウォークは予約必須です。人気のサンセットツアーは特に混みやすいので、早めの予約をおすすめします。料金は決して安くはありませんが、一生の思い出になること間違いなしですよ!
3. フィヨルドランド国立公園のミルフォードトラック(ニュージーランド)
続いては、「世界で最も美しいトレッキングコース」とも呼ばれる、ニュージーランドのミルフォードトラックです。フィヨルドランド国立公園内にあるこのコースは、まるで映画のワンシーンのような絶景が広がっているんです。
フルコースは53.5kmで4日間かかりますが、日帰りでも十分に楽しめるんですよ。例えば、ミルフォードサウンドからサンドフライポイントまでの往復3km、約1時間のトレッキングがおすすめです。
ミルフォードサウンドは、氷河によって形成された深いフィヨルド(細長い入り江)です。両側に切り立った岩壁が聳え、その間を透明度の高い海水が満たしています。晴れた日には、水面に山々が映り込んで、まるで鏡のよう。雨の日は、岩壁から無数の滝が流れ落ちる幻想的な光景が見られます。
サンドフライポイントまでの道のりは、よく整備された平坦な道です。途中、ニュージーランドの固有種である珍しい鳥や植物に出会えるかもしれません。例えば、世界で唯一飛べない鳥として知られるキーウィや、羽の生えていないタカヘなどが生息しているんです。
ミルフォードトラックのベストシーズンは11月から4月。この時期は比較的天候が安定していて、トレッキングに最適です。でも、ニュージーランドの天候は変わりやすいので、雨具は必ず持参しましょう。
4. チンクエテッレ(イタリア)
イタリア北西部、リグーリア海沿岸に位置するチンクエテッレは、「五つの土地」という意味。5つのカラフルな村を結ぶトレッキングコースとして世界的に有名です。
全長は約12km、難易度は比較的低めですが、アップダウンがあるので、歩きやすい靴は必須です。全行程を歩くと5~6時間かかりますが、各村を結ぶ電車があるので、体力に合わせて区間を選べるんです。
チンクエテッレの魅力は、何と言っても絵葉書のような景色!断崖絶壁に建つパステルカラーの家々、青い海、緑豊かな段々畑...まるで絵本の中に迷い込んだような気分になりますよ。
特におすすめなのは、リオマッジョーレからマナローラへのコース。約2時間のトレッキングですが、途中の「恋人の小道」からの眺めは最高です。断崖絶壁の上を歩くので、スリル満点!でも、整備された遊歩道なので安心して歩けます。
各村では、その土地ならではの料理も楽しめます。例えば、アンチョビのパスタや、ワインに漬け込んだレモンを使ったリモンチェッロなど。トレッキングの疲れを癒すのにぴったりですよ。
チンクエテッレは人気の観光地なので、混雑を避けるなら早朝か夕方がおすすめです。また、夏は非常に暑くなるので、春や秋のトレッキングがベスト。荷物は最小限に抑え、水分はたっぷり持参しましょう。
5. ザイオン国立公園のエンジェルズランディング(アメリカ)
最後に、少しチャレンジングなコースをご紹介します。アメリカ・ユタ州のザイオン国立公園にある「エンジェルズランディング」です。初心者向けとしては少し難易度が高いかもしれませんが、絶景を求める冒険心旺盛な方におすすめです。
往復約8km、高低差約450mのこのトレイルは、まさに天使の着陸地点という名にふさわしい絶景ポイント。頂上からは、ザイオン渓谷の壮大な眺めが360度見渡せるんです。
トレイルの前半は整備された道を歩きます。しかし、後半は急な坂道や狭い岩の尾根を進むので、高所恐怖症の方は注意が必要です。でも、安全チェーンが設置されているので、それを掴みながら慎重に進めば大丈夫。
途中の「スカウトルックアウト」という展望台からの眺めも素晴らしいですよ。ここで休憩して、エネルギーを蓄えてから後半に挑戦するのがおすすめです。
トレッキング時間は往復で3~4時間程度。朝早く出発すれば、昼前には下山できます。夏は非常に暑くなるので、早朝か夕方のトレッキングがベスト。十分な水と軽食、そして日よけ対策は忘れずに!
エンジェルズランディングは人気のトレイルなので、混雑を避けるなら平日の早朝がおすすめです。また、雨天時や凍結時は危険なので避けましょう。
以上、初心者向けの絶景トレッキングコース5選をご紹介しました。どれも、特別な装備や高度な技術がなくても楽しめるコースばかり。でも、その景色は世界屈指の絶景ばかりです。
トレッキングの醍醐味は、自分の足で一歩一歩進みながら、徐々に広がっていく景色を楽しむこと。そして、頂上に辿り着いた時の達成感は格別です。
初めてのトレッキングは不安もあるかもしれませんが、準備さえしっかりすれば大丈夫。まずは身近なコースから始めて、少しずつ挑戦的なコースに挑戦していくのがおすすめです。
さあ、あなたも世界の絶景トレッキングに出かけてみませんか?きっと、忘れられない思い出になるはずですよ!
中級者チャレンジ:腕試しにぴったりな中級トレッキングルート7選
トレッキング初心者の経験を積んで、もっと冒険心をくすぐるコースに挑戦したくなってきましたか?そんなあなたにぴったりな、中級者向けトレッキングルートを7つご紹介します!これらのコースは、ある程度の体力と経験が必要ですが、その分だけ絶景や達成感も格別。さぁ、あなたの腕試しにチャレンジしてみましょう!
1. トンガリロ・アルパイン・クロッシング(ニュージーランド)
ニュージーランド北島にある、トンガリロ国立公園を横断する約19.4kmのトレッキングコースです。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影地としても有名なんですよ!
このコースの特徴は、なんと言っても火山地帯の独特な景観。エメラルドグリーンのクレーター湖、赤茶けた溶岩大地、そして活火山の噴煙など、まるで異世界に迷い込んだような風景が広がります。特に、エメラルド・レイクスと呼ばれる湖群の鮮やかな色彩は息をのむほど美しいんです。
コースの難易度は中級で、歩行時間は約6〜8時間。標高差は約765mあり、急な上り下りがあるので、ある程度の体力が必要です。特に、マンガテプポ谷からレッドクレーターへの登りは結構きついですよ。でも、頂上からの360度のパノラマビューは、その苦労を忘れさせてくれるはず!
気をつけたいのは変わりやすい天候。晴れていても突然ガスが発生したり、強風が吹いたりすることがあります。防寒具や雨具は必須ですね。また、日差しが強いので、日焼け止めも忘れずに。
ベストシーズンは11月から4月。夏でも気温が低いので、重ね着ができる服装がおすすめです。なお、冬季は雪のため、専門的な装備と経験が必要になるので注意が必要です。
2. インカ・トレイル(ペルー)
世界遺産マチュピチュへと続く、約43kmの古代インカ帝国の道。4日間のトレッキングで、インカ文明の神秘に触れる冒険ができます。
このコースの魅力は、何と言ってもマチュピチュへの到着。最終日の早朝、太陽の門(インティプンク)から見る朝日に照らされたマチュピチュの姿は、まさに感動モノ!でも、それだけじゃないんです。途中で通過する複数のインカ遺跡や、アンデス山脈の雄大な景色も素晴らしいですよ。
難易度は中級。2日目に標高4,215mのデッドウーマンズ・パスを越えるのが最大の難関です。高山病の危険もあるので、事前の高度順応が重要。ポルテッロ(荷物運び)を雇うこともできますが、自分で荷物を担いで歩くのも良い経験になりますよ。
気候は変わりやすく、1日の中で晴れ、雨、霧を経験することも。雨季(11月〜3月)は避けたほうが無難で、乾季(5月〜9月)がベストシーズンです。
注意点は、インカ・トレイルは人気が高く、事前予約が必須なこと。1日の入場者数が制限されているので、ピークシーズンは半年以上前から予約が埋まってしまうんです。また、ガイド同行が義務付けられているので、必ず公認ツアーに参加する必要があります。
3. キリマンジャロ・マラングルート(タンザニア)
アフリカ大陸最高峰、キリマンジャロ(5,895m)への登頂ルートの一つです。他のルートと比べて最短で、5〜6日間で往復できるのが特徴。
マラングルートは「コカコーラルート」の愛称で呼ばれるほど人気があり、比較的歩きやすいコースです。でも、標高5,000mを超える高山なので、決して簡単ではありません。高山病のリスクが高いので、十分な高度順応が必要です。
魅力は何と言っても、アフリカの大地を一望できる頂上からの眺め。氷河、火口、そして雲海の向こうに広がるサバンナ...言葉では表現できないほどの絶景が待っています。また、登山中に5つの気候帯(熱帯雨林、ヒース、ムーア、高山砂漠、氷河)を通過するのも面白い体験ですよ。
難関は最終日の山頂アタック。真夜中に出発し、急な斜面を延々と登り続けます。酸素が薄く、寒さも厳しいので、体力的にも精神的にもきつい挑戦になります。でも、ウフル・ピーク(最高地点)に立った時の感動は、それまでの苦労を吹き飛ばしてくれるはずです!
ベストシーズンは乾季の1〜2月と8〜10月。雨季は避けたほうが無難です。また、夜間の気温は氷点下になるので、防寒対策は万全に。高山病対策として、ダイアモックス(利尿剤)を持参する人も多いですが、使用する場合は必ず事前に医師に相談してくださいね。
4. トレス・デル・パイネ・W字トレック(チリ)
パタゴニアの大自然を満喫できる、チリのトレス・デル・パイネ国立公園にある人気コースです。W字型のルートを4〜5日間かけて歩きます。
このトレッキングの魅力は、パタゴニアならではの変化に富んだ景色。氷河、湖、森林、そして象徴的な花崗岩の尖峰群...自然の造形美に心を奪われること間違いなしです。特に、グレイ氷河、フランス谷、そしてラス・トーレス展望台からの眺めは絶景中の絶景!
難易度は中級。1日の歩行距離は10〜20km程度で、アップダウンもそれほど激しくありません。でも、パタゴニアの強風には要注意。突風で転倒する危険もあるので、しっかりした装備が必要です。
気候は変わりやすく、1日の中で四季を味わうこともあるとか。雨具や防寒具は必須ですね。ベストシーズンは南半球の夏にあたる12月〜2月。この時期は日照時間が長く、比較的温暖です。でも、人も多いので、少し前後の時期を選ぶのもおすすめですよ。
宿泊は、キャンプ場やレフュージオ(山小屋)を利用します。人気のコースなので、特に夏季は事前予約が必要。また、国立公園の入場料も必要なので、事前にチェックしておきましょう。
5. ランタン谷トレッキング(ネパール)
ヒマラヤの8,000m峰を間近に見られる、ネパールの人気トレッキングコースです。カトマンズから車で半日ほどのシャブルベシから始まり、約65kmを7〜10日間かけて歩きます。
このコースの魅力は、なんと言ってもヒマラヤの絶景!特に、キャンジン・ゴンパからの眺めは圧巻。ランタン・リルン(7,227m)やガンチェンポ(6,387m)などの高峰が目の前に迫ります。また、チベット文化の影響を受けたタマン族の村々を通過するので、文化体験も楽しめますよ。
難易度は中級。最高地点の標高は約4,600mで、高山病のリスクはありますが、アンナプルナやエベレスト地域ほど高くないので、比較的挑戦しやすいです。でも、1日6〜7時間の歩行が続くので、十分な体力は必要です。
気候は、標高によって大きく変わります。低地は暑くても、高地では氷点下になることも。重ね着ができる服装がおすすめです。ベストシーズンは3〜5月(春)と9〜11月(秋)。冬は寒すぎ、夏はモンスーンで雨が多いので避けたほうが無難です。
宿泊は、ティーハウスと呼ばれる簡素な宿。シャワーや電気が使えないこともあるので、心の準備は必要ですね。また、トレッキング許可証(TIMS)とランタン国立公園の入園許可証が必要なので、忘れずに取得しましょう。
6. ドロミテ・アルタ・ヴィア1(イタリア)
イタリア北部のドロミテ山塊を南北に縦断する、約120kmのロングトレイル。通常10日間ほどかけて歩きます。
このコースの魅力は、ドロミテ特有の岩峰群の景観。鋭く尖った岩塔や、垂直に切り立った岩壁...まるでファンタジーの世界に迷い込んだような風景が広がります。特に、朝日や夕日に照らされた岩肌が赤く染まる「エンロソディーレ現象」は必見です!
難易度は中級〜上級。歩行距離は1日10〜20km程度ですが、急な上り下りや岩場の通過など、テクニカルな箇所もあります。でも、ほとんどの難所には鉄製のハシゴやワイヤーが設置されているので、恐怖心さえ克服すれば大丈夫。
気候は変わりやすく、夏でも寒暖の差が激しいです。雷雨にも注意が必要。ベストシーズンは7〜9月で、この時期はレフュージオ(山小屋)も営業しています。
宿泊は主にレフュージオを利用。簡素ですが、温かい食事とベッドが用意されているので助かります。人気のコースなので、特に夏季は事前予約が必要ですよ。また、いくつかの区間ではケーブルカーやリフトを利用できるので、体力に応じてコースをアレンジできるのも魅力の一つです。
7. ヨセミテ国立公園のハーフドーム(アメリカ)
カリフォルニア州のヨセミテ国立公園にある、象徴的な岩山ハーフドームへの日帰りトレッキングコース。往復約23km、標高差約1,400mを1日で登頂する、かなりハードなコースです。
このコースの魅力は、何と言ってもハーフドームの頂上からの眺め。ヨセミテバレーを一望でき、遠くにはシエラネバダ山脈の峰々が連なる絶景が広がります。また、途中で通過するバーナル滝やネバダ滝の迫力ある姿も見もの。
難関は最後の400m。ほぼ垂直の花崗岩の壁をケーブルを使って登ります。高所恐怖症の人には厳しいかも。でも、登り切った時の達成感は格別ですよ!
ベストシーズンは5月下旬〜10月。この時期はケーブルが設置されています。夏は非常に暑くなるので、早朝スタートがおすすめ。また、雷雨の危険もあるので、天気予報は必ずチェックしましょう。
注意点は、ハーフドームへの登頂には許可証が必要なこと。人気が高いので、事前の抽選で取得する必要があります。また、水分や軽食、ヘッドランプなどの装備も忘れずに。帰りは日が暮れることも多いので、ヘッドランプは特に重要です。
以上、中級者向けのトレッキングルート7選をご紹介しました。どれも、ある程度の体力と経験が必要ですが、その分だけ絶景や達成感も格別。自分の限界に挑戦し、新たな自分を発見できるはずです。
でも、どのコースも決して侮れません。十分な準備と慎重な行動が大切です。体調管理、天候チェック、適切な装備の準備...これらを怠らずに挑戦してくださいね。
そして、何より大切なのは自然を敬う心。「Leave No Trace(痕跡を残さない)」の精神を忘れずに。美しい自然を守りながら、素晴らしい体験を重ねていきましょう。
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