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はじまりのまえにはじまっていること

物件探しに奔走していた時にご縁あって、お世話になった方に一足お先に、プレオープンとして、食事会を開きました。

来た方から家の中をぐるっと案内し、その後は団欒とおいしいご飯。


こんなことがしたいんです。

私の、無視するにためらわない小さくてどうしようもない想いに、共鳴してくれた方が、

みんな、おうちに、来てくれた。

目の前に、

このまん間に。


明け渡し以来初めてちゃんと中に入った大家さんのおじちゃんが、
きれいになったの〜、びっくりだ、家内が見たら喜ぶだろうな〜
って、少しうるんだ目で呟いていた。

暮らしてた だけだったけど、
そういうことなんだ
私がいることは
そういうことなんだ

昨日の今頃は、共同生活の大変さや、ハウスルールのことでめちゃくちゃに悩んでて
今日は一転、あたたかいきもちで満たされていて

少しずついろんな人が来てくれて、
温度をのこしていくこと
感情が動くこと
あしが床を踏み、音を鳴らし、
ほうきで掃いて、窓を開けて風を通すこと
眠たくなって、横になってしまうこと

その全てが、今ここにあることなんだ

そして私はまんなかを磨くことなんだ


思えばはじめ、階段の手前の廊下はホコリとゴミだらけだったし、2階はもう悲鳴をあげたいくらいだったけど、

今や2階に私の部屋があって、寝てるし、床の間を飾って、

言われてみればめちゃくちゃきれいになった。

この軌跡を残せてそうで残せてない、もどかしさと儚さと嬉しさを

きっとずっと楽しみ続ける。

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