タカギのコロナ自粛〜モラトリアム期間 ガーデニングを添えて〜
タイトルは適当です。自粛期間中は主に、自分は何を仕事にしたいんだ?ということを考えつつプログラミングして、ガーデニングしていました。
時系列で自分の様子を振り返ったあとに、まとめます。
Spiber
1月
中学3年の頃から唯一追いかけ続けた企業がSpiberでした。今でもその技術には夢があると思っています。選考に望みましたが、残念ながらご縁がなったです。でも落ちた後は「これからどうすっか〜〜!!!!」という軽い感じでした。ちょっと前から大学院に行くのも悪くないなと思えていた(研究を始めると同時に研究のモチベーションが上がり始めていた)ことが幸いでした。
TOHAIE、なかなか柔軟な考えには至らず、「自分は何をしたいんだ???」みたいな時期が結構長く続きました。
Summary
・人生初の大きめの挫折を経験
・モラトリアム期間に突入
AtCoder & Crono & 研究室
2月
2月は研究室に毎日行ってゴリゴリに研究しつつ、AtCoderをはじめました。プログラムを書く力と自分で調べ上げる力が足りんな〜と常々思っていたので、何となくそれらの力を付けるためにAtCoderをしていました。これが結構楽しく、没頭していました。失恋して別のことに没頭する感覚に似ていますね(きもい)
キラキラSpiber研究者の夢が潰えた私は、気持ちは完全なる迷走モードに入っていましたが、意外とやるべきことはやっていたな〜と自分を褒めたいと思います。
3月
2月は研究しすぎていたので、精神的に少し疲労していました。代わりに3月は休息期間として、ちょっと休んでました。すると本格的に新型コロナウイルスによる自粛が始まりました。
予定していた数々のイベントは無くなり、謎に先輩と茨城であん肝を食べることになり(美味しかった)暇を持て余すのかと思いきや、Cronoの高さんと一緒にイベントをしたことがきっかけでお仕事をいただけることになりました。
控えめに言ってスーパーハッピー。仕事内容は控えさせていただきますが、充実した時間を過ごすことが出来ました。
それとビジコンなるものに初出場しました。
高専キャリア主催のビジコンで、2日間に渡って行われました。出場は高専生でしたがチームメイトは主体的な人が多かったので、楽しかったです。
良いチームを築けたのもあってか、最優秀賞と企業賞、MVT(most valuable team)を受賞出来ました。それなりに貢献出来たし、初めてのビジコンは成功に終わりました。
4月
Cronoからやったこと無いことの案件をいただきました。時間もあったし、AtCoderでいい感じにググり力がついてきていたので、「や〜〜ったことないことやってみよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」みたいなノリで引き受けました。
わからないことが多くて心が折れまくりましたが、なんとか納品。小学生並みの感想ですが、出来なかったことを頑張って出来るようになることは良いことだなと思いました。
そういう案件を回してくれるCronoがありがたかったです。
ここらへんから、「粘り強く調べればなんとかなるもんだ!」みたいなマインドセットを獲得していたと思います。
もともとテスト勉強,受験勉強で一日16時間勉強をしていた人間ですから、粘り強く調べる根性はあったみたい。
未だに独学でコツコツと何かを習得するのは苦手ですが、やる動機ときっかけがあれば勉強は出来る人間のようです。どんだけ怠惰なんだと自省しながらも、しばらくはそういう性格と向き合いつつ頑張ろうと思います。
Summary
・初めてのビジコンで優勝。
・マインドセット「粘り強く調べればなんとかなるもんだ!」を獲得。
5月
引き続きCronoからやったこと無いことの案件をいただきました。自分が上記の性格なので、やったこと無いことを任せてくれるCronoは本当に感謝しか無いです。
ただ5月の案件は今までよりも難しく、頼りのネット文献が急に少なくなったことも相まって、出来るのか?という不安でいっぱいでした。めっちゃ変な汗かいた。が!息抜きの運動中に革命的なアルゴリズムを思いつき、解決に至りました。
「これがクリエイティブかぁ〜!!!」などという訳のわからない自己陶酔に浸りながら、一安心。根詰めても仕方ないことって本当にあるんですね。運動も継続的にやろうと思いました。
3月のビジコンで味をシメていた事から、5月もビジコンに参加。
参加したビジコンは、「オンラインインターンビジネスコンテスト」。オンラインで完結するビジコンです。参加者の中で自動的に5人のチームを組んでくれるので、「新しい友だち出来たらいいな」みたいな動機で参加しました。今度は1週間のビジコンで、とても疲れました。あんまり寝れないんだもん。これまた良いチームに当たりまして、20チームの中で最優秀賞をいただきました。そして、この経験が意外とモラトリアム期間のターニングポイントになりました。(後述)
チームは主張の強い女性が3名、主張の弱い男性が2名という塩梅でした。前のビジコンの学びとして、僕は中心になって話しを進めるよりも、程よくツッコミを入れるタイプのようです。話しが逸れてしまったときや、目的が曖昧になった時に修正したり、みんなが考えていることを一致させる為に言語化するお手伝いをしたりして活躍出来ました。
今回のビジコンの学びとして「プレゼンでどうしたら上手く伝えられるか?」を考えるのが好きということがわかりました。どうしたら?というのは、プレゼン発表のやり方では有りません。スライドの構成を考えたり、納得感が出るように必要なアンケートを考えたりことを指します。
前々から僕は「難しいことをわかりやすく伝えられる」みたいな謎の自負がありましたから、それがビジコンでも発揮できたのかと思います。
今回これを改めて意識したことで、これが 楽しい!ということに気づきました。5月のビジコンの最大の収穫はこれです。
Summary
・楽しい 作業を定義することが出来た!!
6月
(いやお前、何様やねん。みたいな記述がありますがご了承ください)
さて楽しい作業が定義できたところで、次はこれが出来るのはどんな職種なんだろう?というところに入ります。
この1ヶ月はインプットの期間と決めて、色々調べました。
ビジコンでやった作業がUIデザイン、プロダクトデザインみたいなものだったので、これいいな!!と思っていました。次にどんなプロダクトに向き合い、デザインするのか?という所です。そのためには世の中にはどんなプロダクトがあるのかを知る必要があると思いました。そこで、J-STARTUPの企業の説明を全部丁寧に目を通し、一番惹かれたのはMUSCAというハエの企業でした。この企業には2つの点で惹かれました。
1つ目が昆虫のテクノロジーであること。
2つ目が従業員15名以下のスタートアップであるところ。
Spiber落ちた後なのにまた昆虫か。と思われた方はいるかも知れません。これに関しては僕自身も不思議でした。多分長い間Spiberを追いかけていたので、昆虫テクノロジーがかなり好きになっていたようです。また、自分が生物専攻ということもあり、内容が理解できたということも大きいでしょう。つまりバイアスかかりまくりですが、これは仕方ない。もっと色んな分野の知識が増えてこれば他の企業も魅力的に見えると思っています。
バイオ系のDeepTech企業に非常に惹かれやすいことが分かりました。
何故スタートアップにこだわるのか?理由の一つが僕のようなジェネラリストがスタートアップでめちゃくちゃ活躍しているところを見てきたことが大きいです。ここらへんはもっと詳しく書きたいと思っています。(DeepTechスタートアップの中でやりたいことなど)
コロナ期間中を振り返って
色々な機会に恵まれた3ヶ月でした。色々な人の手助けがあり、知ったり、気づいたり、考えたりすることが出来ました。皆様、本当ありがとうございました。
この3ヶ月で獲得出来たマインドセットは、自分の中ではそれほど新しいものでもありませんでした。でも、経験を通してその考え方の重要性を改めて認識することが出来たことで、より日常的に意識出来るようになりました。やっぱり経験は大事。足を動かし、頭を働かせ、頭でっかちにならないように気をつけたいと思います。
酔った勢いで書き綴ってみましたが、勢いが無くなってきたので今日はこの辺にしたいと思います。
もしここまで読んでくださった方がいれば、本当にありがとうございます。
もし失礼があればお詫びします。
次はもっとまとめたものを書きます...