サッカー分析に欠かせないダイアグラム・ボロノイ図とは

初投稿ということで拙い文章ですけど、どうかお許しください…🙇‍♀️🙏


ここ数年サッカーの戦術は進化に次ぐ進化を遂げている。
「kick&rush」と呼ばれた肉体のぶつかり合いそのものだったプレミアリーグですら、ペップ、クロップ、トゥヘルなどの若手の戦術的指揮官に加え、ビエルサ、ラングニックなど、戦術を制するものが勝利を手にする世界になってきている。

それに従って分析の方法や種類も多種多様になってきている。
今回は最近注目されているダイアグラム・ボロノイ図について説明していこうと思う。

①従来の分析方法

従来は選手を線で繋げることによって図形の変化、ギャップの開き方、ディフェンスラインのズレなど2次元的な分析が主であった。
点を線で結ぶことで選手間の距離、複数選手で形成される三角形、四角形が分かる。これをダイアグラムという。

ダイアグラムというで表した4-4-2vs4-3-3

これは見たことあるよ!よく「三角形を作れ!」とか「ダイアモンド」とか言われるからね。

②ボロノイ図によって2次元から3次元へ

ダイアグラムが「点と線」ならば、ボロノイ図は「空間」であり「スペースである。」

ボロノイ図で表した4-4-2vs4-3-3

見たことがある人は多いと思うが、見方が分からない人が大半だろう。「選手を囲っている線は何を基準に区切っているの?」これがわからない。
それはズバリ……

「1人の選手の縄張り」である。

どういうことかって?

赤のFWの選手が囲まれているのは一目瞭然だろう。しかし、注目すべきはその選手の周りに赤色で記されたひし形である。ここから理解出来ることは赤色の選手へパスをした際…

ひし形の範囲内であれば赤色の選手がどの青色の選手よりも速くボールに触れられる。

ということである。
「他の誰よりもその人が速くボールに触れられる」ことから私独自ではあるが「縄張り」と理解している。

③まとめ

ダイアグラムからボロノイ図、2次元から3次元へ移行することで「相手のこの2選手の距離が空くから間にいる味方にパスが通りやすい!」から「この範囲ならこの選手に確実にパスが通る!」まで具体的に戦術を語りやすく又、分析しやすくなったということである。

最後に

最後まで読んでくれた皆様ありがとうございます!
これを機にサッカーを違う角度から見てみるのも面白いと思います。
サッカーを見始めた方や、最近になって戦術や分析に興味を持った方にも楽しんでもらうために、分析でよく使われる基礎的な語句(ハーフスペース、5レーン、ストリーミングなど...)から説明していこうと思っているので引き続き愛読して下さると嬉しいです!

次回は「ボロノイ図とビルドアップ」について書こうと思っています。

皆様の貴重な時間を割いて頂きありがとうございました!
またね👋

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