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'25/02/15 ゴキブリ展8に行ってきました

こんにちは 蜘蛛です。
前回、「'25/01/15 きらめくゴキブリ展に行ってきました」という記事を書かせてもらいました。
それを書くまでは、ゴキブリ展に行ってからだいぶ時間が経っていたし、もう「きらめくゴキブリ展」自体が展示終了していたので、これはnoteに書かずにお蔵入りかな…と思っていたのですが、どうしても書きたいという気持ちになりました。

なぜならば、静岡の竜洋昆虫自然観察公園っていうところで「ゴキブリ展8」という特別展がある事を知り、私はそれを見に行くのだと思い決めたからなのだ。
それを見に行ってその後、たとえばこのnoteに「静岡にゴキブリ展8を見に行ってきました!」なんてきらめくゴキブリ展の事をしれっと触れずに、ゴキブリ展8を紹介するわけにはいかぬのだ!
そんな足立区生物園に対する裏切り行為は、年パスも持っている私には許されないのだ!

結果、自分的には足立のゴキブリ展の記事を書いた事は良かったです。
足立区生物園はスペースも広いし、色々な生物を紹介してもらえる。
さすが生物園。
だがしかし、今回行く静岡の竜洋昆虫自然観察公園は、「昆虫自然観察公園」なのだ。
この自然観察公園は「昆虫」を見せてあげるんだよ、という事だ。
潔し!

…とはいえ、私は蜘蛛が好きなだけの者。
蜘蛛は昆虫ではない。
昆虫に関しては、一般的に見れば好きそうに見えるかもしれないけれど、なんとなく好きレベルの者だ。
蜘蛛の本は何冊も持っているのだけれど、今どうだっけって確認したけれど、昆虫の本でちゃんと持って管理しているのは、文一総合出版の「テントウムシハンドブック」のみだ。

テントウムシハンドブック

そんな現在東武亀戸線沿線に住む私が、なぜわざわざあえて足立区生物園にゴキブリを見に行ったのかというと、私は昆虫の中ではわりとゴキブリには興味があった事と、わりと近所だったからです。

だがしかし今回、竜洋昆虫自然観察公園まで行くぞと決めたのは、圧倒的なゴキブリの数です。
なにせきらめくゴキブリ展で展示されたゴキブリが14種でもすごいなと思ったのに、ゴキブリ展8では60種程のゴキブリを展示するというのだ。
ゴキブリ展8をやっている間は60種程のゴキブリを見る事が出来、かつ、ゴキブリ48種の人気投票が出来る「GKB48総選挙」もあるというのだ。
GKB48…
GoKiBuri48…

…ま、まぁ、とにかくその数は圧倒的だ。
私は何人ものコアなマニアや学者と会ってきているが、それにしてもこれだけの数を管理している人を見た事が無い。
行くっきゃねーぜ!

だがしかし、どうやって行くかは十分に考えてから行く必要がある。
というのも、竜洋昆虫自然観察公園には竜洋海洋公園シャトルバスというのがあったのだが、これが故障、んで結果、「運行に関する費用や利用者の減少など総合的に考え、運休ではなく廃止という決断に至りました。」との事だ。
これは利用者的にはだいぶダメージが大きい。
近所の方が車でブイーンと行くのはまったく問題無いと思う。
だが、近所では無い者は、きちんと計画を練る必要があると思う。
なぜならば、竜洋昆虫自然観察公園は最寄り駅からめっちゃ遠いのだ。

最寄り駅磐田から竜洋昆虫自然観察公園まで5.5km程。
…まぁ…私は汚い大人なので、駅からタクシーで良くね?スタンスで行ったのですが…
まぁたどり着ければこっちの物です。

さて、ここで注意しておきます。 これからこの記事に出てくるのは「ほぼゴキブリ」です。
まぁ、今さらゴキブリが大嫌いな人が見ているとは思いませんが、ちょっと苦手…とかいう人でも、不安を感じる人は今すぐYahooにでも避難なさい。


というわけで竜洋昆虫自然観察公園に到着です。

建物以外にも、屋外を周る事も出来ます

入場料は330円。
安い。
だからバスが…いえいえ。
入ってすぐ隣の部屋がゴキブリ展の会場だったのですが、開園の9時と同時ぐらいに行ったら、あわわって感じで慌てて準備させてしまったようなので、少し入り口辺りの生き物を見ながら待ちました。

あ、ケージ越しに写真下手くそな私がとった写真なので、残念なのはお許しを。

さすが昆虫がメインだけあって、子供たちが絶対にあこがれるみんな大好きカブトムシが入り口で待ち構えていました
ネプチューンオオカブト
素直に格好良いよな
ヘラクレス・ヘラクレス
私も若い頃、興味はあったもののなかなか敷居が高いよなと手出しした事がありません
ベニエリルリゴキブリ
Eucorydia miyakoensis
宮古島のゴキブリ
学名が宮古島だぜ!って言っているし
小さいけど綺麗です
マイマイカブリ
有名な虫だけれど、自然で見た事は無いなぁ
シロモンオオサシガメ
サシガメの存在を知ったのは大人になってからで、サシガメを見るとときめきます
刺されるのはイヤだけど

そうこうしているうちにゴキブリ展の会場が入れるようになりました!

GKB48!

ゴキブリの展示に大きいケージは必要ない。
むしろ、大きかったら見れない率が高まりすぎるでしょう。
だから、会場はわりと小さかったです。
その会場に並ぶゴキブリのケージを片っ端から見てきました。

アカズミゴキブリ
Peeriplaneta kijimuna
日本のゴキブリのようです
石垣島や西表島にいるらしいです
学名の種名がキジムナーですね
気がきいています
イエゴキブリ
Neostylopyga rhombifolia
これは美しいゴキブリですね
イエゴキブリなんて和名をつけられていますが、全国にいるものの日本だとトカラ列島以南にしかいないそうです。
つーか誰だ、その適当な和名つけた奴
アミメヒラタゴキブリ
Balta notulata
このゴキブリは東南アジアなどで、日本でも天海郡島以南にいるそうです
いかにもゴキブリっぽいかもしれないけれど、繊細で綺麗
エジプトサバクゴキブリ
Polyphaga aegyptiaca
オスがゴキブリ然とした姿だけれど、黒さが非常に美しい
メスは丸っこくてあまりゴキブリっぽくなくて可愛い
良いゴキブリですね
オオゴキブリ
Panesthia angustipennis spadica
日本本州~台湾にいるゴキブリだそうです
朽ち木食いですね
実は若い頃にわけていただき、飼育した事があるのですが、ゴキブリのイメージからは想像も出来ないぐらい繊細で、とても扱うのが不安で苦労した覚えがあります。
オオマダガスカルゴキブリ
Gromphadorhina oblongonota
マダガスカル産の大型種で、60㎜~100㎜にもなるのだそうです
マダガスカルのこの辺のゴキブリは人気ありますよね
そして、今までこのnoteで紹介した事がありませんが、まぁ、タランチュラの餌としてデュビアはもちろんキープしているのですが、それとは別にペットゴキとしてこのオブロンゴナータを飼育しています
とても丈夫で可愛いですよ
オオメンガタゴキブリ
Blaberus giganteus
ゴキブリに興味のある人の間では圧倒的に有名だと思うゴキブリ
ただ、私は和名があるのを知りませんでした
いつもこの種も含めてブラベルスと言ってましたね
憧れのゴキブリです
オガサワラゴキブリ
Pycnoscelus surinamensis
世界の熱帯地域にいるそうで、日本だと九州以南にいるそうです
この子、単為生殖出来るのだそうです
コワモンゴキブリ
Periplaneta australasiae
世界の熱帯、亜熱帯にいるそうです
まぁ…ゴキブリらしいと言われればそれまでですが、コワモンといいつつサイズもそこそこあり、美しいので私は好きです
サツマゴキブリ
Opisthoplatia orientalis
中国と、日本にもいるゴキブリだそうです
若い頃に譲っていただいて育てた事がありますが、動きが可愛くてお気に入りでした
シマシママダガスカルゴキブリ
Elliptorhina javanica
マダガスカルのゴキブリは魅力的なものが多いけれど、これは初めて見ました
大きすぎず、とても美しいので頑張って写真撮っちゃいました
別名ハロウィンヒッシングローチの名前も納得です
ジャイアントウッドローチ
Archimandria tesselata
中央アメリカのゴキブリだそうです
ボリュームがあって魅力的です
私はやっぱり大きい虫が好きだな
タランチュラしかり
ゼブラゴキブリ
Eurycotis decipiens
ずいぶん特徴的な模様ですね
綺麗です
捕まえようとすると謎のフレッシュなにおいがすると書かれていたけれど、どんなんだろう
センチュリオンポーセリンゴキブリ
Gyna centurio
アフリカのゴキブリ
古代ローマ帝国の百人隊長の軍装のようだからこの名前がついた
…というのにこの残念写真
むぐぐ…
チャオビゴキブリ
Supella longipalpa
世界の熱帯地域のゴキブリ
日本にもいるそうです
まぁなんというか…
地味ですね笑
チャバネゴキブリ
Blattella germanica
私のアイドル チャバネゴキブリ
世界中に生息しているそうです
歴史も大変でしたし、強く美しいゴキブリです
トルキスタンゴキブリ
Periplaneta lateralis
写真はおそらくオスで、メスは真っ黒で全然雰囲気が違うようです見れなくて残念…
と思って説明を見たら、ホームセンターで爬虫類の餌として扱われているとの事だけど、本当⁉
これはホームセンターをチェックしてまわらないと…
ハイイロゴキブリ
Nauphoeta cinerea
なかなかしぶい美しさのゴキブリでした
飼いやすそうです
いいなぁ
バサリスサシガメゴキブリ
Paranauphoeta basalis
マレーシア、インドネシアのゴキブリだそうです
なんだろう
派手さは無いけれど綺麗ですね
サシガメと名前につけられるのも、なるほどと納得です
ハテナゴキブリ
Therea olegrandjeani
インドのゴキブリだそうです
これは有無を言わさない可愛らしさですねぇ…
流通したらすごく人気が出てブームがわくのだろうとすら感じます
ヒカリモンゴキブリ
Luciormentica verrucosa
ベネズエラ、コロンビアのゴキブリだそうです
そのままでも非常に魅力的な美しいゴキブリですが、ブラックライトで光るそうです
なぜ?
ヒメチャバネゴキブリ
blattella lituricolllis
日本にも本州の暖かいところ以南にいるそうです
チャバネゴキブリと見分けるのは難しそうです
ヒメマルゴキブリ
Perisphaerus pygmaeus
写真があまりにも無念…
ダンゴムシみたいに丸まる事が出来る、日本だと鹿児島以南、あとは台湾にいるそうです
ヒラタマダガスカルゴキブリ
Aeluropoda insignis
他のマダガスカルのゴキブリと比べると、寸詰まりで強そうな雰囲気です
フタテンコバネゴキブリ
Lobopterella dimidiatipes
台湾、フィリピン、インドネシア
日本にも奄美群島~八重山列島にいるのだそうです
なんだろう…
個人的にはゴキブリよりも、コオロギとかっぽいなと感じました
フミガタゴキブリ
Byrsotria fumigata
キューバ、西インド諸島のゴキブリだそうです
特徴は弱いかもしれませんが、丸っこくて可愛いです
ペールボーダーフィールドローチ
Pseudomops septentrionalis
アメリカ、メキシコ、コスタリカのゴキブリだそうです
ゴキブリらしいなと思いましたが、こうして見てみると日本人がイメージするゴキブリらしいゴキブリって案外少ないのかもしれないなと思いました
ポーセリンゴキブリ
Gyna lurida
アフリカのゴキブリだそうです
写真が悪くて伝わりにくいと思いますが、なんだかすごく早く良く飛ぶ紙飛行機みたいだなと感じました
ホタルゴキブリ
Schultesia lampyridiformis
中央、南アメリカのゴキブリだそうです
ホタルの名前は日本のホタルでは無く、現地のホタルに姿が似ているそうです
丈夫で殖えやすいみたいです
ホラアナゴキブリ
Nocticola uenoi uenoi
世界最小のゴキブリだそうで、3~5㎜にしかならないそうです
こんな珍しいのもいるんだなぁと見たら、まさかの日本のゴキブリ
奄美群島、沖縄諸島にいるそうです
弱いのか、飼育が難しそうです
マルゴキブリ
Pseudoglomeris nigra
この写真でどうしろと…と大変残念な写真で申し訳ありませんが、限界でした
八重山列島と、台湾にいるそうです
八重山列島良いなぁ…
マルゴキブリと名付けられたものの、丸まる事は出来ないそうです
マルバネゴキブリ
Hebardina yayeyamana
この写真では伝わらないと思いますが、どくとくな体系で面白いです
学名からわかるように日本のゴキブリで、宮古列島、八重山列島のゴキブリだそうです
ヤエヤママダラゴキブリ
Rhabdobletta yaeyamana
これは文句無しに格好いいですね
日本最大のゴキブリで八重山列島にいるそうです
幼虫は水中に逃げる事もあるのだそうです
すごいな
ヤマトゴキブリ
Periplaneta japonica
日本のどこにでもいるTheゴキブリです
北海道にも定着しているのはすごいな
ヨウランゴキブリ
Shelfordina orchidae
洋ランのあたりにいる事が多いのかな…
洋ランの温室で見かける事が多いとの事です
ヨツボシゴキブリ
Paranauphoeta formosana
うぅ…写真!
無念ですが、台湾のゴキブリで、サシガメに擬態していると言われているそうです
リュウキュウクチキゴキブリ
Salganea taiwanensis ryukyuanus
奄美群島、沖縄諸島のゴキブリだそうです
朽ち木の中にすみ、なんと成虫が幼虫に餌を与えるのだそうです
ワモンゴキブリ(ブラック)
Periplaneta americana
ワモンゴキブリの黒味の強い個体通しかけ合わせて作られたって書いてあったけど、これは飼育している個体の中から選抜したものをブリードしてこの黒い個体を作ったって事かな
それはまたそれですごいな
クロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa
日本人の思うTheゴキブリはこれだと思っています
のび太のママをテーブルの上でダンスさせるぐらいの恐怖を与えるゴキブリ
私は幼い頃、寒い地方に住んでいたのでゴキブリに会えませんでした
あの有名なドラえもんにも出てくるのに会えない昆虫ゴキブリ
いつしかゴキブリは私の中で幻の憧れの昆虫になっていました
大人になって黒いゴキブリを初めて見た時には、アイドルについに実際に会えた!といった感動があったものです
アシダカグモ
いや…だからさ…
アシダカグモはゴキブリじゃなくて蜘蛛だから…
たしかにわりと大きく素早いゴキブリを捕食するような蜘蛛だけれど
説明を見たら、「なんでゴキブリじゃないのにGKBなのですか?と聞かれますが、天敵枠です」だそうです
過去にGKB総選挙でまさかのセンターを勝ち取った事があるそうです
強いぜ軍曹
ニジイロゴキブリ
Pseudoglomeris magnifica
中国、ベトナムのゴキブリだそうです
めっちゃメタリックですね
ゴキ婆さん日誌の「ニジゴキは脱皮殻も美しい」という記事を見て、ここまでなのか…と感じましたもんね
ミドリバナナゴキブリ
Panchlora nivea
これ人気ありますよねぇ
ゴキブリっぽく無さが人気なのかな
たしかに不思議な美しさはありますね
ドミノゴキブリ
Therea petiveriana
インドのゴキブリ
ハテナとこの子は本当に可愛らしいですねぇ
文句無しに可愛い
ヨロイモグラゴキブリ
Macropanesthia rhinoceros
オーストラリアのゴキブリです
世界最重量のゴキブリで、この姿なのですから圧倒的な魅力ですね
私が初めて存在を知った時には、オーストラリア産という事で手に入れる事がまず困難で、金額もシャレにならなくて諦めたものです
オレンジスポットドミノゴキブリ
Therea regularis
これもインドのゴキブリだそうです
インド強いな…
ドミノゴキブリ、ハテナゴキブリと同属別種なのですね
Therea属は魅力的ですね…

以上!私が見れたゴキブリ展8はこんな感じでした!
あとで確認したら、写真が45種しかなかったし…
これは写真撮るの無理ってのもあったからでしょう。
っていうか、潜っちゃっているのか、そもそもケージの中を見ても見つけられないってのもいたしなぁ。
ま、しかたない。

あとは見てないところを見ようとまわりました。

過去のゴキブリ展のポスターが飾ってあったり
色々な標本があったり
ソーシャルディスタンスで、クロゴキブリ80匹分離れてねなんていうのがあったり
あとはタランチュラなんかもいたのは嬉しかったです
アカプルコレッドニー
今はB.smithiとされている種です
トビズムカデ
ダイオウサソリ
小さくて可愛かった
ナミハンミョウ

だいたい建物の中は見たので、敷地内の外をプラプラしました。
この日はだいぶ暖かかったけれど、とはいえ生き物はあまり見ませんでした。

カマキリのタマゴ
つくし
エビ
暖かいからか、子蜘蛛がわりとたくさん出てきたけれど、小さすぎて私にはこれが撮影の限界でした…残念

ゴキブリグッズもそこそこ購入して、よしよしと竜洋昆虫自然観察公園を後にしました。
暖かい時ならばまたもっと楽しめそうですね。
うちから遠いのと、駅から遠いのが若干問題ですけれど…
でもまた機会があったら来たいと思います。
ではー

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