Girls Back Teenプレイリスト解説
久々に自分の過去の作品を聴いて、いい感じの曲をApple Musicのプレイリストにまとめたので解説していきます。
長文になりますがよろしくおねがいします。
https://music.apple.com/jp/playlist/girls-back-teen/pl.u-jV89dWJCdR4GWXx
1.Teenage Kiss
そういえばGirls Back Teenを始めた頃は英語で曲作ってたね。この曲言うかこのアルバムはサブスクに配信し始める前にSoundCloudとかで発表してた曲をまとめて配信したものだから結構昔の曲になるよね。ピアノで曲を作り始めた最初期の曲だと思います。
2.The Girl In Rest
鈴木茂先生のようなギタリストになりたいと思ってダブルストップとスライドギターを主役にしたインストを作ったんですね。たしか元々はThe Plantansでやろうと思って作ったはず、さすがにバンドでやるには渋すぎるなってことで没になったのでGirls Back Teenで発表しましたよ。
3.Candy
これもずいぶん昔の曲、たしかSoundCloudにアップしてたのをボーカルリテイクしてミックスし直してから配信した記憶があります。歌詞も弄ったかな?60年代のイギリス・フランス共作のCandyという映画があってそれをモチーフに作ったからCandyってタイトルで歌詞もそういう感じなんだけどメインのリフはフランス映画「まじめに愛して」の劇中音楽から拝借してる謎。60年代のサイケデリック感があって良いですね。
4.夏の終わり
今も続くビーチボーイズ研究の成果発表シリーズの第一弾とも言えるシングルですね。カリフォルニア・ガールの舞台を蘭島海水浴場に移した様な曲ですね。今聴いてもなかなかの完成度、こだわって作った記憶があります。アウトロ前に「ワンツースリーフォー!」って入れてるのはまだGirls Back Teenが架空のバンドっていう最初期の設定が残ってたのかな?
5.(I Had A)Good Time
ビーチボーイズのサーファー・ガールをやりたかったんだなって思って聴いてたら間奏でサーファー・ガールのメロディーが出てきて、フェードアウトしながら普通にサーファー・ガール歌ってて笑った。歌詞を完成させる前にボーカル録り始めてその場その場で考えながら録った記憶があります。
6.Suzie, I Love You
SoundCloud時代にインターネットを介して知り合った、今年メジャーデビューを果たしたさとうもかの札幌でのライブが決まって、Girls Back Teenも出るぞってことでひとりで弾き語りできる曲が欲しいと思って作った曲。弾き語りできる曲をってことなのに初動がドラムとベースの打ち込みだったのはいまだに意味不明。サビのメロディはThe HolliesのSorry Suzanneと映画チキチキバンバン内の名曲トゥルーリー・スクランプシャスを合体させてますね。メロディ、歌詞、アレンジが上手くいっててお気に入りの一曲ですね。
この三曲のシングルを先行シングルとして60年代ポップス感溢れるアルバムを作るぞと意気込んでいたのですが、後に今年リリースしたHeart Songとなる曲に挫折、ジェフリー・フォスケットが自分のやりたいことを完璧なクオリティでやってた、vulfpeckにハマった。などの理由で頓挫となりました。
7.Wurlitzer Blues
アルバムの頓挫で迷走してます。確かこの頃にYAMAHA reface CPというエレピに特化したミニキーボードを購入したのでエレピを主役にした曲をと思って作ったんだと思いますが、どちらかと言うとギターが主役になってるし、ウーリッツァーブルースと言いながらウーリッツァーはバックで鳴らしてるコードだけでエレピソロはローズピアノという色々謎ポイントはありますね。
8.Subcentral City Groove
このミニアルバムのタイトルにあるようにIK Multimedia MODO BASSというベース音源を買ったので色々試してる曲ですね。ベースの打ち込みのこだわりがすごい、こんなスライドしてる感じとか最近ここまでやってないですね。
9.Dacin' In The Rain
迷走が悪化して曲が出来なくなって、バンド用に作った曲のデモをまとめて配信したアルバムから。The Plantansの曲でライブでも結構やった曲のメンバーに聴かせるために作ったデモそのものですね。曲作りたいけど乃木坂46のMV集も観たいという状況で乃木坂46、13日の金曜日という曲のMVを消音で流しながら13日の金曜日と同じようにモータウン風の曲を作ったという思い出があります。
10.Lazy,Lazy
迷走を終わらせるために改めて60年代ポップス色の強いアルバムを作るぞと意気込んで作ったアルバムです。この曲は大学生の頃にThe Plantansの曲として作ったけど結局一度もやらなかったレズリーという曲の改作です。気に入ってた曲なのでちゃんと成仏させることができてよかったです。
11.Can't Take Your Eyes Off Me
The Plantansの曲として作ってライブでも一回くらいやったけど、あまりにもバンドのテイストと違うなってことでやらなくなった曲ですね。意外と珍しくビートルズテイストを全面に出した曲ですね。
12.Good To Me, Bad For You
夢の中で友達と共作してた曲の起きても覚えてた部分を元に作った曲です。良くまとまった佳作ですね。
13.Take Me
高校の時に作って放置されてた曲をちゃんと録ってみようってことで録った曲です。カントリー感があっていいですね、この頃からだいぶ打ち込みの精度も上がってきた感がありますね。
14.Something Good
前作のアルバムが迷走を終わらせるぞという気持ちで強引に作ったアルバムなので結局迷走は終わらずこんな曲が出来ちゃってますね。この頃買ったvulf compresserというvulfpeckのシグネチャープラグインの音がしてます。
15.Bye Bye Baby
アルバムの統一感を完全に意識しなくなり始めた頃です。大学時代にこの曲のBメロだけ出来てて、前後が全く出来なかったものを曲として完成することができて嬉しかったです。
16.Lemon Popsicle
ホットロッドっぽい曲を作ろうとしてリズムとコードを作って、なんか面白くなかったからドラムマシンとシンセベースに置き換えて訳わかんないコーラスをメチャクチャ重ねたらなかなか面白い曲になったっていう曲です。
17.Jazz Song
ジャズっぽいギターが弾けたらカッコいいよなぁと思って練習用に作ったジャズっぽい進行のバッキングトラックを展開させて作った曲です。ギブソン・ファイヤーバードのフロントピックアップの音が素敵です。
18.君だけを
ノーコンセンプトで「さぁ、何を作りたい?」となったときにやっぱりフィレス・ナイアガラサウンドは真っ先に作りたくなりますので、これもそういうことですな。自分史上でもトップクラスのフィレス・ナイアガラサウンドになってますね。
19.Summer Breezin'
カシオペアをよく聴いてた時期で、フュージョンっぽいのを作りたいなと思ってこのインストシングルを作りました。vulfpeckのレギュラーギタリストCory Wongのシグネチャープラグインを購入してシマーリバーブの虜になって使いまくってますね。
20.Ranshima Sunset
リズム隊の出来がとても良いですね。シマーリバーブの使い方も良い。タイトルの蘭島は大学時代に毎年サークルのキャンプで訪れた思い出の地です。
21.Summer Days Are Over
前作シングルの夏感を残して歌モノを作ろうとした曲ですね。しかし自分の声がこういういわゆるシティーポップ感のある曲に向かないことに気づきましたね。リズムボックスの音がいい味出してます。
22.Make Me Bad
ギブソンのアコギを買って早速録ってみたくなって録った曲ですね。曲がすぐ作れなかったので大学時代に組んでいたLove Triangleというバンドの曲をリメイクしました。ドラムがジェフ・ポーカロのハーフタイムシャッフルを打ち込みで再現してますね、おかげでなんか複雑なリズムでかっこいいです。
23.空から降るネズミ
一瞬Girls Back Teenをメンバー集めてリアルバンドにしようと画策した時期があって、実際メンバーを集めて何度かスタジオに入ったけど俺のバンドを率いる能力がゼロ過ぎて頓挫したんですが、そのメンバーを想定して作った曲です。Home Recodings Vol.2にはその時のデモがそのまま入ってますがコレは改めて録り直したものです。自分の歌詞のなかではかなり気に入ってます。
24.希望の船
これもHome Recordings Vol.2に入ってるThe Plantansの曲のセルフカバーですね。改めて聴いて暗い歌詞だなぁって思いました。ギターが鈴木茂リスペクトを感じますね。
25.You Better Find The Way
リズムボックスとLinn Drumの組み合わせが気持ちいいですね。佐藤博のawakeningの影響を受けてます。どうしても日本語の歌詞がつけれなくて諦めて久々に英語詞にしたんだったかな?結構好きな曲です。
26.Night Looper
ここから仕事辞めて無職期に突入した頃です。
記念すべき無職期第一弾のこのミニアルバム。歌詞を作るときには常に歌詞から自分の感情を読み取られないような歌詞を作ってるつもりなんですがこのミニアルバムは滲んじゃってますね、確かにこの頃寝れなかったんだよなぁ。サウンド的にはこの頃やたらブリットポップを聴いてたのでそんな感じのミニアルバムになってます。この曲はoasisのStay Youngですね。
27.Useless Man
プライマルスクリームのカントリーガールを引用してますね。この頃受けた何件かの就職面接で自分のダメっぷりにやられてた感じが歌詞に現れてますね。
28.Insomnia
歌詞が危ないラインまで来てますね、心配になります。でも曲はすごくいいですね、サビのハモリもよく決まってます。
29.Bouquet
陽気なカントリーサウンドでこのミニアルバムの中でもほっとできる曲だなって思ったら歌詞が一番怖かったです。あまりこの頃の記憶がないんだけど、結構悩んでたのかな?
30.I'm Going Down
今度はoasisのStand By Meを下敷きにしてます。ラブソングが一曲もないなと思って作ったはずなのになんか暗いですね。
31.Repeater
oasisのFalling Downが元ネタでしょうな、ギブソンのアコギが真骨頂を魅せてますな。アウトロにはオードリーのオールナイトニッポンを録音したモノを逆再生してディレイ、リバーブでわけわかんなくしたものを重ねてます。
32.誰にも言えない
前作のブリットポップをそのまま引き継ぎながら、無職タノシーーーーー!!モードに移行しつつある頃のアルバムです。ちゃんとラブソングになっててホッとします。
33.Take Me Away
正統派oasis系ロックですね。このアルバムは高校生の時に買ってもらったギブソン・レス・ポールスペシャルをメインで使いました。
34.Nothern Songs
1965年のビートルズをフィル・スペクターがプロデュースしたような曲を作ろうとして出来た曲。ドラムのパターンはTicket To Rideから引用ですよね、アウトロの展開も。
35.生きていくために
イントロをビートルズのEight Days a Weekの初期テイクから引用。ウーランララってコーラスもビートルズエキスを注入するために入れてます。
歌詞がまさに無職ダウナー期から無職タノシーーーーー期への移ろうとしてる様子がそのまま表してますね。
36.Crying in the wind
60年代末期のビートルズの影響下にあるパワーポップを作ろうってことでラズベリーズの曲のイントロをパクっちゃった曲。歌詞はまだちょっと無職ダウナーを引きずってますがサウンドは吹っ切れてる感があります。
37.Love Song
ここで完全に無職タノシーーーーー期に入りましたね。サウンドも歌詞もかなりご機嫌ですね。アレンジがかなり気に入っています。
38.Wednesday Man
山里亮太の不毛な議論を聞いてて山ちゃんすごいなぁって思った時の曲です。昨日は生で山ちゃんのトークライブ観れて最高でした。
39.チャイムが鳴るまで
なんとかTikTokで高校生にバズって売れねぇかなぁと思って高校生の青春っぽい歌詞、かつ自分の持ち味である一人多重コーラス、ファルセットを盛り込んだら結果的に渋めのバラードになっちゃった曲です。TikTokで高校生にバズりはしなかったけどSpotifyでいい感じのプレイリストに入って一万回を超える再生数を記録して驚きました。
40.Let's Spend The Night Together
NON DISCはご機嫌なアルバムですがそのなかでも特にご機嫌な曲です。モータウンテイストが濃いですね。
41.Heart Song
シングル夏の終わりの直後に挫折した曲をようやく完成に漕ぎ着けました。ビーチボーイズ研究の成果が炸裂しました。苦労した分思い入れの強い曲です。
42.Exiotic Island
マーティン・デニー感のあるインストを作りたくなって作ったらすごく上手く行って気に入ってます。後半のサンバ部がトランス感があって好きです。
43.ララルー
これもビーチボーイズ研究の延長上って感じです。歌詞を書けないという悩みを歌詞にするっていうアイデアはなかなか新しいんじゃなかろうか。
44.Girls Back Teen's Boogie
ブギウギっぽいピアノが弾けたらかっこいいよなと思って練習してたら結局弾けなくてムカついたので打ち込みで再現したのを元に曲にしたら上手く行った曲、我ながら踊りたくなるね。
長文失礼しやした!これからもよろしくおねがいたしやす。
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