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【レシピ見本】鶏肉とじゃがいものオーブン焼き(暗記できちゃう、お料理です)

鶏肉とじゃがいものオーブン焼き
(Pollo e patate al forno)


トスカーナ州・定番の家庭料理で、レストランでも、よく作られています。

鶏肉も美味しいですが、一緒に調理するじゃがいもも、美味しい!
とても簡単で、何度でも作ってしまうメイン料理、必見のレシピです。

そして、ポイントを押さえたら、手元に、レシピが無くても作ることができる、暗記できてしまうというのも、特徴のひとつ。
是非、作ってみて下さいね。


最後に、手書きの「料理手順書(工程のみ)」「応用編」「料理用語のイタリア語」を添付しています。

note 内で作成予定の マガジン「レシピ集」(有料)の見本として、 
詳細に、解説しています。

写真も多く掲載、イタリア語・表記もありますので、まずは、一読下さい。
そして、実際に、お料理する時、
料理工程・分量のみで良い場合(解説なし)は、
文末添付の「料理手順書(工程のみ)」を、ご覧下さい。

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鶏肉とじゃがいものオーブン焼き
(Pollo e patate al forno)


【 難易度 】★★☆☆☆
【 オーブン調理時間 】 230℃:約20~25分  
  

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材料  ※ 写真は4人分です

【材料】(2人分)

     鶏肉(もも肉、手羽元等)     200~250g
     じゃがいも            200~250g
     にんにく                  5g
     ローズマリー(生)                 2~3枝

     塩                適量
     オリーブオイル     適量

【作り方】

1)じゃがいもの下処理をする

➀ じゃがいも(200~250g)は、
  きれいに水洗いをして、皮付きのまま、たっぷりの水と一緒に
  鍋に入れて、火にかけて茹でる。

レンジで加熱しても良いです

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鍋に、たっぷりの水と一緒に入れて、茹でる


② 竹串が、すっと入る位まで軟らかくなったら、ザルに上げる。
  皮を剥いて、大きめに切り分ける。

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皮を剥いて、大きめに切り分ける

じゃがいもは、ホクホク食感の「男爵」を使っています。
崩れにくく、甘みのある「メークイン」でも、OK。
他の、じゃがいもを使っても大丈夫です。

大きさ、数、火加減にもよりますが、茹で時間は、20~30分要します。
切り分けた時に出る、じゃがいもが割れしまったポロポロとした部分も、
一緒に焼きましょう。
カリカリっと焼き上がり、美味しいです。


2)鶏肉の下処理をする

鶏肉(もも肉、手羽元等:200~250g)は、余分な皮、脂(白い部分)を
取り除き、食べやすい大きさに切る。

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余分な皮、脂を、全てきれいに取り除くと、
鶏肉のカロリーが半分程になると、言われています。
皮が、お好きな方は、そのまま使っても良いですが、
余分な脂は、切り分けながら、少しお掃除してもらうと、
グッと、鶏肉が美味しくなります。


3)他の材料の準備をする

➀ にんにく(5g)は、半分に切り、芽の部分を取り除く。
  みじん切りにする。

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芽を取る
みじん切りにする

にんにくの芽は、強い刺激の部分でもあります。
特に、黄緑になっている芽を、そのまま使って調理し、
それを食べて、気分が悪くなる方も、いらっしゃいます。
取り除いて、使う事をお勧めします。


② ローズマリー(生:2~3枝)は、水洗いをした後、
  穂先を、自分の方に向けて、茎に沿って手前から向こうへ。
  葉の部分を、茎から取り外し、ほぐしておく。
  茎の部分も、香りづけに使うので、置いておく。

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ローズマリーの葉を、枝から外してほぐす
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下処理できた材料  ※ 写真は4人分です


4)調理する

① オーブン皿の上に、クッキングシートを敷いて、
  鶏肉、じゃがいも、にんにく、ローズマリーの葉を乗せる。
  ローズマリーの枝も、香りが出るので、オーブン皿の端に置く。
  (左上)

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② それらの上に、オリーブオイル(ひと回し)、
  塩(まず、ふたつまみ)
を振り、全体に、味が馴染むように、
  手で、混ぜ合わせる。

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オリーブオイル(ひと回し)
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塩(まず、ふたつまみ)を振る
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全体に、味が馴染むように、手で、混ぜ合わせる


③ 味が馴染んだら、手で、ポンポンと、食材を触り、
  その手に付いた塩加減を舐めて、確認をする。
  しっかりと塩味を感じられるようだったら、OK。
  塩味が、物足りないようだったら、再度、塩を振り、馴染ませ、
  しっかりと塩味を感じられるまで、塩の調整・確認をする。

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塩味の確認をする

ここがポイント!

この塩加減の確認が、一番の大事なところ。

このレシピは、それぞれの、細かな分量は覚えなくても良くて、
使う材料名だけ頭に入れておけば、分量が変わっても大丈夫です。

下処理をして、あとは、この塩加減をしっかり確認すれば、OK!
いつでも、どこでも、作れます。

お友達のお家でも、ご実家に帰った時でも、
急に一品、必要になった時、材料さえ揃えることができたら、
レシピが手元に無くても、簡単に作れて、見映えもする
みんな大好き!家庭料理です。


④ 塩味が決まったら、鶏肉、じゃがいもが重ならないように広げる。
  予熱が完了したオーブンで、230℃・約20~25分で調理し、
  こんがり焼き上がれば、出来上がり。

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鶏肉、じゃがいもが重ならないように広げる
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予熱が完了したオーブンで、230℃・約20~25分で焼き上げる
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こんがり焼き上がれば、出来上がり

燃焼時間は、オーブンによって、随分と変わってきます。
同じオーブンでも、使用年数が経つと、馬力が落ちていきます。
4~5年使用していると、今まで焼き上がっていた時間で仕上げても、
「あれ?なんか、焼き具合が変わってきた?」という事もあります。

新オーブンに買い替えた時も、再度、調理時間の確認が必要です。
お持ちのオーブンで、こんがり焼き上がるように、
燃焼時間の調整をしましょう。


鶏肉とじゃがいものオーブン焼き
(Pollo e patate al forno)


お好みで、オリーブオイル(EV)、塩をかけてお召し上がりください。


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【料理手順書(工程のみ)】

※ 是非、iPad, スマートフォン等で開いて、お使い下さい。

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【応用編】

イタリアでは、鶏肉の他に、豚肉や、鴨肉、ホロホロ鳥等でも、作られています。

当スタジオでも、応用編として「豚肉とかぼちゃのオーブン焼き」
ご紹介しました。

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豚肉とかぼちゃのオーブン焼き
(Maiale e zucca al forno)


作り方は、一緒。
かぼちゃは、初めに、ひと口大に切り分けてから茹でて、
豚肉は、肩ロース部分を、少し厚みがあるように切り分けて使いました。

こちらも、是非、お試しください。

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いかがでしたか?
とっても簡単で、そして、美味しくて、見映えもする料理です。
是非、作って頂き、ハレの日メニューのリストに入れて下さいね。

料理に関するご質問点等につきましては、
お名前(note登録名でも可)、メニュー名を明記の上、
下記アドレスまで、お願い致します。
info@albero-cooking.com

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【料理用語のイタリア語】

イタリア語のメニュー(Menu`)が読めるように、なりましょう!

pollo (鶏肉)       maiale (豚肉)
patate (じゃがいも)     zucca (かぼちゃ)
aglio  (にんにく)    rosmarino (ローズマリー)
sale fino (精製塩)      olio d'oliva (オリーブオイル)
forno  (オーブン)    al forno (オーブン焼、オーブン調理)

carne (肉)        verdure  (野菜)
erbe (ハーブ)

la cucina toscana (トスカーナ料理)

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