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私の原点・リストランテ・ダ・エンツォでの昼食(シエナ)
<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.49>
私のイタリアの故郷・トスカーナ州のシエナ(Siena)。
働いていた「リストランテ・ダ・エンツォ(Ristorante da ENZO a Siena)」で、昼食を頂きます。
レストランの奥、賄いでも使っているたテーブルに座らせて頂きました。
懐かしいな…。
まず、山盛りのパンが運ばれてきました。
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自家製パン・色々
(Pane vari fatto in casa)
オーナーシェフのエンツォ氏は、初めピッツェリア(Pizzeria)からスタート。
その後、お店をレストランに変えて、現在に至ります。
賄いで、ピッツァが出てくることもあって、いつも食べ過ぎていました。
自家製パンも美味しくて、定期的に、新作を出しているほど。
今回も、新作盛り盛りでしたが、さすがに、全部は無理なので、2つほど取って頂く事に。
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赤ワイン&白ワイン
(Vino rosso &Vino bianco)
ワインは、シェフの奥さま・ソニアのセレクトです。
「好きなように飲んでね」っと、ボトルごと、テーブルに置いてくれました。
いつもの事ですが、家族のように接してくれる、大好きな私のイタリアのお姉さんです。
さあ、お料理です。
エンツォが食べさせたいと思うお料理(新作)が出てきます。
アペリティーボ(前菜:Aperitivo)から、スタートしました。
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ポルチーニ茸とレンズ豆のスープ・クルトンを添えて
(Zuppeina di funghi porcini e lenticchie con crostini)
美味しい!
ただただ、美味しい!のひと言。
ググっと、胃腸が開いていきます。
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ポルチーニ茸と揚げ卵・黒トリュフ添え
(Funghi porcini e uova fritta con tartufo nero)
真ん中の揚げ卵をつつくと、とろ~りと黄身が出てきました。
黒トリュフと卵の相性は抜群!!
そして、ポルチーニ茸の食感と香りも堪りません。
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オマール海老のラヴィオロ・手長海老とじゃがいものサフランソース
(Raviolo di astice con salsa di scampi e patate allo zafferano)
大判のラビオリは、エンツォの得意とするところ。
作る側の手間も減りますし、食べる側も、パスタ生地は少なめですが
たっぷりと中の具材を食べることが出来ます。
本当に、美味しい…。
海老好きの私には、堪らない一品です。
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手長海老のグリル・チーズとじゃがいものソース 白トリュフ添え
(Scampi alla griglia con salsa di formaggio e patate
con tartufo bianco)
どうも、エンツォは、この日、「海老類、ポルチーニ茸、トリュフ」を
私に食べさせたかったようです。
こちらも美味。
そして、なんと!人生2回目の白トリュフ。
この、北イタリアの旅で、2度も食べてしまいました。
こんな短い期間で食べられるなんて、幸せだ…。
最後は、デザート。
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ブランデー風味のクレープシュゼット・シャーベット添え
(Crêpe Suzette al brandy con sorbetto)
目の前で、エンツォが仕上げてくれたクレープシュゼット。
甘さも控えめで、さっぱりと頂けます。
最後の最後まで、エンツォの温かい気持ち、情熱いっぱいの料理とデザート。
本当に、堪能しました。
私のように、このレストランで学んた料理人さんが多くいらっしゃいます。
エンツォ、ソニアは、皆が帰ってくるたびに、私と同様に、温かく迎え入れてくれて、もてなして下さいます。
そして、帰る時、いつも、「フォルツァ!フォルツァ!(Forza!Forza!)」。
「頑張れ!頑張れ!」と送り出してくれるのです。
この訪問から、もう5年。
SNSで繋がっていますが、また、シエナを再訪できるようになり、
エンツォ、ソニアに会いたいな。
早く、その日が来ることを願って…。
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【レストラン情報】
☆リストランテ・ダ・エンツォ
(Ristorante da ENZO a Siena)
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