久々の…間違い降車…
<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.34>
朝から、焼きたてパンも食べて、次の目的地、ウンブリア州(Umbria)のペルージャ(Perugia)へ移動します。
フィレンツェ駅から電車で約2時間半。
直行便には乗れなかったので、鈍行列車で、途中、乗換えてペルージャに向うことになりました。
しかし!乗り換えるべき駅のひとつ手前で、降りてしまったのです。
注意はしていたのですが、久々の間違い降車。
しかも、次の電車はIC(インターシティー:特急列車)で、
この駅を通過してしまい、ここで、1時間待ちとなりました。
間違い降車の駅前
(Piazza della stazione che sono scesa per errore)
降りてしまった駅の名は、カムチャ(Camucia)。
実は、この駅からバスで、トスカーナの美しい街・コルトーナ(Cortona)に行けます。
丘の上に、遠くに見えるコルティーナ
(Cortina, una città sulla collina che può essere vista in lontananza)
秋空の下、写真中央・奥の丘の上に見えるのが、コルトーナです。
ダイアン・レイン主演の映画「トスカーナの休日」の舞台になった街でもあり、一度は行ってみたかったのですが、こんな形で、街を眺めることになるとは…。
心地良い秋風に吹かれ、コルトーナの街を見ながら時間待ちをしていると、前を通る地元の方に、「コルトーナ行きのバスはあれだよ」「バス出ちゃうよ、乗らないの?」と、何度も声をかけられ、「いえ、電車待ちなんです」と、その都度、答えてました。
まあ、こういう予定外のアクシデントもイタリアの旅の醍醐味(?)でしょうか。
仕方なし…、ゆっくり行きましょう、と思えるようになると、
また、もうひとつ違うイタリアを感じれるように、なります。
車窓より(Dal finestrino dal treno)
そういえば、料理修行時代にもよく、乗車、降車間違いをしていたな。
そんなことを、懐かしく思い出しながら、1時間後に、やってきた列車に、再び乗り込んで、車窓の景色を眺めていました。
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