ぶらぶらRambler Summer2021 BY 22photographers 12日pm4時59分まで、特別キャンペーン ¥0!
表紙写真 YUTA HIRAKUBO
12月12日PM4時59分まで、誰もが無料 ¥0でをダウンロードができます。
今年の夏。もうそんなことは忘れてしまった。大イベントのオリンピックでさえ、本当に開催されたのか、不思議なほど印象がない。いや忘れてしまったのだろうか。昨年、そして今年、毎日がどこか弛緩しているような、なんともはっきりとしない年だった。その年ももうすぐ終わる。そして相変わらず、まだその真っ最中のような中途半場な気持ちは、僕だけなのだろうか。
このシリーズは、本来は10月いっぱいでまとめて、次の9月~12月までを告知するつもりだった。いろいろわけあり出版が遅くなったことを参加者にお詫びしたい。
パラパラとめくっていくと、遠い過去のような今年の夏の断片が思いださせられる。いやたしかに今年の夏はあったのだ。
巻頭に写真集「二千二十、二千二十一」を出版したばかりの、初沢亜利の写真が20点も見ることができる。
*発売は12月16日
この弛緩した時代に彼は誰よりも、アグレッシブに、この捉えどころのない東京を、昼夜撮影した。彼の手法は、クラシックなジャーナリスティックな方法だ。野良猫のようにひたすら歩き回る。なんでもないものより、何かあるものを追う。決してぶらぶらRamblerじゃない。弛緩していない。彼の写真を見ると、東京は戦場だったのだと思う。それに反して、僕は、なんと、あまりになんでもないものを撮っているのだろうか。
そのパワーと情熱と、弛緩した風景そのものになった、僕と亜利君を比べるだけでも、十分面白いし、価値がある。
ぶらぶらRambler vol.4 2021年6月7月8月 こんな時代、あんな時代、ぶらぶらRambler! 写真はまず、自分の身の回りを撮ることからはじまる。 身の回りとは日常だ。 でも、 例えば顕微鏡を覗けば、あらゆるものは非日常に思える。 写真は身の回りしか写らない。 秘境を撮りたければ、秘境に立ち、 戦場を撮るには、戦場に立つ。それは戦場を日常にすることなのだ。 カメラを持つ。歩く。乗り物で移動する。 ひたすら歩く。ひたすら歩く。 それがぶらぶらRamblerだ。 カメラはあらゆるものを「身の回り」にしてくれる欲望の装置だ。 だから、こんな時代、あんな時代、 カメラは欲望で、影を撮るだけだ。 いや、写真は撮るだけでは終ってはいけない。 撮った写真を、 如何にあいまいで不確定だとしても纏めなければならない。 一枚の写真は何も語らない。 語らないから美しいのだけれど、 それでは未完成だ。 正論は正しくない。 そんなことより、世の中に存在する、写るべくすべてを肯定する。 正義もニヒルもあったものじゃない。 芸術とはコンセプトではなく、 古典的な「美と毒」でありたいから。
22PHOTOGRAPHERS 340ページ
ARI HATSUZAWA AKIKO KURATA EMI ICHIKAWA HIROMI WASA MANABU HATAKEYAMA MARIKO NOBORU MASAKI MATSUMOTO MEGUMI KANO MIRAIFU NOBUAKI KATO NORIAKI AOYAGI OSAMU YAMANAKA SEIICHI SUENAGA SHIGEAKI AONO TERUYO FUKUMOTO TSUNESHIRO YAMAZAKI YUGAO YUKIKO SUZUKI YUTA HIRAKUBO YOSHINORI KAMEI YURI NANASAKI ALAO YOKOGI
基本ひとり15点
写真をクリックすると拡大します。全員の写真を紹介します。
まず、初沢亜利氏の写真。写真集は12月16日発売です。
次の、ぶらぶらRambler募集は、2021年9月10月11月12月の写真。
締め切りは、1月16日とします。発行は2月末になります。
その後は、2021年12月~2月の、ぶらぶらRamblerWinter2021,2022を予定しています。
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