Kindle 写真集 CRP TOKYO GINZA OCT.2021 全469page 12月4日pm5時~7日pm5時まで無料販売!By15photographers 銀座界隈
Cover Photo Terumasa Arima
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BY 15 PHOTOGRAPHERS
TERUYO FUKUMOTO HIROMICHI OKUYAMA NORIKO ONIZUKA REIKO SHIOTA
AMISA YOKOGI KAEDE NAKAMURA SETSUKO SAIKA SHINICHI HASHIMOTO
TERUMASA ARIMA TOSHIMICHI KUWAHARA YUICHI OIDE YUKIKO SUZUKI
YUTA HIRAKUBO YOSHINORI KAMEI ALAO YOKOGI
全469ページ
CRP TOKYO 銀座 2021 10月 横木安良夫
子供の頃は、銀座に馴染みがなかった。母親が日本橋の三越が好きで何度も訪れ、クラシックな三越の一瞬無重力を体験できるエレベーターがいつも不快だった。それでも食堂で食べる日の丸つきのお子様ランチはよく覚えている。 銀座を意識したのは大学生になってからだろう。ソニービルにパブカージナルとトヨタのショールーム。地下にはアメリカンファーマシーがあった。デートコースだ。 4丁目は今も残る三愛ビル、向かいの服部時計店そのならびに高級模型が展示された天賞堂そして不二家。 デパートは松坂屋と松屋が活気にみち、銀座の三越はやぼったかった。松屋の向かいのビルに銀座ニコンサロンがあった。初めて訪れたとき、篠山紀信の誕生が開催されていた。そこに若き篠山紀信がいた。友人は話しかけたが僕は遠くから眺めていた。一丁目に銀一カメラがあってプロの機材に憧れた。見上げると東芝と森永のネオンが夜空に瞬いていた。 有楽町、数寄屋橋から薄汚い川に沿って朝日新聞社があった。父親が記者をしていたので小さな頃、中に入ったことがある。そして日本最初の高速道路(高架)の西銀座デパート。 大学を卒業して就職がなく、銀座にある日本デザインセンターでバイトをした。同級生の高木松寿がその年センターに入り彼に紹介され暗室助手を半年勤めた。センターの若いカメラマンはトヨタのスタジオに缶詰になる。そしてごくたまに東京に戻ってくる。ある時、一つ先輩の田中長徳がいて、2人で一緒にライオンでランチを食べた。彼はオリンパスワイド持っていた。すでに彼は有名だった。彼のさりげない撮影スタイルがかっこよくあこがれた。もう50年前の昔話だ。
↓Note Magazine ALAO YOKOGI