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No.6 アランの資格オタク日記/教員は世間知らず、という言説に対抗するには…


アランです。
私は実は昔から、資格オタクでもあるのです。(時々話題が出てくるかもしれません)
先にとっておけばよかったのですが、退職をしてアプリケーションの開発やAIに関する事業を行うということでとりたい資格があります。
基本情報技術者と、ファイナンシャルプランナーです。
しかし教員は忙しさを言い訳として、資格の勉強をなかなかしない、できない日々が続いてしまいます。上記の願望は、ある意味自分への約束として書いておきました。

今日の話題は、その取得予言だけではありません。
教員こそ取ると役に立つ、という資格を紹介しようと思い記事を書いています。意外な資格だと思いますが、きちんと理由がありますので読んでいただけると嬉しいです。

結論から申し上げますと、おすすめする資格は秘書検定です。

読者の方によっては、こう思われるかもしれません。

「秘書検定って、OLさんが取るものでは……」
「Youtubeで、あまり役立たないって言ってた」
「もっと他に取る資格ってあるんじゃ……」

その意見もごもっともだと思いますが、おすすめするには理由があります。
いくつか見出し別に理由を述べます。

1.教員組織と会社組織は全然違うから

  • 教員は、分掌はよくわかるけれども部署はよくわからない。何部に行ったら必要書類が手に入るのか?よく知らない。

  • 営利企業の基礎知識をよく知らない。税金や小切手、生産管理などわからないことだらけ。

  • 例えば:専務と部長と課長、誰が偉いのかよくわからない。

色々書き出してみたのですが、読まれている方にとってはどのように感じますでしょうか?教員にとっては、営利企業の秘書に限らず社員さんが常識的に知っているようなことですら、触れないことが多いです。
ただ、それには理由があります。学校組織は俗に鍋蓋型と呼ばれ、管理職を筆頭として多くの教諭が平たくその下に位置づけられているのです。
(副校長や主幹教諭などの例外もあるかと思いますが)

私は勉強してみると「一般的な会社ではこの書類は総務部が管理するのか」「部長と課長の仲が悪い場合、どうすればいいのか」「お断りを入れる場合にはどのようなことを気をつけるのか」など、意外な点が気になって楽しく勉強できました。違う組織の概要について知ることは大切だと思います。

2.人の心の機微について、慣れや勘で対応してしまうから

教員は、先輩や管理職から教わった技や、自分が学生時代にうまくいってきた方法でコミュニケーションを乗り越えてしまおうとする悪癖があると私は思っています(多くの人がその傾向にある、という程度です)

  • 説得するとき

  • 注意を受けたとき

  • お断りを入れるとき

  • 業務報告をするとき

上記の場面でみられる細かい技は、会社や研修で学べたら良いのですが、なかなかポイントを抑えた教員は少ないように感じます。
秘書検定は役立たないとよく言われておりますが(いわゆるTier表などでも下位に属することが多い?)私はそうは思いません。
業務上使えるテクニックが、テキストで体系的にまとめられていて数千円と考えると安いのではないでしょうか。

3.知らずに過ごしてきた、忘れている常識を教えてくれる人は少ないから

実際にテキストを手にとってもらうとありがたみがわかります。
例えば会議の回し方、資料や名刺の保管について、郵便の出し方について、敬語の適切な使い方、などなど……
教員が教わらないこと、なんとかなっちゃうこと、今さら聞けないこと、山ほどありますよね。
この記事を書いていて、見直すと「ここに載っていることがすべてスマートにできる・使いこなせる大人でありたいものだ」とよく思います。

4.男性も秘書検定に挑戦しよう

私は会場受験して取得しました。そこで驚いたのは、会場が女性ばかり。
最初に書いたとおり、OLさんが取るもの、と男性側も女性側も思っているのでしょうか。
ちょっと熱を込めて持論をぶちます。
資格は、この性別がとるものだとか就職に役立つからだとか俗な理由で取るものではないと思っています。

欲したから、人生の深みになるからとるのではないでしょうか。
教員は、授業さえできればそれでいいのでしょうか。
教員は教員で、組織の一員として優れた働きをする方がたくさんいます。
その一方で、「開かれた学校」の実現と程遠い「閉ざされた学校」「閉ざされた環境の教師」もたくさんいると思います。
男性も、「秘書」の語にこだわらず、社会常識の検定だと考えてぜひ秘書検定に挑戦すると良いと思っています。
資格の難しい点は、名称やイメージが受験者の幅を狭めてしまうことですよね。いいですよ、秘書検定。なんと、3級と2級では扱われる範囲は一緒です。(問題の難易度が違います)。テキストを買って電車の行き帰り、カフェなどで勉強。いかがでしょうか。

今日はいち資格オタクの目線から色々と語らせていただきました。
とはいえ、何十と資格を持っている方には遠く及びません。
noteの執筆だけにとどまらず、努力を続けたいものです。

アラン


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