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結局自分って何者? 自分のスキルをザックリ可視化してみた

近年、デザイナーのキャリアが多様化/その境界が曖昧になってきていると感じています。現代社会の課題は従来グラフィックデザイナー/プロダクトデザイナー/UIデザイナー等と呼ばれていた領域の中だけで解決できる問題ではなく、もはや領域を横断しながら総合的に取り組む必要が出てきているのかもしれません。

以前参加した三菱UFJ信託銀行×Goodpatchのセミナーで話をしてくださった三菱UFJ信託銀行さんのデザイナー、伊藤さんはUIデザインはもちろんのことデザインによる社内の変革活動を企画したりと、「デザイナーって何なんだろう…?」とご自分で言ってしまうほどの多様な仕事ぶりでした。

セミナーレポートはこちら↓

母校の多摩美術大学では、数年前に「統合デザイン学科」という新学科ができました。世の中に存在する様々な課題や生活の中での気づきから分析し、最適なカタチに仕上げていく、プロジェクトベースで横断的にデザインを学ぶ学科です。学科ができた当初は正直「よくわからない学科だな…」と思っていたのですが(すみません)、今の世の中の流れを見ていると必然だったのかもしれません。


自分は何ができるデザイナーなのか?

そんな中、ふと「自分って何デザイナーなんだろう?」という疑問が湧いてきました。会社では「UIデザイナー」という肩書きで、携わっている製品もUIデザインを担当しています。しかし、実際の業務をふり返ってみるとどうもそれだけじゃない気がしてくる。グッドパッチさんが解説されているデジタル領域のデザイナーのキャリア図解を見ると、自分の周囲にはこれだけのキャリアがあることが分かります。

デザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner」より引用


うん。めっちゃ多い。


これだけキャリアが増えている中で、自分って結局何ができるのかが気になったので、それぞれについて自分の習熟度を3段階で評価、可視化を試みました。3段階のレベル分けは以下の通り。

【 Level:☆☆★ 】概要を話せる
そのキャリアでどういうことをするのか、知識は持っており他の人に話せる段階。

【 Level:☆★★ 】デザインワークに活かせる
そのキャリアにおいて必要な知見やスキルを十分身につけ、デザインワークにおいて適切に扱える段階。

【 Level:★★ 】一晩語り明かせる
延々と語れるほどの知見やスキル、経験がある段階。本当に一晩語れるかは重要ではありません。「〇〇だったら一晩イケる!」と思えるかどうかが大事です。個人的には、この辺のレベルに来て初めて肩書きとして名乗れると思っています。

上記のレベル分けを元に、自分ができることを図にしてみたのがこちら。

思いつきで自分が得意とするキャリアを中央に集めてみつつ、関連するものを近くに置きつつ、ザックリと。

いざ図にしてみると、自分がどこに軸足を置いているのか分かるような、自分にとって何が足りなく、どこを強化していけばいいのか分かるような…
その一方で、この辺の領域って被ってるとこ多いよな、とか、どの領域も正直奥が深いし日々進化するものなので簡単には自分がどこまでできるのか評価できないよな、とか色々考えてそんなに図にする意味なかったかも?とか思ったり…

自分は何ができるデザイナーなのか、どうやったら上手く伝えられるんでしょう。結局分からずモヤモヤが増しただけなのでした。

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