読書記録「松本大の資本市場立国論」
著者:松本大
沈みゆく日本が日本のアイデンティティを残すためには,海外から日本への投資を促す仕組みづくりが必要である.
現状少子高齢化の進行する日本のGDPは長期的に見て下がることは必然.世界における経済的な重要度の低下はすなわち日本の国力の低下であり,国力の低下は世界から見た国としての優先度が下落を意味し,そうするとアメリカなどの同盟国が日本を守る価値が下がり,中国やロシア,北朝鮮といった脅威により晒されることになる.さらに,国として全体的に貧しくなると文化の育成や維持