ある日突然人の心が読めるようになった俺がクラスの女子の心を読んでみると...!?
クスクス...
〇〇:俺の悪口言われてるのかなっ...ボソッ
△△:お前いつも気にしすぎじゃね?笑
〇〇:だって小学校の時にちょくちょく陰口言われてたんだもん...。
△△:それは確かに不安にもなるな...。
△△:でも...
△△:お前って
△△:ハイスペックじゃん?
△△:だからお前の悪口じゃなくて...例えば...
△△:〇〇君かっこよくない?とか...
△△:〇〇君って勉強も出来て、スポーツも出来て欠点無さすぎじゃない?
△△:見たいなこと言ってんじゃない?
〇〇:いやいや...絶対ないって。笑
△△:いやいや笑
△△:仮にそうじゃなくても良い事言われてるっていう風に思ってるだけで気分良いし心も楽になるんじゃね?
〇〇:そういうもんか...。
△△:ポジティブに生きようぜ!!
〇〇:まあな。笑頑張ってみるわ。笑
〜〜
?:もしかして私達の会話って〇〇君の悪口だと思われてる!?
?:それはまずい...。
?:私たちは〇〇君の事が好きなのにぃー!!
=========================
〇〇:はあ...ポジティブに。かあ...。
〇〇:そう簡単にポジティブになれたら困んねえっつうの。
〇〇:相手の考えてる事が全て事細かく分かれば楽なのになー。
〇〇:そうすれば俺が好きな人がどう思ってるかもわかるのになー...。
〇〇:メンタリストでも目指そうかな笑
==========================
次の日の朝...
〇〇:はぁ...。今日も学校か...。めんどくせ...。
〇〇:まあ取り敢えず昨日言われた事試してみるか...。
〇〇:ってかやべっ!!もうこんな時間じゃん!!
〜〜
〇〇:はぁはぁ...あぶねぇ...遅刻するところだった...。
△△:おっ!〇〇じゃん!おはよう!!
〇〇:(んっ...?こいつ...言葉には出してないけど、珍しく遅刻しそうじゃん。遅刻したら少し面白かったのに笑って思ってるぞ...。
〇〇:お前今俺が遅刻したら面白かったのにって思っただろ...笑
△△:えっ!?何で分かったんだよ!!
〇〇:なんかお前の思っていた事が全部可視化されたというか...
〇〇:自分でも分かんねえんだよ...笑
〇〇:学校きたらいきなりこんなことになってたんだから...。
△△:まあ、お前にとっては好都合なんじゃね...?
〇〇:何でだよ...。
△△:だって、相手が何考えてるかわかるんだぜ?
△△:相手が自分に対して何で思っているかわからないから怖いんだろ?
△△:これからは相手がお前に対して何で思っているのか、何を考えているのかがわかるんだぜ?
〇〇:でも...
〇〇:みんなが俺に対して否定的な事を思っていそうで怖いんだよ...。
△△:大丈夫だから!!心配すんなよ!!
△△:お前は思ったより女子から人気あるから...!
〇〇:何でお前がそんなこと分かるんだよ...笑
△△:まあなんとなく...笑
〜〜
授業中...
〇〇:(まあなんかすげえ能力手にしたみたいだし、他の人が授業中に何考えてるか見てみるか...
クラスメイト1:(はあ...この授業まじでつまんない...。
〇〇:(それはそうだな...笑
クラスメイト2:(やべえ...めっちゃ腹減った...。
〇〇:(早すぎだろ腹減るの...笑
クラスメイト3:(△△君かっこいい...!!
〇〇:(おいあいつ、〇〇は思ったよりも女子から人気あるからって言ってたくせに、あいつが女子から人気あるじゃねえか...。
〇〇:(すげえ...!この能力!面白えな...!
〇〇:(この能力をさらに面白い事に使えねえかな...。
〇〇:(そうだ!!
〇〇:(このクラスには特に男子から人気な女子が何人かいるから、その人達と少し恋愛関係の話を吹っかけてみるか...笑
=============================
〇〇:美月さん?
美月:えっ!?どうしたの〇〇君?
美月:(やばい...!〇〇君が話しかけてきてくれた...!どうしよう///
〇〇:(すげえ動揺してるじゃん笑
〇〇:いきなりなんだけどさ...。
〇〇:美月さんって好きな人いるの?
美月:えっ///
美月:(好きな人からそんなこと聞かれたら照れちゃう///
〇〇:(えっ!?美月さんって俺のこと好きなの...!
美月:わ...私はいないかな...///
〇〇:へぇーそうなんだ...笑
〇〇:いきなりごめんね!
美月:う...うん///
美月:(もしかして私揶揄われてる...?
〇〇:(ごめん笑揶揄っちゃった...笑
〜〜
〇〇:(次は久保さんに話しかけてみるか...笑
〇〇:久保さん?
史緒里:何!?どうしたの?
〇〇:いきなりなんだけどさ...
〇〇:久保さんって好きな人いるの?
史緒里:好きな人いるよ?
〇〇:えっ!?教えてよ!
史緒里:えっ!?そんな〇〇君が好きなんてこと言えないよ...!
〇〇:えっ!?今はっきりと言ったよね?俺が好きって...笑
史緒里:えっ///あっ!やばい///言うつもりなかったのに///
〇〇:(この能力を使うまでもなかったな...笑
〇〇:ごめんねいきなり...!
史緒里:(気づいてくれたな///私の気持ちに///
〜〜
〇〇:次はあの人に...笑
〇〇:蓮加さん?
蓮加:何?
〇〇:いきなりなんだけどさ?
〇〇:蓮加さんって好きな人いるの?
蓮加:えっ!?い...いないけど...。
蓮加:(やばい///バレないように取り繕わないと///
〇〇:(バレてるんだよなぁ...笑
〇〇:へぇ...笑
〇〇:俺は知ってるよ...笑
蓮加:えっ!?
〇〇:俺のことが好きってこと...。
蓮加:///////
〇〇:急にごめんね...!
蓮加:どういう事?///
===========================
放課後...
〇〇:すげえ...クラスの人気者は全員俺のことが好きだったなんて...笑
?:〇〇君...!!
〇〇:えっ?
3人:今からちょっと時間ある?
〇〇:ま...まあ...。
===========================
3人:いきなりなんだけどさ...
3人:何でいきなりあんな事聞いてきたの?
〇〇:いや...本当になんとなくだって...
3人:いや、絶対に何かしらの理由があるはず...!
〇〇:もしかして...バレてた?
〇〇:理由があって聞いたって事。
〇〇:理由知りたい?
3人:うん!!
〇〇:俺今日突然人の心が読めるようになってさ...笑
3人ってさ、クラスの男子から人気なんだよね。だから俺に対してなんで思ってるのかを知りたくて、どうせだったら3人の好きな人を聞いてみようかなって...笑
3人:!?(私たち〇〇君にバレてたの!?
〇〇:そしたら...3人とも俺のことが好きで驚いたよ...笑
〇〇:俺も実はこの3人のうちの誰かが好きなんだよね...笑
〇〇:俺の好きな人は...
end
読んでいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?