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いつも久保ってる彼女に助けてもらう話。

ねえーー!また今日も久保ってるんだけど...。

本人の久保史緒里曰く、今日も「久保ってる」らしい。


「久保ってる」とは、久保史緒里らしい出来事の総称。「どうもついてない。大事な時に全力を発揮できない。影が薄い。幸も薄い。運が悪い。すべてをひっくるめたもの。」だと言う。

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〇〇:どうしたの?

史緒里:この写真でかけてる眼鏡あるでしょ?

〇〇:可愛いな...。この史緒里。

史緒里:今はそれどころじゃない!!

〇〇:ごめんごめん笑

〇〇:で?この眼鏡がどうしたの?

史緒里:無くしちゃったの...泣

史緒里:〇〇に買ってもらった物なのに...泣

〇〇:いいよそんな悲しまないでも...笑

史緒里:だって〇〇が買ってくれた物だったのに...。

〇〇:また俺が買うからさ。

史緒里:いいの...?

〇〇:もちろん!

史緒里:ありがとう...。


その後...

史緒里:(うぅ...何でよりによって〇〇に買ってもらった物を失くすんだろ...。

史緒里:(私ったら最悪だ...。

〇〇:(またいつもの時間だ...笑


恒例の、申し訳なさそうな史緒里を眺める時間。

〇〇:(すっげえ可愛い...笑

何故か癒される〇〇でした...笑


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1時間後...

史緒里:ねえ...?あそこの花瓶の葉っぱの緑色動いてない...?

〇〇:どういうこと...?俺には動いているようには見えないけど...。

史緒里:確認してくる...。

〇〇:うん。


確認してみると...。

史緒里:キャアアーー!!!

〇〇:どうした...?

史緒里:芋虫がいるぅー!!やだぁー!!

〇〇:まあまあ...笑そんな騒ぐなって...笑

史緒里:じゃあどうにかしてよー!!!!

〇〇:分かったから笑

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数分後...

〇〇:急に大きな声出したからどうかしたのかと思ったよ...笑

史緒里:ごめん...驚いちゃって...。あとお気に入りの花だったから少しショックで...


史緒里:しかも同じ日にこんなに災難があるなんて...やっぱり久保ってるよ...。

〇〇:まあ花も別に捨てるわけじゃないから大丈夫だよ笑

史緒里:うん...

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さらに2時間後...

史緒里:ふんふんふーん♪


謎の鼻歌を歌いながら飲み物を飲む...。


史緒里:よいしょっと。


座った時だった。


史緒里:あっ!!


手から滑り落ちたボトルは無常にもソファーの上に全て溢れる。

史緒里:うう...ソファーが...ソファーが汚れちゃったよ...(泣)

〇〇:どうしたの?史緒里って...あちゃー笑

〇〇:まあ...とりあえず拭こうか?笑

史緒里:うん...。

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拭き終わって...

〇〇:(また落ち込んでる...笑 まああれだけ1日に色々なことがあれば落ち込むよな...笑

史緒里:(こんなに運がない人っているのかなってくらい色々起こって辛い...。

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さらに2時間後夕食の準備中...

史緒里:(今日は〇〇に色々と迷惑かけたし助けてもらったからいつもよりも美味しいご飯作るぞ...!!

史緒里:今日は〇〇の好きな料理を作るからねー!!

〇〇:おっ!!楽しみだなぁ...!

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調理開始...

史緒里:ふんふーん♪


また謎の鼻歌を歌いながら食材を刻んでいく。

史緒里:よーし!食材は切り終えた...!ってあれ...?じゃがいも忘れてた...!


冷蔵庫からじゃがいもを取り出し...芽を取り始める。


史緒里:うんー...ちょっと芽が多いな...。取りずらいし...。


少し力を入れて芽を取ろうとしたその時...!


史緒里:あっ!!痛ーい...!!

なんとピーラーについているじゃがいもの芽をとる部分で自分の指の皮を抉ってしまったのだ...。

とてつもない激痛と、止めどない出血でパニックになり泣き出してしまった。


史緒里:うぅ...痛いよぅ...泣

史緒里:血も止まらないしどうしよう...。


そこに異変に気づいた〇〇が近づく。


〇〇:おい!!どうした?すげえ出血してるじゃん...。

〇〇:とりあえず少し痛いかもしれないけど水道水で患部をきれいにしてから、出血が止まらない場合は止血しよう。

史緒里:うん...泣

史緒里:ごめん...泣色々と迷惑かけちゃって...。

〇〇:気にすんな...笑今は自分の事を心配して?

史緒里:うん...。

〇〇:俺がご飯作るから史緒里は休んでていいよ?

史緒里:でも...

〇〇:怪我してる彼女に料理させるほど鬼じゃないから笑


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料理は無事完成...

〇〇:史緒里が元気になるように豪華なご飯作ったから。

史緒里:すごーい!!旅館の夕食みたい!!

〇〇:良かったテンション上がってくれて笑

2人:いただきます!!

史緒里:うーん!!♡美味しいっ!!

〇〇:ふふっ笑 喜んでくれて良かった...笑

史緒里:今日は今までで一番久保ってた日だった...。

〇〇:確かに色々ありすぎたな...笑

史緒里:本当に自分でも分からないぐらいに不運だった...笑

史緒里:でも...

史緒里:〇〇が何に対してもサッと助けてくれて、すごくカッコ良かった///

〇〇:ちょっと...急に褒めるなよ...。///

史緒里:照れてるー!珍しい笑

〇〇:うるせぇ///早く食うぞ...。


その後も2人で美味しくご飯を食べお風呂等を済ませ、色々と起こった1日が終了...。



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次の日...

史緒里:〇〇...?大丈夫...?

〇〇:うぅ...頭が...痛くて...体が熱い...。


なんと〇〇は珍しく風邪をひいてしまった。

史緒里:私が昨日色々と迷惑かけたからだ...。

〇〇:史緒里の...せいじゃ...ないから...安心して...?

〇〇:史緒里が元気...じゃないと...もっと...元気なくなっちゃう...。

史緒里:ありがとう...気を遣ってくれて。なんかして欲しい事があったら、私に言って...?

〇〇:うん...。

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〇〇は就寝中...

史緒里:何か簡単に体に入れられるものだったり、冷えピタとかの医療品を買いに行ってこよう...!

史緒里:その前に...

史緒里:〇〇は寝てる...。

史緒里:いつもはこんな事しないけど...


史緒里:大好きだよっ...!ボソッ

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買い出しに向かう途中に転んだのはここだけの話にしといて帰宅...。

史緒里:しれっと今日も久保ってたけどそれどころじゃない...。

史緒里:〇〇ぅー?

〇〇:うぅ...何...?

史緒里:何か食べれたりする...?

〇〇:とりあえず...大丈夫...。

史緒里:分かった...!起こしちゃってごめんね.,?


史緒里:どう考えても私が悪いよね...。

史緒里:やっぱり私が昨日あんなに迷惑をかけたから...。


そんなことを考えていると気づけば夢の中へ...。


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気づけば夕方が近づいてきた頃...。

史緒里:やばい!!気づいたら寝てしまっていた...!

史緒里:〇〇の体調を聞きに行かないと...!

史緒里:〇〇ぅ...?

〇〇:何...?

史緒里:体調はどう...?後何か食べれそう...?

〇〇:大分良くなってきた...笑

史緒里:なら良かった...!

〇〇:何か胃に優しいものが食べたい...笑

史緒里:任せて!!


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史緒里:美味しいの作っちゃうぞ...!

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そして完成...!

史緒里:できたよー!!

史緒里:胃に優しいものって言ったからお粥だけど大丈夫?

〇〇:史緒里が作ってくれたものならなんでも嬉しいよ...。

史緒里:もう..///元気ない時でも私にそんなこと言うの...?///

〇〇:好きなんだから言うよ...///

〇〇:いただきます。

心配そうな顔で〇〇の方を凝視する。

史緒里:どう...かな...?

〇〇:おいしいよ...?愛情こもってて。

史緒里:///


終始〇〇に照れさせられる事になりました...笑


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気づけば夜中...

〇〇:今日は色々とありがとね...。

史緒里:うん。こちらこそいつもありがとう...!

2人:おやすみ。


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次の日...

史緒里:おはよう...体調は...?

〇〇:うん。良くなったよ!

〇〇:史緒里が色々としてくれたからだよ...。

〇〇:ありがとう。

〇〇:もっと好きになっちゃった...笑

史緒里:私も大好きだよっ!!


2人の愛情はこの二日間でより深まりました...笑



Fin



ラギさんの企画作品。今回はラギさんの推しメンである久保史緒里さんで書かせていただきました。
読んでいただきありがとうございました。

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